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世に棲む日日〈3〉 (文春文庫.. 文明論之概略 (岩波文庫) 零崎双識の人間試験 (講談社ノ.. とある魔術の禁書目録(インデッ.. 娘に伝えたいこと―本当の幸せを.. ノラや (中公文庫) 失楽園 上 岩波文庫 赤 .. おむすびの祈り「森のイスキア」.. ブルータスの心臓―完全犯罪殺人.. 世に棲む日日〈2〉 (文春文庫..

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世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 2003-04
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
世に棲む日日〈3〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4.5
見てきた様に描く司馬氏の筆が冴え渡る一巻
本巻では、「予言者」吉田松陰、「行動家」高杉晋作に続いて、「処理家」井上聞多(馨)、伊藤俊輔(博文)そして山県狂介(有朋)が登場。1863年の八月十八日の政変や1864年の禁門の変(蛤御門の変)、四国連合艦隊下関砲撃事件などにより存亡の岐路に立った長州藩における彼らの動静が、恰もその場面々々を見てきたかのような筆遣いで活写される迫力満点の一巻である。 政治史的な学びとしては、他藩惹起の騒擾について何故幕府が賠償金を負担したのかのロジック(83頁、219頁)や奇兵隊の創設=封建身分社会の否定=明治維新の出発点との説明(101頁、251頁、300頁)、彦島の共同租借地を阻止した高杉の機転(245頁)、征長軍に従軍せず長州藩に恩を売った西郷隆盛の政略(249頁)などが有益であった(頁数は全て新装版による)。 「井上はアーネスト・サトーと同様、役人というものを知っていた。一国一藩の安危よりも自分の保身から物事を思考し、大事をきめるときは、かならず会議をし、すべての責任は「会議」がとるという建前をとり、責任を問われれば、「自分一個はそうはおもっていないが、会議でそうきまったことだから」という理屈をつかって責任の所在を蒸発させてしまう世界であるということを井上ほど知っていた者はない」(229頁、これは企業などでもよくある話であろう)。「山県狂介は奇兵隊そのものであった。山県は「軍」という存在が単に銃と剣の世界でなく、いかに政治力をもちうるかという政治学上の重大な機微をこの頃に身をもって覚ったにちがいない」(307頁、正にその後の彼の立身出世の鍵がこれか)。
幕末のヒーロー登場
主人公の高杉晋作は、幕末きってのヒーロー。昼は漢詩をよみ、夜は女郎の唄なんぞを作ってドンチャン騒ぎ、折り畳み式の三味線かついで東奔西走、ある時はテロリスト、ある時は長州藩のにわか家老に化け、かと思えば出奔、気がつけば雪の功山寺で藩政府の転覆に向け、半ば絶望的な進軍の号令を下している。馬面よろしくまるっきり奔馬のような男だが、父母にはあくまで孝を尽くし、藩主には燃えるような忠を捧げる。この痛快さ。まるで拵えたようなヒーロー像。もちろん実在の人物だ。それが、いわばこの作品の素材が持つナマの魅力で、司馬遼太郎はこの作品に評論めいた冷静な地の文を配し、彼らの青春を俯瞰するという態度をとっている。「まるで拵えたようなヒーロー像」に必要以上に肩入れしなかったことが、「青春」とは距離を置いた抑制の節回しを作り、世の管理職の皆様方にも好まれる要因になった。私も、それ行けドンドン式のヒーロー物語でなくてほっとしている。作品の最後で、さりげなく主人公の享年に触れ、その一生の密度を浮かび上がらせる。ジーンと来た。司馬遼太郎の長編の中では目立つ方ではないが、名作中の名作。
責任と決断をしない「上司」は、「会議」で煙をまく。
 海外に長く住んでいると、日本人としてのアイデンティティについて考えさ せられることが多くなります。日本に住んでいれば気がつかないことも、異国 住んでいればかの地の国民と「比較」することによって日本人を知ることにな ります。そういったときに、日本の歴史を知ることはよりいっそう、理解が深 まり日本人の行動の「傾向」も分かるような気がします。  素晴らしい国民性がありながらも、弱さの見える日本。太古の昔からそういっ た所があったことが分かります。 ◆感銘を受けたところ p.166 国際環境よりもむしろ国内環境の調整のほうが、日本人統御にとって必要であった。 p.198 日本人は警察を必要としない、なぜならみずからを罰するから。 p.204 日本にあっては上司とは責任のある個人ではなく祠であり、ヤクニンとは 祠に仕える神主のような具合であるのかもしれない。 p.205 太平洋戦争のベルは、肉体を持たない煙のような「上司」もしくはその 「会議」というものが押したのである。  日本人は責任を取らない・決断をしない「上司」に建前上報告をし、「上司」 は「会議」という場に責任を転嫁し、問題が起きた場合「会議で決まったこと だから」と自己に災禍が降りかからないようにしています。この傾向が昔から あったことが分かります。
藩ぐるみ身をひるがえして開国へ転ぜねばならぬ
御殿山の英国公使館を焼き討ちなど、江戸幕府のつきあげを次々としたあと、出家して、故郷に戻った高杉晋作。
彼が閉じこもっている間に長州藩が大変動していきます。
長州藩は幕府からの「5月10日から攘夷をする」という回答をそのまま実行にうつし、馬関海峡で攘夷戦争をはじめ、
蛤御門の変、四カ国連合艦隊襲来そして、敗戦。

江戸幕府とは別に長州藩だけが歴史の大転換を迎えていきます。

特に印象深い場面は長州藩と四カ国連合との交渉の場面でした

舞台は壇ノ浦
長州藩は単独で四カ国との談判をするために高杉晋作を交渉が交渉にあたります。
その通訳をするのは伊藤俊輔
たちあいに英国公使館通訳官アーネスト・サトー

そうそうたる登場人物たちが、日本の将来を変える交渉を始め読み応えがあります。
役者がそろった、すさまじい劇としての幕末絵巻。
井上聞多(馨)のことから、この巻は始まる。いつもながら、司馬作品、出だしが素晴らしい。最初の数行で、読者は江戸時代幕末の渦中に放り込まれてしまう。そこから先は、インディー・ジョーンズさながらの冒険活劇+的確な歴史分析+人間論・組織論+人の運命を描写しつくす小説を読む醍醐の味。

高校生の時に読んで、30数年後にまた読んだ。吉田松陰のことは非常に尊敬しているが、高杉晋作が気になっていたので、この第三巻から。10代に読んだ時は、冒険活劇としてわくわくして読み進んだ。幕末の志士たちの行動の鮮やかさと、信じられないほどの劇的展開に心奪われた。でも今回再読してみると、志士たちの主張が攘夷論から180度転回して開国論になったり、藩内が勤王派から一転して佐幕派になったり、長州藩が京都で勢力を誇ったと思ったらいきなり幕府軍に攻め込まれたりする、そういうとんでもなくめまぐるしく激しい「変化」が、ちゃんと論理的に書込まれていたことに驚いた。若き日に一度読み、中年になって再読する。そういう楽しみも味わえる小説だ。


文明論之概略 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
文明論之概略 (岩波文庫)

・福沢 諭吉 ・松沢 弘陽
【岩波書店】
発売日: 1962-11
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
文明論之概略 (岩波文庫)
福沢 諭吉
松沢 弘陽
カスタマー平均評価:  4.5
非文明と文明
福沢の文明の定義はギゾーの文明論を下敷きにして成立している。文明は相対的であるが、それは野蛮あるいは非文明に対するものとして文明を考える点で構造的であると子安はいう。野蛮や非文明がなければ、文明もない。これがギゾーと共有する文明の定義である。また、家族は市民社会と対立し、家族は否定的前提として市民社会に対立する自然的結合体である。家族から国家へという人倫体の展開過程として捉えられる和辻倫理学とも違う。 文明は文明的な社会であり、国家である。それはつねに野蛮や未開、非文明と対置される文明である。ここで言われている非文明、反文明はなによりもまず東洋の文明である。西洋文明の成立は後進アジアとともにはじまる。だからその叙述も東洋をもってはじまる。その東洋とは、インドであり、中国であった。
真価を問われる
読みやすく工夫されたようですが、読みにくかったです。たぶん、自分が慣れてないと思います。全体を通して、時代の変化を感じつつ、その中を抗うことなく、古くの文化を、再考し、新しい文化を筆者自身の感じたことを書かれており、その中で、決してぶれない目線は、読んだ人間を感銘させる。西洋文化が押し寄せ、制度を変えるとともに、その変化を、早急に文明の破棄と考えたりせず、世界の中で日本の確固たる自立した国になるべく変わったことと信じる。 時代の変化をうまく表現した作品である。
平成の日本人に対する警鐘
まだ封建時代が終わったばかりの明治の始まりにおいてすでに、一般大衆による民主主義は人と違う意見を持つ人を許さない暴力であることを示唆している。「今日の奇説妄論も亦、かならず後年の通論常論なる可し」という。平成のマスコミが朝青龍や亀田一家など生意気な人たちを集団で虐めるのをみると、そのことを明治6年にすでに指摘する本書は現代人必読の最高の名著である。
すべての「学者」に捧ぐ
この本の内容については、他の素晴らしいレビューに譲りたい。ただ、自分の思う所を述べさせて頂く。この本は、内容もさることながら、福沢諭吉の生きざまが描かれている。福沢の深い教養がいかんなく発揮されているのだ。学者たる者の目指すべき姿の一つのが示されていると言ってよい。是非、大学生に読んでもらいたい。尚、読むのに困難を感じたら、丸山真男の『「文明論之概略」を読む』をお薦めしたい。
日本の歴史を喝破!
福沢諭吉の最高峰の1つ。彼の眼力の鋭さは、日本の歴史を「支配者」の交代の歴史と捉えたこと。「人々」は未だ歴史の主役になっていないことを喝破したことである。福沢はこれを遺憾としている。彼は、「支配者」を批判的に見ていた思想家であり、日本の歴史が「支配者」から解放された時、文明は訪れると説いている。

零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)

[ 新書 ]
零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)

・西尾 維新
【講談社】
発売日: 2004-02-05
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)
西尾 維新
take
カスタマー平均評価:  4.5
戯れ言なしの戯れ言シリーズ外伝
戯れ言シリーズに登場する殺人鬼集団「零崎一族」を主人公にした物語。本作は長男双識ははさみのような刃物を操る「自殺志願」マインドレンデル。西尾維新らしいネーミングです。零崎一族のなりたちを語り、ストーリーを補完する作品。まず戯れ言シリーズを読まれてから手を出すのが筋でしょう。
零崎双識の人間試験
人生の教科書ですよ、これ。 無人島に何持ってくって 聞かれたら、これだけは譲れないわ。
これは酷い
 正直期待外れ。  強烈なキャラクターで書いていく西尾さんの作品とは思えない。三人称ということもあるが、あまりにも彼女――零崎舞織の描写が不完全ではないか。結局殺人鬼への変異という今作のもっとも伝えたいであろう部分が希薄だ。どう読んでも、あるいは何度読んでも、その過程を追えない。というより、薄口過ぎて伝わらない。私はこう勘繰ってしまうのだ。著者自身でさえ、その過程を精緻に組み上げていないのではないか、と。殺人鬼がいかなるものかを定義していないのではないか、と。なるほど分からないものは書けない。書けても読者に伝わるまい。  更に付け加えるなら展開はご都合主義としか言いようがない。零崎人識が何故登場できたのか。それを良く考えてみたい。気配で探し当てたとでも? 丁度良く長兄の危機に?   突っ込み所はまだまだあるが、しかし戯言シリーズへの愛着から星二つに。
これを見ずして戯言を語れず。
はじめに言いますが、戯言にかろうじてあった ミステリ要素は全く期待してはいけません。 しかしそれを抜かして、面白いです。 これを見ていない戯言ファンはかわいそうと言えてしまいます。 内容は、戯言で多くは語られなかった零崎一賊の話。 変態のお兄ちゃん。 かわいい女子高生。 人間失格が出てきます。 タイトルは双識さんですし、大いに活躍はしていますが、 多くはヒロイン・無桐伊織のお話です。 女の子視点という点が西尾さんでは珍しいと思う。 ダブルダウンくらいでしょうか。 また、そういうキャラなのか人識がおいしいとこどりしてます。 『殺し名』という回収しきれなかったフラグが 見えるものになっています。 読んで損は絶対ない。 戯言を読んでいない人でも、一つの作品として 十二分に楽しめます。 正直、戯言シリーズよりおすすめ。
戯言とはまた違った面白さ
戯言シリーズに登場した零崎人織くんの一族である、殺し名第三位の「零崎一賊」のお話。 タイトル通り、この本は零崎の長兄である零崎双織が主人公・・・と見せかけて、実は伊織ちゃんが主人公と思われます(笑) 戯言とはまた違った展開になっていて面白かったです。 伊織がだんだんと変わっていく感じがいいですね。零崎3人そろったところとか、かなりいいです。 零崎シリーズの1冊目だけあって、伊織の変化を追うことで零崎とは何だという分部をまとめている印象があります。 双織にはもっと活躍して欲しい気がするんだけど、伊織と交代って感じかな。 伊織も交えた潤との対決分部も読みたかったな。

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫)

[ 文庫 ]
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫)

・鎌池 和馬 ・灰村 キヨタカ
【メディアワークス】
発売日: 2004-09
参考価格: 578 円(税込)
販売価格: 578 円(税込)
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫)
鎌池 和馬
灰村 キヨタカ
カスタマー平均評価:  4
科学側
学園都市最強のアクセラレータが登場するこの巻。アクセラレータの悪役っぷりが、良い味だしてる。美琴の弱い部分を上手く表現してて最高です。
以前より良い主人公(話等、全体的にも)
今回の主人公上条はかっこいいです。僕は正直上条がどちらかというと嫌いでした。 1巻じゃ偉そうな口叩くし、2巻は話自体がちょっとね・・ ですが今回はテーマのある話だったし、登場キャラもよかったです。 ただ、盛り上がって迎えた決戦が物足りないというか・・勢いで終わってしまった気が。 それでもそんなの僕はあまり気になりませんでしたよ。 なにより上条当麻が初めて好きになれました。これ以降も良くなっていきますし。 毎度危険な体験をしている彼ですが、今回はちょっと違います。決意の強さが伝わりました。 いつもほどベラベラしゃべらずにただ、ある人達の為に「命を懸けて頑張ります」。 禁書には悪いけど記憶喪失になった後の彼の方が絶対「良い」です(笑)。
御坂妹のキャラクターで読ませた本
実験動物として、戦って死ぬ事を目的に生み出された女の子。彼女と主人公の風変わりなやり取りを中心に物語は進んで行きます。よくある戦う少女の血と銃弾飛び交うアクション活劇というよりも、感情がないに等しいアンドロイド少女と主人公との交流と言ったほうがイメージし易いと思います。オリジナル(ドナー)である御坂美琴とクローンの妹たちのキャラクターのギャップが面白く描かれています。 無敵無敗の超能力者とぼの戦いに赴く御坂妹を主人公たちは救うことができるのか、終盤はその顛末よりも、御坂妹の心情のカタルシスが印象に残りました。 ただ作者が筋ジスとおそらくALSの病理を誤認している点は、現実に多数の障害者がいるだけに、軽々しく扱うべきではなかったのではと残念でなりません。
とにかく熱かった。
アニメを視聴してから、小説に興味を持ち、購読しました。 音や、動く絵という情報をあらかじめ持っていたせいか 小説の文章から、場を想像するのが容易で、世界にすぐ没頭することができました。 第3巻とのことですが、1,2巻と基本的に根本的な芯のところは変わりません。 この先の巻でも、あまり変わりません。 よくある主人公成長型の物語ではなく、主人公が狂った世界をぶち壊していくタイプのお話です。 主人公の在り方に、共感できるか否かで、この小説に対する評価が大きく変わってくると思います。 (私は好きです。) 3巻では、ある少女の決死(必死?)の覚悟をメインテーマに据えています。 その状況設定と、それに対する主人公の答えに「燃えられるか否か」 そこが全てです。 細かい設定、矛盾点、確かに、目に付くところもあります。 ただ、そういったところに余りこだわらず 作者が意図した設定を汲み取り、登場人物の動きを追っていける人間になら とても楽しめる物語ではないかと思います。
読み進めてきて良かった…と思わせる巻
1、2巻と読んで、話は理解できたのですがいかんせん文が読みづらい。 設定はいいのに、もったいない作家さんだなあと思っていました。 ネットでの評判はいいようなので(影響されやすい)とりあえず手に取ってみましたが、 文も明らかに読みやすくなっており、中盤からラストにかけての盛り上がりは秀逸です。 これからの作者の成長を期待して☆5つとさせていただきます。 ちなみに今のところ10巻まで読み進めています。

娘に伝えたいこと―本当の幸せを知ってもらうために (知恵の森文庫)

[ 文庫 ]
娘に伝えたいこと―本当の幸せを知ってもらうために (知恵の森文庫)

・町田 貞子
【光文社】
発売日: 2005-03
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
娘に伝えたいこと―本当の幸せを知ってもらうために (知恵の森文庫)
町田 貞子
カスタマー平均評価:  5
得るところあり!!
内容が濃くてすごくおもしろかったです。思わず何箇所も線を引いてしまいました。家事を公のものとして前向きに取り組む、仕事で忙しい父親をのけものにしない、食べる時間がずれて1人で食事をする人がいるときは他の仕事をしながらでもそばにいて会話する、などすぐ実践したいことがたくさん書いてありました。仲のよい楽しい家庭を作りたいと思っている人にぜひおすすめです!
すべての女性に読んでいただきたい!
町田貞子さんの本のまとめ的な一冊だと思います(≧ω≦) 結婚している方も未婚の方も必ず考えさせられ、勉強になる一冊なので是非読んでください!私的には教科書にしていただきたいくらいです。
手元に置きたい一冊
結婚前、出産前はもちろん、実際に主婦であり子育てをがんばってる人にぜひ。 私自身は、毎日綿々と続く家事&育児が自分の足かせのように感じられた時に探し求めた一冊です。 さすがに「人生すべて整理」と言う町田さんの本だけあって、読んでいるうちに胸のうちも、頭も整理されていきました。 家事、育児への意識にパンチが入った感じで、すがすがしい気持ちになりました。 なぜ結婚するのか? 家族、家庭のあり方。 夫、子供との関係。 家の運営の仕方。 そして自分の時間も大事にする など・・・ 自分が育つ家庭で母を見よう見まねで覚えた事も多いけれど、こうやってはっきりと言葉で語ってくれる一冊に出会えて本当に良かったと思えました。 はっきりした物言いの中に、温かさがあり、励まされます。
もっと早く出会いたかった1冊です。オススメ!
結婚して6年。3人目の子を妊娠中の良妻でも賢母でもない私ですが、これまで出会ってきたこの種のどの本よりも、本質にせまった、胸にどかん!ときた一冊です。 私にも母がおり、母はもちろん大好きで、いろいろと私に教えてきてくれましたが、生活するとか、家庭を守るという観点でこれほど多くを教えてくれたり、気付かせてはくれませんでした。 できればもっと早くこの本に出会いたかったなぁ。お話も聞いてみたかった。 これからこの内容をどう生かしていくか、これは私次第ですが、とにかくこの値段で、このインパクトは私的には大当たりです。 漠然と、日常を惰性で生きてきた私のような女性、(男性もね!)一度読んでみるといいかもしれません。はっとさせられるかもしれませんよ。
結婚する前に是非読んで!
町田さんの本は大好きで、家事ノートの正と続を持っていました。
それで、これも買ってみましたが、大正解でした。
内容的には多少、家事ノートの正と続と重なる部分もありますが、
題名に「娘に伝えたいこと」とあるとおり、
特に未婚、もしくは結婚間もない女性向けの本と私は感じました。

結婚に対する心構え、家庭というもの、子どもに対するまなざし、
母としての心構え。

そういったものがこの本には書かれています。

私は子どもを持つ前にこの本に出会えてよかったな、と思っています。
結婚しようと思う人は必読。


ノラや (中公文庫)

[ 文庫 ]
ノラや (中公文庫)

・内田 百けん
【中央公論新社】
発売日: 1997-01
参考価格: 760 円(税込)
販売価格: 760 円(税込)
ノラや (中公文庫)
内田 百けん
カスタマー平均評価:  5
帰っておいで
猫好きの間でひそかに話題になっていた本。 廃刊という噂で、確かにその時は本屋・古本屋を回っても1冊も見つからなかった。 先日、ぽっと売られているのを発見。リクエストがあって復刊したのかな。 家に居ついた猫の「ノラ」が、ある日家を出て行ったきり戻らなくなる。 その後の百間の意気消沈する様が痛々しい。 庭で物音がすれば、ノラが帰ってきたかと戸をあけてみる。 そこには暗闇があるだけ。 ノラに似た猫がいると聞けば見に行く。 今度こそノラかも、と期待して読んでいたら、やっぱり違って私まで意気消沈する。 百間は「自分は猫好きの類ではない」と書いているが、自覚がないだけだろう。 猫の様子を仔細に旧仮名使いで書く百間先生の方が、むしろ猫より可愛い。 「猫の一番可愛い所は耳である。 いつも耳を折り畳んでやつた。 片一方をちやんと折り畳んで、これでよしと思つて、もう一つの耳に取り掛かると、人が折角折つたものをぴんと伸ばしてしまふ。」 ああ。ノラやノラや、帰っておいで。
”まあだだよ”の後に
映画をTVで観た後にこの本を読みました。はじめて内田百けんの本です。どなたかも書かれていましたが通勤途中にもかかわわらず、思わず笑う、泣けてしまう。それは、実話だから、そしてそれに対して自分がネコ飼ってるからとか亡くなったネコや居なくなったネコとダブらせてしまうとかではなく、この本の持つ読み物としての本物さに圧倒されるからだと思いました。書かれている時代の時間の流れ、空気、かわされる言葉、人とのつながり・・昔の日本は上品だったのですね。主演の香川京子さんがネコを抱いてる姿がこの本の深いところまで誘ってくれました。映画自体は多少退屈かな?くらいの感想しかもちませんでしたが、こうして原作の一部を読んでみるとやっぱり黒澤明ってすごいと思います。読み終えるのが惜しいけど読み進まずにはいられない本です。まだ、途中ですが書かずにはいられませんでした。
いい子だ、いい子だ、ノラちやんは
著者は以前猫を飼っていたが、そのころはそれほど猫に魅かれるということはなかったようです。しかし、野良猫の子のノラを飼うようになると情愛が深まり、ノラが失踪すると哀惜の情やみがたく、新聞の折込広告(英字紙にまで)や警察署への捜索願など、八方手を尽くしましたが… 「家内がお勝手でノラを抱いて、『いい子だ、いい子だ、ノラちやんは』と歌ふ様に云ひながらそこいらを歩き廻ると、ノラは全く合点の行かぬ顔をして抱かれてゐた。その様子の可愛さ。思ひ出せば矢張り堪らない」 感銘深い一節です。人は猫と出会うことによって、真の自己を見出すことができるのかもしれません。猫を飼ったことのない人は、まだ自分自身の本当の内面をのぞいてみたことがない…かも。
随筆のタイトルからして魅力的
 以前、内田百鬼園の年表を見た際、いつノラを飼いだして、ノラが失踪したかということがきちんと書いてあって笑ったことがある。(ノラ失踪後の百鬼園の悲しみぶりは、黒澤明が映画「まあだだよ」でもメイン・エピソードとして描いている。役者もそっくりなので、見てない方は一度どうぞ。)  僕にとっての百鬼園の随筆の魅力は、彼の人生の大部分を覆った借金苦や東京大空襲で焼き出された後の小屋住まいなど、決して順調に進んだ訳ではない日々の生活を、飄々と持ち前のユーモアでやり過ごしていくエピソードの数々にある。その分厚いユーモアの奥底には、何か得たいの知れない達観やシブトサさえ感じられるのだ。同時代の文学者が必ず書いた「女との恋愛」ではなく「猫への溺愛」を描く。東京大空襲には単に見物根性で最後まで付き合い、その見物記を本に纏める。(そこには戦後突然現れた反戦文学の要素など全く無い。)  薄っぺらいヒューマニズムやロマンチシズムとは次元の違うその感性は、全く不良ぶってはいないのに、実は徹底的に「無頼」ですらある。(この本の解説で、吉田茂(!)と犬猫談義をやった際の話が紹介されるが、そのエピソードからは彼のドライな人間観が読み取れる。)でも、出来上がった随筆は非常に軽妙で、温かな「天然」の味が心地よい。そこが、僕に取っての彼の文章の魅力である。  この随筆集はそんな彼が齢70を過ぎて溺愛した二匹の猫に対する思いを綴ったものであり、猫を失ってからの慟哭を綴ったものだ。 「ノラや」 「ノラやノラや」 「ノラに降る村しぐれ」 「ノラ未だ帰らず」  タイトルを見るだけで、彼の猫に対する愛が伝わると思う。ノラとクルを巡るエピソードは百鬼園という不思議な文学者の一面しか見せてくれないはずなのだが、確かにその一面だけでも十分魅力的だ。読んだことのない方は、この本をきっかけに、是非他の文章も読んでみてください。
泣けます
今まで読んだ本の中で一番泣けました。 出勤中の電車の中で読んでいたのですが、涙を抑えるのに必死でした。 少し文章が難しく、動物に興味がない人にはわからない気持ちかもしれませんが・・・。 泣かない夫も泣いたそうです。

失楽園 上   岩波文庫 赤 206-2

[ 文庫 ]
失楽園 上 岩波文庫 赤 206-2

・ミルトン
【岩波書店】
発売日: 1981-01
参考価格: 840 円(税込)
販売価格: 840 円(税込)
失楽園 上   岩波文庫 赤 206-2
ミルトン
John Milton
カスタマー平均評価:  4.5
近代文学と聖書、現代文学と聖書――あるいは、芥川、太宰と町田――
 ミルトン『失楽園』を読み、近代・現代の作家三人に思いをはせた。  『失楽園』。本書は、ミルトンによる『聖書』翻訳である。少なくとも私は、そう読んだ。学生の頃、『聖書』を読んだつもりになっていたが、全然理解できていなかった。天上で起こった出来事、その似姿が地上で繰り返される、予徴論という概念を知り、『聖書』に対する知識が少し身についた。言われてみると、旧約における神(とその子イエス・キリスト)とサタンとの対立は、新約におけるイエス・キリストとユダとの対立に一脈通じているような気がする。引用は避けるが、サタンの神(とその子イエス・キリスト)への嫉妬の念は、太宰の短篇「駈込み訴え」に描かれた、ユダのイエス・キリストへの嫉妬の念を彷彿とさせるのである。  (柴田敏氏によりすでに指摘済みだが、)十字架につけられ、命を落としてから三日目に復活する、という挿話は、太宰「走れメロス」では、メロスが王のもとに戻るまでの猶予期間に、ノアの方舟の洪水のイメージは、太宰「惜別」における、「周さん」が目の当たりにした<文芸書の洪水>にメタモルフォーゼされる。  本書によって、天使というのは、男性だけである、という事実を知った。そこで私は思いついた。太宰治の小説「人間失格」のなかに、葉蔵が、女性のいないところに行きたい、と嘆く場面がある。女性のいないところとは、実は、天国なのではないか。葉蔵は、そして太宰は、天国に憧れていたのではないか、と。  偽善こそ神のみを除く誰の眼にも見えず、神の黙認によって天と地を横行闊歩する唯一の悪である(『失楽園 上』より)  イエス・キリストが地上で行われていた偽善を暴き、キリスト教を生み出したのは、やはり、彼が神の子に他ならなかったからなのだろう。私の好きな太宰もまた、偽善に対して戦いを挑んでいった作家だった。彼は、イミタティオのイエス・キリストになろうとしていたのである。彼はその一方で、自身にサタンを感じてもいた。    二つ名のある、といふのが日本の歌舞伎では悪党を形容する言葉になつているやうだが、サタンは、二つや三つどころではない。ディアボロス、べリアル、ベルゼブル、悪鬼の首、この世の君、この世の神、訴うる者、試むる者、悪しき者、人殺し、虚偽の父、亡す者、敵、古き蛇、等である。(太宰治の短篇小説「誰」より)  町田康さんの長篇小説「宿屋めぐり」、その主人公〈鋤名彦名〉は数々の偽名を用いている。彼はどうやら、サタンの末裔らしい。〈鋤名彦名〉。この名はどうやら、スクナビコナをもじったものらしい。しかし、それだけではない、と私は思いたい。  彼をあの園から他の所に追放し、彼がそこから取り出された、(中略)土を耕させることにしたいと思う。(『失楽園 下』より)  〈彼〉とはアダムのことである。ようするに、〈鋤名彦名〉は、楽園を追放されたアダムの末裔としてもあるのではないか。土を何で耕すか、といえば、それは〈鋤〉にすがるほかないからである。〈鋤〉をとり、土を耕す。それが、人類の救いの道として示されたことだった。よって、〈鋤名彦名〉という名には、救いを求める者、という含意があることが推察されるのである。「宿屋めぐり」は、町田さんが日本の神話とキリスト教とを自然に結びつけ、アウフヘーベンした見事な作品、と言えるだろう。  そのほか、こんなことも考えた。  伊藤一郎氏に、芥川の短篇「河童」において、老人として生まれ、年を経るごとに若返っていく河童に着目し、「河童」に〈寓話〉を見出した論文がある。伊藤氏は、この特殊な生をおくる河童には、〈母胎回帰〉のイメージが漂う、と述べている。そこで私は思うのだが、〈母胎〉とは必ずしも河童のそれではないのではないのか。芥川は太宰に先んじて『聖書』に強い関心を示した作家である。その彼ならば、人類のはじめの〈母胎〉としての〈塵・土〉を、〈母胎〉としてとらえていた可能性も、あるのではないか。神は土くれから、アダムを作り出したからである。芥川は「河童」という<寓話>の世界に、救いの道を託したのかもしれない。  附記。土を耕すのは、<鋤>ではなく、<鍬>らしい。とっちばれっこ。   
あらゆる意味でヨーロッパの古典なのですがー
“失楽園”は私にとって読みにくい作品でした。 聖書には簡潔に記されている天界の戦い、天地創造、アダムとイヴの楽園からの追放が叙事詩として書かれているのですが、上巻の大戦争などは、サタン以外の大天使たちは皆“造物主たるあのお方に逆らったお前が100%悪いのだから”と、完全に絶対正義の側にある、こちらが共感をよせられないロボット的性格で、そういう人物たちの繰り広げる戦争絵巻に私は興奮することが出来ません。 まったく痛みの伝わってこないハリウッドのCG大作を見ているような気がするのです。  この作品で感情移入出来るのはむしろサタンの方なので、これは筋金入りのクリスチャンが読んでも奇妙な齟齬を感じるのではないでしょうか? 他のレビュアーの方々も口をそろえて“一敗地にまみれたからといってそれどうだというのだ!?”というサタンの台詞に感動していますが、クリスチャンにとってサタンとは感動すべき存在なのでしょうかー? キリスト教の本でありながら、それと何の関係も無い古代ギリシャの神々の名が随分出てきますし、天界の大戦争もむしろギリシャ神話的で、この辺、なにか奇妙な分裂を感じさせます。 やっと佳境に入ってくるのは第9巻以降で、特にアダムとイブの罪のなすり付け合いなどはすごいです。 他にもキリスト教の本質にまつわるミルトン自身の熱い信念がかいま見られます。 ただし、そこに述べられている事(肉欲に溺れてはならないとか、神の摂理に逆らってはならない、など)は、キリスト教徒の専売特許ではないはずだと私は思います。   結局、古代ギリシャ世界、聖書の世界、すでに分裂してしまった近代人の心(サタンを前半の主役にしていることからしてもそれは明らかです)を全て含んだ、まさに正統派近代ヨーロッパ文学の古典なのですが、やはりキリスト教文学と世界文学(人種や宗教を超えて、あらゆる人間にアピールできる)の中間点にある作品なのでは?と私自身は感じました。 
日本語訳(というか研究)がすばらしい。天使と天使の力のぶつかり合いが一番おもしろかった。
非常に評価が高いのは、読んでみてわかるが、まず日本語訳がすばらしい。というか、ただの訳者ではなく、あきらかに研究者である。本の5分の1程度の頁が、訳注にあてられており、聖書との関連性をはじめ作者の意図を読み込んだ訳作りがありありとわかる。 僕は普段あまり難しい本は読まないのだけれど、この本については、少しのがんばり程度でよめる。なぜ「少しのがんばり」かというと、「詩」であるので、ものすごい技巧的な表現が多い。とても普段使わないような修飾語が多く、それをじっくり味わうつもりで読まなければ、この本の真価はわからない。 そういう意味で、自分がこの作品に5つ星をつけるのはあまりにおこがましいので、4つ星にさせていただいた。 この作品は、1600年台なので、もちろん聖書がかかれた年代から考えれば、その創世記に新たな息を吹き込んだその試みは、現代で聖書をとりあげるのとそんなにかわらないのではないか。特に面白かったのは、ミルトンはガリレオと交流があったようで、その影響か、アダムと天使の会話に、天体の話がでてくるところだ。天動説か地動説かはっきりとは書いていないけれど、要するに、神が設計した宇宙の神秘を、愚かにも人間が解き明かそうなどと考えず、神が人間に期待したように信仰にいきるのが大切だという主旨になっている。 また、上巻の善と悪の天使軍団の戦いは、日本語が超一流なので、まるで舞台か映画をみているようだ。天使が力と力でガチンコ勝負するなんていままで考えたこともなかった。漫画デビルマンの最期をつい思い起こしてしまう。というか、永井豪さん、絶対これ、よんでると思う。 もひとつ面白かったのは、アダムとイブが禁断の果実を食べた後、仲がよかった二人が、責任転嫁をし合うくだり。想像力豊かな聖書からの肉付けが楽しめる。
生きる勇気を与えてくれる
「一敗地に塗れたからといって、それがどうだというのだ?すべてが失われたわけではない」 そう喝破する盟主サタンに生きる勇気を与えて貰いました。 一敗地に塗れたら立ち上がるのさえままらないのに、完膚無きまで負けたサタンの何という雄々しさ! その反面反乱を悔やんだり人間に対し愛憎入り交じる想いを吐露するその姿には、万人が共感を覚えると思います。 作者ミルトンは目を病みしかも政権争いに巻き込まれ失墜したのに朗々と神の栄光を讃える本書は生涯のうちに一度は読んで欲しいと思っています。 人間の善性を信じるというのはこういうことなんでしょうね。 惜しむべきは、ミルトンがサタンとルシファーを同一人物(同一魔王?)と書いてしまったため後世に置いてまでこの2人が混同されいることです。
ヒロイックファンタジー。
初めて読んだ時は難しいのかな?と構えていましたが、文体が簡潔かつ美しく、スイスイと読み進められました。こんな読みやすい邦訳の古典は余りないと思います。 小難しく考えずに、男前堕天使サタン様の活躍を応援しつつファンタジー感覚で読んでみては? 因みにストーリーの面白さ、という点に置いては上巻が断然勝っています。 今後ますます認知度が高まるかもしれません。

おむすびの祈り「森のイスキア」 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
おむすびの祈り「森のイスキア」 (集英社文庫)

・佐藤 初女
【集英社】
発売日: 2005-07-20
参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
おむすびの祈り「森のイスキア」 (集英社文庫)
佐藤 初女
カスタマー平均評価:  5
命への慈しみ
 著者である佐藤初女さんは30年も前から自宅を開放し、心を病んだ人、苦しみを抱えた人たちを受け入れて来ました。その季節に採れる新鮮な素材の手料理とおむすび、そして、黙って傍らに座る著者によって多くの人が癒され、励まされました。 そんな著者を慕う人たちの奉仕や寄付によって、霊峰岩木山の麓に「森のイスキア」という憩いと安らぎの場が開設されました。  第一章 冬 いのちへの気づき  第二章 春 人生の種蒔き  第三章 夏 心で生きる  第四章 秋 希望の鐘  著者の生い立ちから「森のイスキア」開設に至るまでの日々や「森のイスキア」の四季を巡る「食」「信仰」「出会い」が美しい写真とともに紹介されています。各章に<佐藤初女さんへの手紙>が一通ずつ引用されています。 「耐えがたきを耐え  忍びがたきを忍び  許しがたきを許し  あたたかい太陽を思わせるやさしい言葉  冬のきびしい寒さにも値する愛情ある助言  慈しみの雨のように涙を流しては共感する  なごやかな風を思わせる雰囲気  それが母の心  佐藤 初女」  巻頭の言葉に著者の生き方が集約されていますが、一冊を読み終えた時、一人一人のいのちを、また、どの食材のいのちをも限りなく慈しむ著者の姿が浮き彫りにされ、著者の命への慈しみにあたたかく包まれ、命への気づきを促されます。  食という日常の営みを通して人生を深く見つめなおすことができる一冊です。
映画出演をきっかけに、半生を書かれた本
女房に勧められ、興味深く読み終えました。 ご主人のことがもう少し書かれていると(男性としては)良かったと思います。 案外、古いタイプのご主人だったのではないかと推察しましたが、たぶん、魅力のあるかただったと想像します。 PHP研究所 (1997/05) 出版 おむすびの祈り―「いのち」と「癒し」の歳時記 (単行本) と同一の内容で、文庫化されたものです。ご注意ください。
最も俗なる営みに宿る最も聖なる営み
ひととして生きる上で、だれもが忘れていることってありませんか? 食べること、ひととかかわること、そのときに自分の感覚をありのままに感じること。 最後まで読み終わったとき、ひとつの生命体としての自分を意識します。 食べ物ひとつひとつが生きており、そのいのちがわれわれの中でふたたび生き直す。 現代を生きるひとすべてに捧げたい一冊です。
食べることって何だろう?
初女さんの結んだおむすびを食べたくなりました。 そして、いつの日か、そんな「おむすび」を結べるようになりたいと思いました。
愛の波動にあふれた本です
 清らかで、温かで、愛の波動に満ちあふれた本でした。すっかり心が洗われ、穏やかで幸せな気持ちになりました。佐藤初女さんは、まさに、日本のマザーテレサのような方だと思いました。以前「今を生きる言葉?森のイスキア」を読んで感動し、そのとき初めて初女さんのことを知りましたが、この本は、初女さんのこれまでのことが詳しく書かれていて、また一段と感銘深かったです。初女さんが大切にしている「心の貧しい人は幸いである」という聖句を、私も心に刻んで、毎日を過ごしてゆきたいと思います。

ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー (光文社文庫)

[ 文庫 ]
ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー (光文社文庫)

・東野 圭吾
【光文社】
発売日: 1993-08
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
ブルータスの心臓―完全犯罪殺人リレー (光文社文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
面白いけど登場人物は最悪
やっぱり東野圭吾はドキドキする話を作るミステリー作家としては高いセンスを持っているなあと、この作品を読めば感じる。 かなり昔の作品なんで文章も初々しいが展開は最高。 唯一、不満がのこるとすると約一名を覗いて主人公含む登場人物全てが利己的で高飛車で嫌な人間ばっかりってことだな。 殺人以前に、どんだけ職場の雰囲気悪いんだよって突っ込みたくなる。
真犯人は誰?
本作は、産業用ロボットの開発を進める大企業で、 旧態依然の血縁関係に根ざした出世競争に殴り込みをかけると同時に、 自らの恵まれない幼年期を恨むあまりに、 人間という存在を冷淡にしか見られず、 新ロボット「ブルータス」開発に血道を挙げる男の運命を描くものです。 そして、本作には、他にも己の境遇を憎む男女が何人か登場し、 それぞれの思惑を果たそうと歪んだ行動に走ります。 犯人や動機の読めない殺人事件の真相究明が進められると同時に、 人間性の抑圧された労働現場の実態もが告発されているようで、読み応えは抜群です。
ほっほ?ぅ
こういう展開が著者らしく好きです。 睡眠不足になりますよ。
真犯人は誰だ?
産業機器メーカーでロボットの開発を手がける末永拓也は、オーナーの末娘星子の婿養子候補になるが、恋人康子の妊娠を知り、困惑する。そんな時、星子の異母兄弟の直樹から、同僚の橋本と共に康子殺害計画を持ちかれられ実行に移すが、実は直樹が何者かに殺されたのである。もうこの段階で計画が破断しているのである。そのとき、真犯人は誰だ?ということがキーポイントになる。誰にも知られていないはずのそのプランに乗じて別の殺人を犯した人物は誰なのかというのが主眼になります。 私は最後まで真犯人がわかりませんでした。最後になってやっと、序とのつながりが出てくるのである。まあ、少なくとも機械よりも人間のほうが優れているとは限らないですね。
東野圭吾のサスペンスの中でも特にスリリングなストーリ展開
将来を期待されているロボット開発者末永拓也は、職場の関係者と結託して愛人である康子を殺害しようとする。ところが、結託した仲間が逆に次々死んでいく。いったい誰が殺したのか・・・ 東野圭吾のサスペンスの中でも特にスリリングなストーリ展開であり、ハラハラしっぱなしです。 本書は、一体犯人は誰なのだろう、と思いながらどんどんページをめくる、そんな興奮を味わいたい方にぜひお勧めです。

世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)

[ 文庫 ]
世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)

・司馬 遼太郎
【文藝春秋】
発売日: 2003-03
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
世に棲む日日〈2〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4.5
吉田松陰と高杉晋作の師弟関係の濃密さが今一つよく伝わらない憾みはあるが・・・
松陰が落命し(169頁)、以後高杉晋作の出番となる一巻。様々な登場人物のパーソナリティーも含め、読む者の眼前に彼らを浮かばせる描写力や人間分析力は、やはりさすが。 政治史的な背景に関する指摘、就中(1)嘉永6(1853)年のペリー来航による「侮幕」(139頁)ムードの発生がいわば全てのトリガーとなり倒幕へと繋がっていったことや(2)攘夷論のあの高まりは、事の当否を超えた倒幕の「理論付け」如何の問題であったこと(「開国=常識」ではなく、実現不可能な「攘夷=狂気」が革命エネルギー放出のための口実として必要であったこと(269頁、294頁))、(3)開港(開市場)による利益は、一大名による私権政府に過ぎない徳川幕府が独占する構図であったこと(269頁、303頁)などの視点は、大変勉強になった。 この他、よく云われる革命家群像の類型化(予言者→行動家→処理家、162頁)の議論もためになる。
航海遠略策
 吉田松陰と高杉晋作の邂逅。
 松陰が死罪となる。
 高杉晋作が「倒幕」を志す。
といったことが描かれています。

 中で語られている長井雅楽の航海遠略策を読み、
「この時代でもここまで見通せる人物がいたのだ」
と驚きました。
 この策の正当性が時代に受け入れられなかったのがとても悔しいです。
松陰から晋作へ伝えられる志し
第二巻にて、松陰の死というかたちで、主人公が晋作へと移り変わります・・・。
幕末というと、坂本竜馬や新撰組といった面々が、とかく取り上げられがちですが、この動乱期に大きな仕事を成し遂げたのは、やはり長州藩出身の志士達ではないでしょうか?
彼等の多くは、明治維新を迎える前に、その命を散らして逝きます。

歴史の大きな節目に立ち合えなかった、真の歴史の立て役者・・・。
そんな長州の若き志士達の物語りをぜひとも多くの人に読んでもらいたいです。


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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク