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考えるヒント (文春文庫) 山下洋輔の文字化け日記 (小学.. 男の作法 (新潮文庫) 羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十.. パイロットフィッシュ (角川文.. 邪魔〈上〉 (講談社文庫) ななつのこ (創元推理文庫) 神々の乱心〈上〉 (文春文庫) 麺道一直線 (新潮文庫) Story Seller (新..

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考えるヒント (文春文庫)

[ 文庫 ]
考えるヒント (文春文庫)

・小林 秀雄
【文藝春秋】
発売日: 2004-08
参考価格: 590 円(税込)
販売価格: 590 円(税込)
考えるヒント (文春文庫)
小林 秀雄
カスタマー平均評価:  5
及ばない域
飾らない文章で、軽快に思考が展開されている。 しかし、どうしてこうも深く考えられるのだろう。 提起された問題も、彼の思考にかかれば 重要な問題に思えてくる。 今の自分にはどうしても及ばない 思考の域を感じることができた。
ザックバランな小林が味わえる貴重な書
普段は難解な評論を書く著者が、一般読者向けに"モノの考え方"を気儘に綴ったエッセイ。「メールツェルの将棋指し」と人工知能の関係から語り始める辺り、本書の性格を表している。本作品は好評だったようで、その後シリーズ化された。 一貫して述べられるのは、社会の巨獣性、社会の通念・イデオロギーを疑う"常識"の大切さ。文学に対する率直な思惟。時代は変れど、変らぬ人の心。機械・効率よりも心性が大事。論理を弄んでいるように見える著者が、実は現実を重視している事が窺える。「**」主義と言う固定観念を唾棄している事も分かる。「平家物語」、「ヒットラー」を語る辺りでは、いつもの思想論・文学論の香りがするが、概ね平易な表現を心がけているようだ。「姿ハ似セガタク、意ハ似セ易シ」等の逆説的言辞も味わえる。「福沢諭吉」の章は、詳細な論考で福沢の明察振りを浮き彫りにして秀逸。後半1/4程度は、主に自然・伝統を題材にしたエッセイになっており、これもまた一興である。特に「青年と老年」が面白かった。最後に「ネヴァ河」と題して、ドストエフスキーについて語る。 これらが、ポー、ソクラテス、プラトン、サルトル、井伏鱒二、本居宣長等を自在に引用して語られる。小林氏は読者の理解を深めるため、大事な箇所はワザと分かりずらく書いたと言われるが、個人的には本書のような素直な物言いが好きである。しかし、「のらくろ」の田河水泡氏が著者の義弟とは驚き。文士劇への言及等気取らない著者の姿が垣間見られ、小林秀雄の入門書として格好の本ではないかと思った。
なぜ、小林秀雄は乗り越えられないのか。
 小林秀雄の批評スタイルは、ある作品を前にしてその形式や歴史的意味ではなく、その作者の美意識や人間そのものを語ろうとするものである。勿論、会ったこともない故人達(=ソクラテスやドフトエフスキー、福沢諭吉にヒットラーまで!)の心理なんて客観的に判別することは不可能であり、「私はこう見た」という自分の思い込みと鑑識眼を特権化したスタイルであるともいえる。実際、「こう見た」という単純な結論をグルグル迂回しながら書くので、美文ばかりが読む者の頭を流れて、内容はあまり記憶に残らない。しかしこれは、何度でも読んで楽しめるという思わぬ効用を読む者に与える、ということだ。  下手な人間がやると嫌味にしかならないこのスタイルは、多くの模倣者を生んだが、後継者は生まなかった。それは、小林の批評家としての眼が卓越していたからである。宣長を論じながら殆どソシュールみたいなことを書いている「言葉」、フロイディズム批判と(武田泰淳的)司馬遷観が力技で錯綜する「歴史」、現在流行しているアニメ論と較べても卓越したディズニー分析である「漫画」、など本書所収のエッセイには読み応えのある内容のものが多い。  「世間は新事件と新理論を捜していて、青年なぞ必要としていないのではなかろうか」 (=ヨット好きが高じて太平洋単独横断を敢行した堀江謙一に対し、何千回も「なぜ、こんな冒険を行ったのか」と繰り返し聞く世間を評して。「青年と老年」より)  こんな名フレーズが満載のこれらのエッセイは、40年経っても全く古くなっていない。なぜなら、小林が書こうとしていたのは、人間が普遍的に持っている、何百年経ってもそう簡単に変わらない性質のものばかりだからだ。そして、彼が名人芸で書き出す普遍性というものは実際に結構的を得てしまっているだけに、単に新たな批評スタイルによって表層的に乗り越えられるものではない。そんな試みは文芸批評という死に絶えて久しいジャンルで細々と行われ続けられるだろうが、もはや陽の目を見ることは決してないだろう。なぜか。小林秀雄の文明批評が既に古典に成りかけているからである。そして、古典というのは常に新しい。
質の高い教養
日本屈指の批評家、小林秀雄。 国語の試験などで取り上げられることも多いので、そちらでご存知の方も多いのではないかと 思います。 他のレビュアーも指摘していますが、「世の中の出来事に興味を持ち、深く考察をしていく」事に興味がある方向けです。 エッセイ風の書き出しから、核心に迫る筆はさすがです。 質の高い教養を得ることができる 名著です。
ヒントを生かす
本書は、読者に新鮮な視点を提示する「考えるヒント」、 それより、もう少し軽い感じの「四季」、 最後にソヴィエト紀行の三部で構成されています。 江藤淳の解説に 「読むほどに、かつてないようなかたちで、精神が躍動しはじめるのを感じておどろくにちがいない」 とあります。言い得て妙だと思います。 なるほど、この本で提示されているのは「物事を考え抜いた上で捕らえた視点」。 その視点から物事を眺めれば、どんなことでも新鮮に映ります。 粋で清冽な人柄を感じさせる文体に引き込まれます。 今でもこの巨人を崇拝する知識人が多いのも納得できます。 読んだことがない人はもちろん、受験時代に読んでしまった人も再読することで 得ることが多い、おすすめの作品です。 堀江謙一の「太平洋ひとりぼっち」と岡潔の「春宵十話」が取り上げられているのが 個人的にはうれしかった。

山下洋輔の文字化け日記 (小学館文庫)

[ 文庫 ]
山下洋輔の文字化け日記 (小学館文庫)

・山下 洋輔
【小学館】
発売日: 2009-06-05
参考価格: 590 円(税込)
販売価格: 590 円(税込)
山下洋輔の文字化け日記 (小学館文庫)
山下 洋輔
カスタマー平均評価:  5
やはり面白かった
ジャムライスのホームページのほうで、文字化け日記という最近の連載を知りまして、10年ぶりヤマシタエッセイということで、新刊をさがしていてもないわけです。文字化けのタイトルからそうで、インターネット上で読まれるのにピッタリといった間合いで、絵文字文化的ぎゃぐが、そこここに埋めこまれてるのに興味津々。 山下洋輔近著をパラパラとみてみると、集英社の「ドバラダ乱入元年」が、小説ドバラダ門のその後を補足したエッセイという体裁をとりながら、さりげなくすごいネタというのか話題が練り込んである傑作小説といっていいものにみえた。 それで、山下洋輔ニューヨークトリオのニューヨークの日々や面白ネタをえがいた「風雲摩天楼まてんろう秘帖」、演劇の鴻上尚史氏らとニューオリンズからジャズの源流をたずねてセントルイス、カンザスシティと地元のミュージシャンと演奏しながら旅していく「アメリカ乱入事始め」も読みなおしてみたい。 「エッセイ・コレクション」に収録されている、ピアノ弾きよじれ旅、跳んだ、ピアニストを笑え、ピアニストにご用心、など名作の(ピアニストを二度笑え、手を出すな、は未収録)60年代からのヨーロッパツアーやジャズフェスティバルで、ジャズの即興や演奏場面を文章化した的確で刺激的な描写の興奮は、異常活字愛好者のミュージシャンによる奇跡的記録。そして爆笑ネタの飛躍していく型にハメラれたら、身をよじらせるしかない。ハードボイルドタッチの東西ヨーロッパ演奏旅行記には、抒情的で感動的な場面もあり。

男の作法 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
男の作法 (新潮文庫)

・池波 正太郎
【新潮社】
発売日: 1984-11
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
男の作法 (新潮文庫)
池波 正太郎
カスタマー平均評価:  4.5
今でも十分通用する
書かれた時期は昭和50年代ということで一昔前の感じがしますが、内容的には今でも十分通用すると感じました。 男としてどのように振舞うべきかということが場面ごとに述べられており、分かりやすかったです。 筆者独特の言い回しでが心地よく感じてきて、さっと読んでしまいました。
人間の作法
この世の中は元々矛盾を含む、ということを前提に、 どうすれば皆が幸せになれるかを示している。 人間は機械ではなく心があるのだから、各個人が世の中や他人のために ほんの少しでいいから貢献するという気持ちさえあれば、大抵うまくいく。 そのためには、規制で縛りあげ、心の余裕を無くさせる様なことをしてはいけないが、 現実はそうなっていることを嘆く。 便利になり過ぎることは、色々なことへ神経を使わなくなることにつながり、 人間を鈍感にさせる。 それが世を乱す原因になると警鐘を鳴らす。 「人間は死ぬ」ということを意識することで、常に真剣に生き、人間を磨くことができる。 現代人に欠けていることだと感じた。 全体を通して、人間同士の心配りが大切だと感じた。
粋。
『食べ物』『衣服』『人間関係』その他、 様々なテーマについての男の作法が書かれています。 『語り調』で書かれており、 読み進めていくにつれて、 著者の日本男児としての“粋”な人間性を感じます。 現在の視点からは、 少しずれていると感じる部分もあるかもしれませんが、 大部分は不変的なもののような気がします。 これからの人生に、 大いに参考にさせていただきます。 家を建てるときは『引き戸』にしようかな・・・。 評価は星4つです。
昭和の文豪らしさが香るエッセイ。
やや居丈高なきらいはあるものの、昔ながらの親父さんの説教と言う趣で読むのも悪くない。 日常に役立つ薀蓄や、現代人的心の有り様まで、すべからくずばりと切り込んで行く。 その姿はちょっと微笑ましくもあり、同時に羨ましくもある。 こんな親父になれれば理想かもなとぼんやり思った今日この頃。 滋味に溢れた文章がすっと心に響く快作であると自分は思えた。 追記:日常での着物の着こなし方までフォローしているのはおそれいった。 流石は時代劇小説の大御所である。
自分流の”基礎”にしたい考え方です
男の教科書。 大学生入学時に読んでおくべきだった。 ある程度の年齢の方は素直な気持ちで読みましょう。

羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇 (文春文庫―現代日本文学館)

[ 文庫 ]
羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇 (文春文庫―現代日本文学館)

・芥川 龍之介
【文藝春秋】
発売日: 1997-02
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
羅生門 蜘蛛の糸 杜子春 外十八篇 (文春文庫―現代日本文学館)
芥川 龍之介
カスタマー平均評価:  4
短編だけど
『くもの糸』が好きです。5ページ位しかないけどしっかりまとまっていて読みやすいです・・内容は可哀想だけど・・・あと実は絵本であるんですよー・・小説が苦手な人は絵本でー
芥川龍之介という人の並々ならぬ技量がわかる。
この作品を初めて読んだのは中学生くらいの時だっただろうか。 当時、「羅生門」が黒澤明監督の出世作だとは聞き、是非、映画を見る前に、原作を読んでみたいと思ったのが動機だったが、当時は、どの作品も、正直、あまりにも物足りなさを感じた。 だが、最近、年を取って、改めて「羅生門」を読んでみたところ、まるで別の作品であるかのように、登場人物の描写一つ取っても活き活きとしており、見違えるほどだった。 これほどに、読み手の世代が変わると、当時とは違って見える作品も珍しいのではなかろうか。 もっとも、これには、以前、一度、見ていたことで、簡単なストーリーは頭にあったことも影響したのだろうと思う。 賊と女と夫・・・。 現実はあまりにも醜く、そして、一層、現実的である。 中でも、賊と女はともかく、死んだ人間の供述を表現するのに霊能力者を使うというのは、まあ、現代よりは発想しやすかったのだろうが、芥川龍之介と言う人の手腕には並々ならぬ物を感じた。 普通であれば、ここは夫も死なずに証言出来る程度の重傷くらいで止めるか、もしくは、証言自体を削り、証言出来ない無念を表現するかであったろう。 他にも、蜘蛛の糸、杜子春ほか、よく知られた作品ばかりであるが、ただ、もう少し、現代的に直せば多くの人により親しまれるようにも思う。
これはお得!!
「値段がこれでは、中身は大したこともないだろう」 と、最初に買った際は高を括っていました。 しかし、実際読んでみると、かなりの肉厚で、値段に反する満足感が得られました。 ただ、文辞が難解過ぎるのが少々気になりますが、その点は我慢する他ないのかと思います。
これはお得!!
「値段がこれでは、中身は大したこともないだろう」 と、最初に買った際は高を括っていました。 しかし、実際読んでみると、かなりの肉厚で、値段に反する満足感が得られました。 ただ、文辞が難解過ぎるのが少々気になりますが、その点は我慢する他ないのかと思います。

パイロットフィッシュ (角川文庫)

[ 文庫 ]
パイロットフィッシュ (角川文庫)

・大崎 善生
【角川書店】
発売日: 2004-03-25
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
パイロットフィッシュ (角川文庫)
大崎 善生
カスタマー平均評価:  4
過去と現在をめぐる静謐な物語
41歳の僕と19年前の僕は同時進行で様々な人物と触れ合う。多くの記憶が蓄積されていく。淡い映像が浮かんでくるような、静かできれいな物語。過ぎ去った青春の日々への哀愁を心の中に消化して前向きに受け止めて生きていく。素敵にここちよいお話でした。
村上春樹を知ってるか否かで評価が分かれる
自分自身、読んでいて、主人公の生き方が、村上春樹の一連の作品に登場する「僕」と 重なって仕方なかったです。村上春樹に思い入れがある人が読むとこの小説はとても低俗 で安っぽく思えてしまう。
閉じた世界。
どこがツボというわけでもないのだけれども、ラスト近くになると泣きたくなる小説。 好意的に言えば巧く纏まっているストーリーであるが、その纏まり具合が、逆に現実味を損ねているとも言える。 詰まり、登場人物以外の存在しない世界を思わせるほどに、遊びと言うか、余裕と言うか、無駄と言うか、そういった部分が無いのが嘘臭く感じられる。 文章は全体的に淡々としていて、万人に読み易そう。
不自然
ユキコと五十嵐の関係やカナの正体、主人公と恋人との出会いなどなど、所々が唐突過ぎて正直「えー」と口に出してしまった。人との関係性が希薄描かれてる。また、そこに肝心な人物の心情を表現するものも足りないからだと思う。人は記憶から逃れられなく、積み重なる記憶によって作られていく と言いたい事はとてもよくわかるが、この小説の作りは…。最後の1ページでちょっと泣けてしまったのは、今も交流のある元彼という現実を思い出しただけであり、小説事態に感銘受けた訳ではありません。
記憶に見る理想と現実
「もしもこの愛が本当に本物ならば、この世界のどこかできっとまた巡り合うはず。」 そんな思いをもって別れを経験したことがある人なら この作品には心の琴線に触れる部分が沢山あると思います。 何年経ってもふとした時に思い出すあのころの感覚。 もう2度と戻れないけれど、過ごした時間の一つ一つが今の私を作っているようにあの人の人生にも私との記憶が存在し続けているのかな。 「人は一度巡り合った人と二度と別れることは出来ない。なぜなら人間には記憶という能力があり、否が応にも記憶と共に現在を生きているからである。」 あの人は今どうしているのだろう。

邪魔〈上〉 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
邪魔〈上〉 (講談社文庫)

・奥田 英朗
【講談社】
発売日: 2004-03
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
邪魔〈上〉 (講談社文庫)
奥田 英朗
カスタマー平均評価:  4.5
絡み合う人間模様とミステリー
「サウスバウンド」読んで奥田作品好きになり読みました。 前半はやや単調、下巻に入って、いろいろと物語が展開してくる感じで、 後半部分は一挙に読めました。 ミステリーと人間ドラマを織り交ぜた、 そつないおもしろ作品に仕上がっています。 ただややインパクトに欠けるかなと思い、 星4つにしました。
及川恭子の追い詰められ、転落していく様
上下巻合わせておよそ800ページありますが、早くページを進めたいという気持ちになります。 140ページあたりに記載されているあるハイデックスの火災事故が起きてから、少年の渡辺裕輔、警官の久野薫、火災事故の第一発見者及川茂則の妻でパート勤めをしている恭子それぞれの喜怒哀楽の人間劇場が始まるといったところだろう。犯人捜しよりも、それぞれの登場人物の人間ドキュメントを味わってほしい。特に、及川恭子の追い詰められ、転落していく様は本書の見ものである。 上巻でいえば、久野が渡辺裕輔らを骨折に見舞ったことや花村を尾行していたのがばれたことが下巻までつきまわることになる。
転落と復活の群像劇
ありふれた日常が足元から崩れ、あれよと言う間にドン底まで転落して行く女と、全てを失った状態から緩やかに復活する刑事の物語です。 面白いと思ったのは本作のタイトルが指し示す通り、登場人物たちが悉く邪魔しあい、ともするとありがちで単調になりそうなストーリー展開に鮮やかな彩を加えている点でした。おそらく登場人物の誰かが──たとえばそれは本庁から出向いてきて面倒くさい要求をするキャリア組の刑事でも、スーパーの休憩室で怪しい水やら野菜を同僚に売って回る妙なおばさんでも、または優しさや安らぎの象徴のような、あの素晴らしい義母にしても、一人が欠けただけでこの物語は、味わい深いあのラストシーンに辿りつけなかったように思います。 改めて、物語の本質は「関係」にこそあるのだな、と実感しました。 良書です。お勧めです。
実人生の世界
とにかくリアルすぎて怖いくらいです。(作者の文章力がすごすぎ) かんたんに引き込まれました。(幸せ?にひたれます) 義母の件は ? ですが。 一読おすすめします。「最悪」注文しました。たのしみです。
「最悪」を読む前に読むべし
どうしても、「最悪」との比較になってしまうが、 「最悪」のほうが文句なしに面白い。 この作品とて、決して面白くないわけではなく、むしろ標準以上の出来と思うが、 私は不幸にも、「最悪」を先に読んでしまったため、上記のような感想しかもてなかった。 これを読んだのは、もう5年近く前だが、 作者がこんなにBIGになるなんて、思いもよらなかった。

ななつのこ (創元推理文庫)

[ 文庫 ]
ななつのこ (創元推理文庫)

・加納 朋子
【東京創元社】
発売日: 1999-08
参考価格: 546 円(税込)
販売価格: 546 円(税込)
ななつのこ (創元推理文庫)
加納 朋子
カスタマー平均評価:  4.5
読んでいる途中で腹が立ってきてしまいました
ちょっと文章の上手い素人が調子に乗って書いたような本だ。というのが正直な感想です。 適当に子供向けの絵本みたいなありそうもない日常のエピソードを書き、最後は謎解きとも言えないような勝手な謎解きでオチをつける、という雑な話がいくつも続き、よっぽど途中で読むのをやめようかと思いました。 小学生のころだったら、楽しく読めたかもしれません。
seven wonders in daily life
ファンタジーのようなミステリーのような不思議な小説、「ななつのこ」に心魅かれた短大文学部在学中の入江駒子が、その作者佐伯綾乃に生まれて初めて送ったファンレターがきっかけに、二人の間に文通が始まる。 駒子の手紙には、彼女の身の回りで起こった不思議な「事件」が書き添えられていたが、綾乃からの返書には必ず、鮮やかな推理と解決が記されているのだった…。 テレ朝の深夜ドラマ「てるてるあした」の原作者、加納朋子のデビュー作にして、第3回鮎川哲也賞受賞作。同名の小説中小説である「ななつのこ」の7つのお話を「お題」として謎が展開する短編7つから成る連作長編。 加納朋子自身が、北村薫の「私」と円紫師匠シリーズへのファンレターとして書いたらしいが、確かに、日常の謎(殺人や誘拐などではなく)を素材にしている点、主人公が女子大生(文学系)である点、探偵役がいわゆる安楽椅子探偵である点、連作を通じて結果としてビルドゥングスロマンとなっている点等で、北村作品へのオマージュとなっている。 7編中一番読ませるのは第6話の「白いタンポポ」。小説内小説である「ななつのこ」では第7話に当たる(らしい)『明日咲く花』の謎解きとシンクロして話が進むのだが、それぞれ、花の色に関わる謎を片や文学的に、片や科学的?に鮮やかに解決して見せる。物語としての面白さもこれが一番と思う。
ほのかなノスタルジー
 いろんな読み方ができる本だと思うけれど、「人が死なないミステリー」とか、「日常の中のミステリー」とかいうジャンル立てをしてしまうと、この本の楽しみは減るような気がする。  連作短編で、それぞれの話に決着をつけつつ、散りばめられた伏線が、最終話でまとまって、全体として一つの長編としても読める、という構成も確かに見事だが、その点だけに目を奪われてはいけないように思う。  この本の魅力は、主人公の駒子さんの、しっかりしているようでふわふわとした、夢見がちのようで現実も忘れていない、やわらかい存在感が支えているのではないかな。  駒子さんと友人たちとの、自然体のユーモアがただよう学生生活には、現代には存在しないような、でも、ほんの少し前に自分が体験し、あるいは目撃したような、不思議な既視感がある。  そういう「ほのかなノスタルジー」とでも言うべき雰囲気が、作品全体をシアワセなものにしている。これが1992年の作品で、現代から見て微妙に過去だということは、本質的ではないだろう。書かれた当時からこの「ノスタルジー」はあったはずだし、10年後に読んでも変わらないはずだ。  その雰囲気の中で、駒子さんが体験する日常の謎が、作中の「ななつのこ」という童話の話と微妙にオーバーラップし、最後に童話作家からの手紙によって、たぶん正解の「謎解き」がされることで、静かな感動が心に広がるのだと思う。  謎解きの部分は、文句なしに論理的で、雰囲気に流された解決でないところも素晴らしい。最終話で話をまとめるために、各話の結末を曖昧にした部分もあるし、謎解きの手紙の主が、駒子さんの手紙だけで推理していない「ルール違反」もあるが、それは、この作品に関しては欠点とは言えないだろう。
何度も読み返したくなる、ほのぼのミステリー
連作短編集の名手、加納朋子のデビュー作。 彼女の作品は、連続殺人とか世間の注目を集める大事件などではなく、日常のささやかな謎を読み解く作品が大半を占める。実際、彼女の作品で殺人が起きるのは、推理作家協会賞(短編部門)受賞作の「ガラスの麒麟」ぐらいではないでしょうか? 本書はとくに、主人公の女子大生・駒子が天真爛漫というか、とぼけた味のキャラクターで、作品全体が明るく読みやすく、その中でもとくに「白いタンポポ」という短編がとても味わい深いです。
優しいミステリーがあるということを、初めて知った...
今まで謎解きにワクワクするミステリーや展開にドキドキするミステリー、恐ろしいミステリーなどは数々読んできた。中には悲しいミステリーというものもあった。そして、優しいミステリーというものがあるということを、本書で初めて知った。 本書には、ミステリーの中では当たり前な殺人事件とか暴力的なシーンなどが一切なく、まさしく女子大生の日常生活を普通に描いているだけである。その普通の日常の中に、つぶさに観察するとささやかなミステリーが隠れている、というのが本書である。 だから本書を読むときは、本格ミステリーを読むときのように気合を入れて「よし、見事に謎を解き明かして見せよう」などと意気込まず、気軽に物語を楽しむのが良い。そうすると、作者が描き出す日常の中の優しいミステリーに、ごく自然に向かい合えるのである。 その作者が描き出す7つの優しいミステリーの中でも、主人公・駒子と真雪という女の子のサマーキャンプでの交流を描いた『白いタンポポ』という話は、ミステリーとしても物語としても秀逸である。

神々の乱心〈上〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
神々の乱心〈上〉 (文春文庫)

・松本 清張
【文藝春秋】
発売日: 2000-01
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
神々の乱心〈上〉 (文春文庫)
松本 清張
カスタマー平均評価:  4
松本清張の帝都物語?
最近のテレビドラマ(黒革の手帳、けものみち)で松本清張に興味を持ちいろいろと詠み始めました。 社会派推理作家と呼ばれていることを知っていたくらいで、なんとなく社会の底辺を行くような暗いイメージがあったのですが、すぐれた作品が多いのに今更びっくりしています。 が、清張の最後の未完の作品であるこの小説は異色です。 皇室に仕える女官が通う謎の組織、由緒ある神社の子女の自殺、巫女の素質がある家系の末裔の女性、皇居で起きるホラーめいた異変、舞台は満州国に移り・・・なんだ、なんだこれは?荒俣の帝都物語じゃないのか?と思うほど非現実的に物語は進行し「本当に松本清張!?」と思ってしまいました。 帝都物語が好きな人なら間違いなく気に入ると思います(笑)。 それに探偵の役どころを演じる旧華族の次男坊、萩園泰之がいい味を出しています。 教養と知識があるのに飄々として気取らず、大事な場面で冗談ぽく義太夫を口ずさんだりして、京都の芸妓出身である若い奥様を赤面させたりします。 あの時代にしては大変な愛妻家で男性としても魅力的。 このあたりの粋なユーモアも、とても松本清張らしくありません(笑)。 この人を探偵役にしてシリーズを書いてほしかったと思ってしまいました。 最初に思いっきりかきたてられた「この謎はいったいどこへ向かうのか??」という好奇心が、ラストに向かうにつれて「なんだ、ただそういうことだったのか」とやや盛り下がってしまうのが残念ですが・・・(ネタばれになるので書きませんが)。 未完とは言え、詳しい解説もついているので、結論はだいたい想像できるようになっています。 清張の異色作と言えると思います。
清張未完の大作
一人の若い女性、幸子を死に追いやったのではと自責の念からつい捜査に走ってしまう特高の吉屋第一係長。不思議な破軍星紋の付いた通行証と半分に割れた鏡の追求が始まるのだが、女官の深町掌侍を姉にもつ華族の萩原泰之の存在が気にかかる。女官に仕えていた幸子の真の自殺の原因は何か。女官のしきたり、屈折した人間関係か、我々には、想像もつかない世界がそこには、詳しく描写されています。さらに、新たな第一、第二の遺体が発見され幸子との繋がりはあるのか。吉屋の行く先々に泰之がいた。自分には、複雑過ぎて難しかったです。関東軍、麻薬密売人、新興宗教、これらは、どう繋がるのだろうか。

麺道一直線 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
麺道一直線 (新潮文庫)

・勝谷 誠彦
【新潮社】
発売日: 2009-05-28
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
麺道一直線 (新潮文庫)
勝谷 誠彦
カスタマー平均評価:   0

Story Seller (新潮文庫)

[ 文庫 ]
Story Seller (新潮文庫)

【新潮社】
発売日: 2009-01-28
参考価格: 860 円(税込)
販売価格: 860 円(税込)
Story Seller (新潮文庫)
 
カスタマー平均評価:  4
「読み応えは長編並み」
伊坂幸太郎さんのお話が好きなので、購入しました。 「読み応えは長編並み」という売り文句には強く共感しました。 どの作家さんのお話も、読み終わった後に充実感がありました。 気持ちがしんみりしてしまったり(有川さん)、 手をたたきたくなったり(伊坂さん、道尾さん)。 伊坂さん以外の方は、この本で初めて出会いました。 新しい作家さんを発掘するにはもってこいです。 また、どれも読み易いですし、いろいろな味が楽しめますので、 普段あまり本を読まない人にもおススメしたいです。
色々なタイプの作品が楽しめます
一定のテーマを設けることはせず、現在の日本文学を代表する7人の作家が、それぞれのテーマで書いた作品を提供しています。 そのため、ありがちなアンソロジー物のような「全体としての統一感」はありませんが、色々なタイプの作品が楽しめるというメリットはあります。 ただし、作品によって好みや評価が分かれるとは思います。 個人的には、伊坂幸太郎・有川浩・本多孝好など、馴染みの作家と並んで、読んでみたいと思っていた道尾秀介・米澤穂信の作品が入っていたので、「新規開拓の入門書」としての役割は大きかった。 期待どおり、道尾さんの「光の箱」は面白かったです。 他の作品も読んでみようと思いました。 Story Seller 2も楽しみです!
短い中にも怒涛のストーリー
 表題作である、有川浩「ストーリー・セラー」の感想。  ただの雨降りの日だと思った。でもその雨粒は森の葉に受け止められ、樹表を伝わって地面に落ち、そして川の源流となった。初めはちょろちょろとした流れも、山を下るに従って水を集め、あっという間に大河になった。そして激流。岩をごろごろと巻き込みつつ、徐々にそれを丸く小さく変えていった先に待っているのは海…かと思いきや、断崖でぶっつりと断ち切られた。  一気に引きこまれて、唐突に突き放された。そんな感じ。  趣味で小説を書いている女性が、ちょっとしたアクシデントで初めての読者と出会い、商業作家となるのだけれど、思考すると死んでしまうという奇病に罹るお話。こうやって文章に表現すると陳腐に感じるのだけれど、実際に読むと、色々と自分の心にひだに引っかかるところもあり、一気に引きこまれてしまう。  この理由は、登場人物たちが現代社会をまさに今生きている、と実感させられるからではないだろうか。物語のためのウソは冒頭の一つだけ。他に起きる出来事は、身近に本当にあるかも、と思わせるものばかりで、そういった小さなホントの積み重ねが、物語のウソすらも現実的に感じさせてくれる。  「読み応えは長篇並」のコピーは伊達ではないと思った。
豪華なつまみ食い感覚で。
7人の作家さん、それも日本を代表する今勢いのある作家さん達ばかり。 久々に本多孝好さんの作品が読みたくて手にしたのですが、 一番のお気に入りになったのは、有川浩さんの作品でした。 短編集というよりは、もうちょっと読みごたえのある中編?という感じで 良くも悪くも、その作者さんの特徴がよく出ている作品ばかり。 アンソロジーとはいっても、特にテーマが決まっている感じではないので、 作品ごとに頭を切り換えないと、時々違和感を感じることもありますが、 でも逆に、テーマが絞られていない分 どんな人にも、ひとつはお気に入りが見つかるかもしれませんね。
伊坂幸太郎さん目当てで買いました。
僕の大好きな作家、伊坂幸太郎の話が読めるので 思わず買ってしまいました。 変わらずカッコいい台詞ですね。 「大人になっても、人生はつらいわけ?」 ええ、つらいですとも。 学生たちの狭い閉塞した世界で暮らすよりかは楽ですって。 高校生のときがそうだったから、余計に共感します。 他の作者の方も、この先の展開はどうなるの? とワクワクして読める作品がばかりでした。 それでこの価格なら文句なしです。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク