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文学・評論

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南の島のティオ (文春文庫) 国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫) 半分の月がのぼる空〈3〉wishing upon the half‐moon (電撃文庫) 魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫) ゲームの名は誘拐 (光文社文庫) ゼロの使い魔 (MF文庫J) イリヤの空、UFOの夏〈その2〉 (電撃文庫) 理由 (新潮文庫) ぼんくら〈下〉 (講談社文庫) 華宴 (幻冬舎アウトロー文庫)
南の島のティオ (文春文庫) 国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編.. 半分の月がのぼる空〈3〉wis.. 魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫.. ゲームの名は誘拐 (光文社文庫.. ゼロの使い魔 (MF文庫J) イリヤの空、UFOの夏〈その2.. 理由 (新潮文庫) ぼんくら〈下〉 (講談社文庫) 華宴 (幻冬舎アウトロー文庫)

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南の島のティオ (文春文庫)

[ 文庫 ]
南の島のティオ (文春文庫)

・池澤 夏樹
【文藝春秋】
発売日: 1996-08
参考価格: 470 円(税込)
販売価格: 470 円(税込)
南の島のティオ (文春文庫)
池澤 夏樹
カスタマー平均評価:  5
ファンタジーの真髄
現実と空想を混ぜ合わせたような作品 混沌とした都会から遠く離れた島で起こる出来事を、ゆったりと流れる時間・自然が持つ魅力・誰もが知りあいなどという島の特徴の中で描いています。 10の短編からなっている、とても読みやすい本。 オススメは、「帰りたくなかった二人」 現実とは違った体験をしたいと思ったことはありませんか? 親の実家が何もない田舎でも時々帰りたくなるのは、先祖の供養ということの他に 普段身を置いてる場から逃れたいという欲求があるからだと思います。 それが1度も行ったことない場なら、なおさらひかれるもの。 この小説を読んで、心の奥底で眠っている子供の頃の無邪気な夢を思い出して下さい。
きらきらした空気
乾いた空気と、濃い影、澄んだ空といった光景がキラキラと頭に浮かびます。 やや美化されたというか…教訓じみたところがないとは言えませんが (一応子ども向けなのもあるのかも)そのにおいを消し去るほどの清涼感です。 この文庫本は何冊買ったことか…。 人にあげてしまうので何度も買いなおしています。

 池澤さんの書く児童文学。まあ、児童文学といっても大人が読んでも十分におもしろい。かんけつな文体と夢がひろがるファンタジー。典型的な児童文学的な要素に、池澤さんお得意の、熱帯の島国に神との接触、などをとりこんで、ロマンチックにしあげた一品。
読者の想像力をちくちく、ぴくぴく刺激する。
南の島のホテルの息子、ティオ。まだ十代前半。 島の子供たちとのいつもと同じなのにいつでもわくわくして楽しい遊戯。 ホテルに寄る、考えたことも無いことを教えてくれる人達。 ティオの、世界が広がってゆくのに伴ってくる瑞々しい様々な感情がものすごくよく伝わってきます。 心をくるくる、くるくる動かされる本です。 「昔、天を支えていた木」が、どんな木なんだろう、本当に大事な木なんだ…と、色んなことを考えてしまえるから個人的に好きです。
魅力溢れる短編集
 ティオはホテル経営者を父に持つ少年。周りには友達・島の人・観光客など大勢の人々がいて、その人たちとの関わりの中で多くの不思議な事件に遭遇する。ティオはそういう不思議なことに遭遇しながらゆっくり成長していくが、この不思議は島の人の日常生活を変えてしまうようなことはない、とても些細なものだ。  美しい自然を持ち、だが一方で現代的な面も持つ著者独自の世界を舞台に、ティオが自分の周りで起きた10の「不思議」を語る。それらの話は単に面白いだけではなく、時に寓話的な部分も感じられる、とても不思議なものだ。  ただ最後の「エミリオの出発」だけは他と違い、これから広い世界へと旅立つ子供達への餞のような趣がある。世界観は『マシアス・ギリの失脚』に繋がる部分もあるが、最後の部分が違うだけで印象はだいぶ違う。

国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)

・司馬 遼太郎
【新潮社】
発売日: 1971-11
参考価格: 740 円(税込)
販売価格: 740 円(税込)
国盗り物語〈2〉斎藤道三〈後編〉 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
カスタマー平均評価:  4.5
道三の国盗り物語
 国主を二度に渡って蹴落とした、道三の後半生を描く。  まさに国盗り物語の真骨頂であり、前編の、まるで手品を見ているようなキラキラ光る才知ではなくして、力の扶植に専念し、力でねじ伏せていくという、まさに、家老から大名へと変身していく様はおもしろい。  テンポもよく、あっという間に読める。
「信長編」へと続く「信秀編」が見所
 第二巻では斎藤道三こと松波庄九郎が、主君であり、美濃守護でもある土岐頼芸を追い出し、庄九郎が美濃守護になるまでが描かれています。ここまでは分かっていたところですが、本巻の見所は「道三編」でもなく「信長編」でもない、名前を付けるなら「信秀編」が描かれているところです。この「信秀編」が実にいいつなぎを果たしています。「信秀編」を読むことによって第三巻以降の「信長編」への興味がより沸いてきます。  第三巻以降の「信長編」もとても楽しみです。織田信長の半生がどのように描かれているのか楽しみです。  
これぞ下剋上
斎藤道三が大名へと下剋上を遂げる物語です。 常識の善悪を超越した存在として、 絶対の自信を抱いています。 組織の内側から革命をおこすという 難しいことを見事に行います。 信長や光秀の師匠であるという視点も 興味深いです。
司馬氏40代の作品、というつぶやきがムムムっと
司馬遼太郎作の魅力の一つに、作者のつぶやきがある、と思うのは私だけだろうか。龍馬でも多々つぶやいておられるが、この道三の物語でも....相当に司馬氏のお気に入りの人物だったのか.....この間の冒頭では庄九郎と茶飲み話にふけるなど、相当楽しんでおられる司馬氏の姿がかいま見えて微笑ましい。もちろん、ここにいる道三=庄九郎はこの物語の後半の怪物めいた描かれようとは異なり、相当に魅力的であり、司馬氏ならずとも茶飲み話の一つもしたくなる(うそ!こええよ、そんなの!)
さて、この巻の後半、いよいよ道三が蝮化し、土岐頼芸を追い出す段の手前で司馬氏はこんなような余話を挿入している。人間40を過ぎるころには愛憎が深くなるようだ、このころの庄九郎と同世代の筆者も...

え〜!司馬さんが40代の頃の作品なんだ〜!なんかすっごい。

書かれた時代は高度成長期のまっただ中で、古い日本を変えてやろうという戦中派世代が鋭い気概に燃えていた頃だったろう。戦国のスーパーマン、松波庄九郎の姿はこのころの植木等的サラリーマンにはスゴイ魅力的だったことだろうなぁ。そのスーパーマン庄九郎もこの巻の終わりではかなり哀しい。いつまでも若々しい華やぎのあるお万阿が素晴らしい。
信長編へのつなぎ
この巻では、斎藤道三の守護代時代からの後半生が描かれています。成り上がりの道三のイメージとは異なり、善政・知略で国を平らげていく課程が描かれています。つまり、この本の「国盗り物語」というタイトルの主題を描いている部分なのですが、この時期の道三は私の持つ「ギラギラした」道三の魅力はありません。

しかし尾張の信長の父親である信秀が魅力的に書かれていて、後の信長編に続く導線を引いています。早く信長編を読みたいと思わせる巻でした。
また「雑話」という章があるのですが、ここでは司馬氏自身が道三と世間話をするところを想像する、という面白い趣向があります。ここでの司馬氏と道三のやりとりは、この巻での一興でした。


半分の月がのぼる空〈3〉wishing upon the half‐moon (電撃文庫)

[ 文庫 ]
半分の月がのぼる空〈3〉wishing upon the half‐moon (電撃文庫)

・橋本 紡
【アスキー・メディアワークス】
発売日: 2004-09
参考価格: 599 円(税込)
販売価格: 599 円(税込)
半分の月がのぼる空〈3〉wishing upon the half‐moon (電撃文庫)
橋本 紡
山本 ケイジ
カスタマー平均評価:  5
てめっ夏目このやろ…
組織が脆いなら人口血管に取り替えるとかなんか方法あるだろ俺の血管使っていいから里香を助けて下さい??、って本気で思ってしまうほど里香が愛しくて、自分の無力さが情けなくて、まさに裕一はこんな気持ちなんだろなってすごく共感できます。マジで泣けます
僕は無理やり笑うことにしたんだ。里香のために―。
まず一言。この巻の表紙の里香は八巻の表紙の里香の次に可愛いと主張させていただきます! すみません、取り乱してしまいましたw この巻では・・・ネタばれ要素多すぎて言えない>< とにかく大激動しちゃいます。 あと里香がセーラー服を生まれて初めて着ますw 裕一はと言うと・・まぁ女性から考えたら最低の行為をしそうになるわけです。いいや、したのか。 その件について擁護も批判もしません。ただ貴方がこんな状況に立たされた時に最善を尽くせたと言えるだろうか。裕一は17で、どうしようもなく弱いバカガキなんだ。無理やり笑うことの辛さを理解してあげて欲しい 里香の笑顔の理由を知った時、ガラにもなくこみ上げるモノを感じました
一時は本の一時にしか過ぎず・・・
「コレクション」の疑惑も何とか(?)晴れ、 祐一と里香の間にはしばしのまったりとした時間が流れます。 しかし… そんな時間もある事件により ことごとく打ち砕かれてしまうわけで… 祐一のわがままな里香との貴重な時間を 精一杯謳歌しようとする姿勢… そしてそんな彼を助けようとするある「覆面」の存在 それぞれの場面が素敵で 暖かいのです。 しかしそれは前半までですけどね。 後半はシリアス+祐一に最悪の出来事が生じます。 「迷い」ゆえの行動でしょうが 私だったら亜希子さんのとった行動を支持しますね。 暖かさと、切なさ、 両方が存在する作品です。 今回はとても楽しく読むことが出来ました。
とめられた一分
とめられた1分では亜希子さんに、裕一が里香と面会することが許されます。しかし、たった、1分でも彼らの関係は深くなっていく。そして、里香が倒れる前に裕一に渡した本、「チボー家の人々」を読んでいいと言われる・・・  ついに里香は手術を受けることになる。そして、裕一は「チボー家の人々」を手に取った時・・・  僕にとってこのシリーズは大切なお話です
輝きながら落ちる砂時計
そこで切るか!?って場面で終わりましたil|li_| ̄|●il|liもんっっ凄いおあずけです。今回里香は、一日だけ学校見学をします。終始笑顔で楽しげな里香。だけど光の中をきらきらと輝きながら、さらさらと落ちていく砂時計のように、つねに死の影がつきまといます。儚い中にも、友人とじゃれる裕一のシーンは微笑ましいですv一巻ではタイガーマスクをかぶった友人の司。二巻ではスーパーストロングマシーンのマスクをかぶってます。そしてこの三巻では、スペル・ソラールのマスクをかぶって、裕一たちを鬼教師から助けてくれますwぶっちゃけ知りません、スペル・ソラール。あのミル・マスカラスの師匠だそうなので、凄い人ってことは理解しましたv作者、熱く語りすぎですwほんの数ページですが、作者の弾むペン捌き…いや、軽やかなタイピングの雰囲気が生き生きと伝わってくる描写になっておりますwプロレスファンなら、絶対ニヤける!ファンならずとも、充分面白いですwえっと、本編に戻りますが、照れ屋の二人の仲は、なっかなか進展しません。ですが、最後の最後に里香が、めちゃめちゃ可愛いアプローチをします。こんな可愛い娘にこんなんされたら、もう身悶えしちゃいますwそれだけに、切ないシーンですが…どうなるのか、続きが気になる!

魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)

・京極 夏彦
【講談社】
発売日: 1999-09
参考価格: 1,090 円(税込)
販売価格: 1,090 円(税込)
魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)
京極 夏彦
カスタマー平均評価:  4.5
すごい!!
すごいの一言です。 深いですね、本当に!!
長いのに、読むのが苦痛になりません。「はこ」の中みたいなあ…。
バラバラ殺人、美少女殺人未遂事件、少女誘拐事件が絡まりあって 解きほぐすのは不可能と思われる謎を形成しています。 キーワードは本書のタイトルにもなっている「魍魎」と「はこ」です。 1点目。拡散していくように思える真相を、謎解きパートでしっかり明かしてくれる場面。 前作「姑獲鳥の夏」でもそうでしたが、ここは心地よい。(ただし話は悲しい。) それまでは京極堂以外の登場人物と同化して、読者もいまいち真相にたどり着けず いらいらしながら読むことになります。 しかし、この「いらだち」は決して不快なものではありません。 脳みそをフル回転させる心地よい疲労感です。 そうして、真相の6割くらいまでは頑張れば到達できるのです。 しかし、そのさらに奥深くにあることを京極堂に見事に指摘されて悔しくもあり、 すっきりもしました。この快感、開放感は素晴らしい。 2点目。ネタバレなしで、話の内容について感想を書きますと、 人は「何か」にとらわれるととてつもない行動を平気でしてしまうのかなあと思いました。 人をとらえるものは、愛情だったり、妄執だったりします。 それが謎解きの部分でどんどん明かされます。 (ただし、京極堂は明かす前に本人に言ってよいのか確認をとってから話すのです。 ここにぶっきらぼうな彼のやさしさが見えます。じつはヒューマニスト?) 3点目。バラバラ殺人事件の謎解きの時、気が遠くなりました。 切る側の「ある思い込み」のため、切られる側は「最上級の苦痛」を与えられます。 さらりと書いてある(うっかりすると見逃すかも)くせに、これはすごい場面でした。 現場を想像すると痛さが伝わり、恐ろしいのです。被害者からしたら絶望的な恐怖です。 下手な悲鳴などいらない。京極堂の冷徹な語りさえあればいい。 想像力豊かな方は気をつけてください。失神するかもしれません。 スプラッターやゾンビ大好きの私も、ここの恐怖には心底震えました。 文学ってすごい!(なんかあほなまとめ方になってしまいましたが。) 今回も夢中で読ませてくれました。文句なしの☆5です。
京極夏彦の最高傑作という名にはじない作品
京極夏彦2作めにして最高傑作として名高い本作。作中にはさまれる幻想的な「匣の中の娘」女子高生の自殺未遂事件、連続バラバラ殺人事件、戦時中の不気味な研究を続ける医学研究所、匣をあがめる新興宗教など禍々しいが、一見無関係に見える事件が一気に収束してゆくラストが圧巻です.戦後のこの時期に免疫学や遺伝子操作などの言葉自体もありませんし、そういう意味で時代背景と京極堂の説明はやや齟齬がありますが、科学と伝奇ものが絶妙に組み合わされた傑作であることはかわりありません。現代の医学水準で考えれば四肢のない状態で生きていくことも人工臓器、臓器移植などある程度可能な技術です。究極は体のサイボーグ化、脳移植や意識の電脳化などでしょうが、これが本当にヒトといえるのか、元の本人と同一のものなのか、考えさせられます.特に臓器移植に関しては我々はもう一度その是非について考える必要があるのではないでしょうか?猟奇的ミステリ小説の傑作、ぜひご一読されることをお勧めします.
伝奇ミステリー
“ヤンデレ”多すぎ(笑) すっきりしたとも後味が悪いとも云えない独特の読後感でした。 姑獲鳥の夏よりストーリーの構成は向上していると思います。 お勧めです!!
匣の中には綺麗な娘がぴつたり入つてゐた。
女子中学生が深夜の駅で線路に突き落とされ、重症を負う。 そばには、泣きじゃくる同級生がいた。 偶然とおりかかった刑事木場は、同級生の身柄の保護を頼まれ、 一連の事件に巻き込まれていく。 別の場所で起こったバラバラ殺人事件。 箱を持ったお払い師 奇妙な正方形の研究所 登場人物も事件の舞台も不思議な雰囲気をもち、 小説の中に時折挟み込まれる作中人物が書いたとされる小説が 不気味さに拍車をかけていきます。  物語の後に行くにつれ、 最初に投げかけられていた言葉や出来事が伏線だったのがわかり、 とても面白く読みました。  厚い本のうえ、登場人物も多数なのですが、混乱する事も無くすんなりと読めます。

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

[ 文庫 ]
ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

・東野 圭吾
【光文社】
発売日: 2005-06-14
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
ゲームの名は誘拐
面白くてすらすら読んじゃいました。本をめったに読まない人でもきっと夢中になると思います。
情報が限られていることの意味
本作は、藤木直人(本書解説担当)主演の映画「g@me.」の原作です。 エリート・サラリーマンの佐久間が、仕事の挫折とある偶然を機に、 手の込んだ偽装誘拐ゲームを仕掛ける。 家族関係も勉強も仕事も、周到な準備をした上で、ゲーム感覚でクリアしてきた。 今度の誘拐ゲームもきっと俺の勝利に終わるだろう! そんな自信過剰な佐久間のたくらみは成功するのか、はたまた…。 本作のポイントは、物語が徹頭徹尾佐久間の視点から語られることです。 しかし、例えばある事件が報道される場合、 被害者の視点、被疑者の視点、捜査機関の視点、全体像、背景などなど、 複眼的な語られ方がなされ、我々一般人は多角的に真相を理解しようとするものでしょう。 それが、本作では佐久間から見たものとしてしか語られない。 そして、ところどころで怪しげな伏線が見え隠れする…。 幸か不幸か、私は著者の仕掛けたカラクリを半分程度は見破った (もちろん、そんな素人の想像を上回る事情が織り込まれていましたが…) ため、ある程度は落ち着いて読み進めることができました。 読みやすい文体とどんでん返し。東野作品初心者にお薦めできる一冊です。
漫画を読んでいるような感覚
これほどタッチの軽い東野作品は初めて読んだ。 "狂言誘拐"を企む主人公・佐久間はものすごく頭がキレる男で、 犯罪をゲーム感覚で、しかも楽しみながら実行しようとする。 実際の誘拐犯ってこういうこと考えながらやってるのかなぁ?とか思うと、なかなか興味深かった。 しかし"敵"もまた、つわものであり、おそらくこれまでに数々の修羅場をくぐり抜けてきたであろう男。 まさに頭脳と頭脳のぶつかり合い、それがまた物語により一層のスピード感を与えている。 このゲームに勝てるのか?いや、なんとしてでも勝たなければならない。 ふたりの考えや駆け引きの中に人生を生き抜いていくヒントのようなものが書かれてある気がした。 まぁ、途中から落ちはなんとなく読めたのだが、"誘拐ゲーム"のスリルは十分堪能させてもらった。 まるで漫画を読んでいるかのような感覚に陥るテンポの良さとストーリー展開はお見事。 「面白いからちょっと読んでみて」と気軽に勧められる1冊。
逆転のプロットも今となっては新鮮味が乏しいか。本書は秀作か駄作か?
 藤木直人と仲間由紀恵を主演として放映された映画「ゲーム」の原作。巻末の藤木さん本人の文章はなかなか興味深かった。俳優としての役作りへのこだわりや撮影現場での小話などは読んでいて楽しいものだ。映画の出来栄えも個人的には大変良かったと思っている。とくに終盤からラストにかけての佐久間(藤木役)の反撃は見応えがある。前半の佐久間の態度や口調には「傲慢さ」が充満しているため、あの強気な人間がどんどん落ちてゆくシナリオとのコントラストが実に鮮明なのだ。藤木さん自身も、そのことを意識的に行ったと語っている。さすが俳優だ。  映画の「原作」である本書を読んだ感想は、正直なところ、あまり芳しくない。原作と映画の違いがかなり大きいので、そのギャップになかなか対応できなかった。佐久間と樹里(仲間役)の会話のやり取りも、映画のなかの藤木・仲間バージョンとうまくイメージが整合できなかった。端的にいえば、原作よりも映画のほうが私にとっては遥かに面白かったということに尽きる。「原作との違い」を知ることができたことは収穫だが、それ意外はあまり積極的に評価する点はないように思う。むろん東野圭吾の作品だから、作品全体としてではなく、細かい配慮を感じさせる無数の文章には読者を引き込む力がある。一気に読ませる筆力も健在。私自身がそこそこ彼の作品を愛読しているせいもあり、今回は琴線に触れるようなものでなかった。だから評価は「星3つ」とした。  逆のケースも想定してみた。つまり先に原作を読んでから映画を観ていたら、本書への評価は変わったのだろうか。いや、たぶん変わっていない。それだけ映画が与えたインパクトが大きかったのだ。映画は小説の原作を忠実になぞる必要など全くないし、そうでないからこそ、どちらにも魅力が生じる。連載時の題名を変えたのは正解。新幹線のなかであっという間に読了しえたことが今は不思議である。
クライム・ノベルの魅力
 主人公は広告プランナー。ある大きな仕事から外され、ひょんなことから相手の会社の副社長の娘と知り合い、狂言誘拐を仕掛ける。そして誘拐と言う名のゲームを彼は始める。クライム・ノベルというと、だいたいうまく事が運ぶことになっている。それでも、その過程は面白い。こういう小説は、結末ではなく、過程を楽しむものなのだ。  クライム・ノベル。人はなぜそれに魅了されるのだろうか。犯行がクールだからか。犯人と警察の知恵比べが楽しいのか。いずれも正しい。しかし、一番大きいのは、犯人と一体となり、実際にはできるはずがない犯罪を疑似体験できることだろう。しかも、たいていの場合、こういう小説では血が流れない。純粋に、犯罪の進行を楽しむことができる。読後感も悪くない。こういう本を読むと、読者は普段のストレスや怒りなどから解放される。一服の清涼剤と言ってもよい。それが、私たちが夢中になれる理由であろう。  しかし、この物語は東野圭吾らしく、単なるクライム・ノベルでは終わらない。一筋縄ではいかない小説である。どうぞ、存分に楽しんでいただきたい。

ゼロの使い魔 (MF文庫J)

[ 文庫 ]
ゼロの使い魔 (MF文庫J)

・ヤマグチ ノボル ・兎塚 エイジ
【メディアファクトリー】
発売日: 2004-06
参考価格: 609 円(税込)
販売価格: 609 円(税込)
ゼロの使い魔 (MF文庫J)
ヤマグチ ノボル
兎塚 エイジ
カスタマー平均評価:  3.5
1?16巻まで揃え、読み直した後の評価
魔法学院の中でなら多少のことは問題ない。ここまではいい。 問題は戦場に出てからだ。 戦場は本来、殺し合いが行われる場所の筈だが、 緊張感は無し。帰還中にイチャイチャ。帰還したあとは更にイチャイチャ。少しは慎め。 才人は重傷を負っても魔法で元通り。後遺症は一切無し。 おまけにルーンのおかげで痛みや恐怖が激減し、さらに身体能力を大幅に強化。 怪我しても平気、痛くない、怖くない。面白くない。  ルイズに至って傷一つないのは当たり前。怪我といっても軽い打ち身や擦り傷などが関の山。 毎回才人が敵を引き付けるので、誰かさんは後方でのんびり詠唱してカッコよく敵を撃破。 とどめにどんなに巨大な爆発でも殺さない、便利な「非殺傷設定」付きの魔法。 ちなみに本編の4割はこういった内容のバトルシーンで、残りは全部「萌え」。 結局、「ツンデレ」が好きな者には最高の作品なんだろうけど。 純粋にライトノベルが読みたい人は読まない方がいい。マジで。
ライトノベルといっても・・・
著者は中世ヨーロッパの封建制を下敷きにしたファンタジー小説を書きたく思っており、この作品を書いたらしいのですが・・・。 いくらライトノベルといっても、もう少し中世ヨーロッパについて造詣を深めて欲しい。 時代背景描写がほとんどない。騎士、平民、貴族といった身分を表す単語は出てくるが、 ただそれだけ。単なる異世界物語ならわかるが(それでも背景設定の描写はいると思うが) 中世の香りがまったくしない。 これなら現代と同じ文明レベルの異世界で書いたほうがよかったんじゃないのか?と思える ぐらい、中世の香りがしない。 これを読む方は、異世界ファンタジー&恋愛&ツンデレ萌えな小説と思って読んだ方が、 いいでしょう。 もっとわかりやすく言えば、恋愛ゲームの時代設定を中世風に変え、ファンタジーにし、 ちょっと冒険も入れてみた、という感じの小説です。 同じ召還された高校生が活躍する小説に「黄金拍車」王領寺静(藤本ひとみ)があるのですが、 西洋史に深い造詣がある著者の小説は、ディープな中世時代に連れていってくれるのに、 ライトノベルの読みやすさがあり、文章構成もしっかりしています。 こちらのほうが、断然お勧め!
一巻は微妙
一巻は内容も平凡で特に驚くような展開もオチもなく微妙です。 買うなら2巻?3巻まとめて買うのをお勧めします。 2巻、3巻を読めばゼロ魔がなぜ人気なのかわかっていただけると思います。
あくまでもライト
ファンタジー小説が好きなのでストーリーを知ってから興味をもったのですが、日頃ドッシリした小説ばかり読んでいる自分にはイマイチでした。途中て何度か自分で手を加えたくなりました。ただ、普段本を読まない人が萌えを求めて読むには良いと思います。という事で☆4個。
あっという間に読めます。
久しぶりに一気読みできた本です。 文章量がそんなに多くなく、 しかも所々に笑いがちりばめられています。 設定も、ドタバタものでなかなか面白いのですが、 少々ストーリー展開がベタな感じです。 同じような感じが多い気がするのです。 とは言えども、トンデモな使い魔と魔法使いのこれからの活躍は 楽しみであります。

イリヤの空、UFOの夏〈その2〉 (電撃文庫)

[ 文庫 ]
イリヤの空、UFOの夏〈その2〉 (電撃文庫)

・秋山 瑞人
【アスキー・メディアワークス】
発売日: 2001-11
参考価格: 599 円(税込)
販売価格: 599 円(税込)
イリヤの空、UFOの夏〈その2〉 (電撃文庫)
秋山 瑞人
駒都 えーじ
カスタマー平均評価:  5
またもやハチャメチャ。
甘酸っぱいのと、ハチャメチャ系、両方入っています。 ダントツでいいなと思ったのは やはり「十八時四十七分三十二秒」です。 前編はちょっとむちゃくちゃな構成なので 少々辟易するところがありますが、 後編のラストは何とも甘酸っぱいのです。 それは最後まで読むことで明らかになるでしょう。 おバカ系、というよりもハチャメチャ系の 「正しい原チャリの盗み方(後編)」もまたいいです。 でも通常ありえないだろう、とつっこみたくなってしまいますけど。 一つで二つ味わえる、おいしい作品だと思います。
しかしながら、
 正しい原チャリの盗み方の後半はすごかった。名探偵並みの水前寺の推理から、イリヤが語る過去の話。過去の話、特に事故現場の上の公園の話は背筋がぞくぞくするほど神秘的で残酷な描写だ。  あとは基本的にコメディタッチの学園祭。前後編に分ける必要あったのか、と疑わんばかりに内容の薄い話であり、ここはちょっといただけないと思った。  セカイ系の特色だと言わんばかりに、イリヤが浅羽に惹かれる理由がわからん。あとできちんと補足されるんだろうか?
『イリヤ』の中で、僕はこの巻が一番好き。
「今まで読んだ恋愛的小説の中で一番のお気に入りは?」と訪ねられたら、僕は間違いなく即答で 「村山由佳先生の、『おいしいコーヒーのいれ方』の第一巻、『キスまでの距離』」と答えるのですが、この『イリヤの空、UFOの夏 その2』も、なかなかどうして、それに負けないくらいお気に入り。 特に園原中学校のトンデモ大騒動の文化祭と、それに伴った少年少女達の恋愛模様を描いた『一八時四十七分三十二秒』の前後編は、『イリヤ』の中で一番好きなエピソード。 ……しかし、この後物語は今までと少し雰囲気が変化していくので、『単純に面白い小説が読みたい』という方は、この巻までか、次巻の第一話『無銭飲食列伝』までを読んだら、手を止めるのもありかもしれません。
蓮斜めな感想
普通だったら旭日祭(一八時四十七分三十二秒)の
晶穂のヤキモチやフォークダンスシーンでしょうが、
私が押したいのは「死体を洗う」です。

番外編なのですが、榎本の素性をかいま見ることが出来る秀作です。
オチが榎本の立場らしくそら恐ろしい物ですが……
その2
「その1」から続く、「正しい原チャリの盗み方」「十八時四十七分三十二秒(前後編)」「死体を洗え」の4篇を収録。

「正しい原チャリの盗み方」は、浅羽と伊里野のデートと、それを追いかける水前寺と浅羽の妹・夕子の2点で話が展開。伊里野と打ち解けようとする浅羽の(ある意味無駄な)努力と、水前寺&夕子という凸凹コンビの掛け合いによるスピード感あるコメディタッチのストーリー。
「十八時四十七分三十二秒」は、浅羽にひそかに心を惹かれる新聞部員・晶穂の心情がストーリーの中心に。学園祭の様子などは、ギャグが含まれているものの、晶穂の思いと伊里野への嫉妬などがメインのとめ、どちらかというとしっとりとした感じのストーリー。ありがちと言えばありがちなキャラクター、展開ではあるものの、こういうのもアリかな、という感じはする。
番外編でもある「死体を洗え」は、どちらかと言えばホラーちっくなストーリー。自衛軍の女子隊員の噂話という形で、話が展開。本編に登場(?)する人物らしき人の話を中心に添えているのだが、この後味の悪い締め方が個人的には大好きだ。


理由 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
理由 (新潮文庫)

・宮部 みゆき
【新潮社】
発売日: 2004-06-29
参考価格: 900 円(税込)
販売価格: 900 円(税込)
理由 (新潮文庫)
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:  4
ページが進むごとに暴かれていく謎
一家四人が高級マンションで殺された事件をドキュメンタリータッチで浮き彫りにする物語。 インタビュー形式で関係者たちが事件を振り返り真相を突き詰めていく手法。
私的に宮部作品の最高峰
直木賞受賞作ということですが、レビューを見ていると結構好みが分かれる本作。 宮部氏の作品は最近ファンタジーものや時代ものが多いですが、 個人的には火車や模倣犯のような本格的なミステリーが好きです。 ミステリーといっても活劇的な部分は皆無だし、ストーリーも 説明的なところが多いのが本作の特徴。 レビューでも一部の人が指摘しているように展開が遅いというのは一理あります。 しかし私は逆にそれこそがこの作品の真骨頂ではないかと思います。 一人一人の登場人物に事件そのものに大きく関わってない部分も含め、 かなり詳細に説明してるのが一部の方には退屈なのだと思います。 そのような一見無意味な細かい設定の連続性が登場人物に存在感をあたえ、 この作品にリアリティーを生み出しているのではないかと思います。 この作品は事件の表面からスタートし、その全容を関わる人物のエピソードから 少しずつ解明していきます。 私たちが普段ニュースで知る事件はその被害者や加害者のほんの一部しか知ることができません。 この本を読んだあと、普段その一面だけを見て理解したつもりになっている世の中の 事件にはきっと多くのストーリーを含んでいるのだろうなと思いました。 関係ないですが私はこの作品を荒川の自宅マンション(15階)で読みました。 読んでいる最中何気なく窓の外を見てしまいましたw
「事件」には報道されていない理由があります。
私達は日常、新聞報道などで様々な事件に遭遇していますが、その「事件」というものが辿る不思議な世界を斬新な手法で描き出した小説だという感想を持ちました。ここに取り上げられる事件は、一家四人殺人事件ですが、その事件には膨大な人間が関ってきます。目撃者、証言者、関係者などそれぞれが一部分を担っていますが、バラバラに存在している情報はそれぞれが孤立しており、事実と思い込みや空想との距離が測れません。一枚一枚のカードを丁寧に並べなおしてゆくことで、事件は素顔を覗かせ始めます。普通の人が突然事件に巻き込まれてしまう日常に潜む罠を宮部さんはよく使用しているように思いますが、この作品でも、そのリアリティーが遺憾なく発揮されていると思います。導入部での圧倒的な迫力は凄いです。ぐいぐいと文章に引きずられてゆくような文体が圧巻でした。
家族の、陰の呟きこそがキモ!
超高層マンション内に住まう身元不明の一家四人が、一夜にして殺害された。事件の真相をルポタージュ形式で追う、"真相追求型"のミステリ小説。 すべての証拠は、マンション内に住まう住人たちの中にしか転がっていない。捜査を進める中、マンション内に住まう住人たちの様々な家庭環境が捜査当局に去来する。 それぞれの事情を抱え、互い違いに、"よそ"についての虚像を抱く"家庭"。 どんなに幸せそうな家庭でも、自分の家族に充足し続けられる家族はどこにもいない。誰しもが不満を見つけ、幸せな部分は見えなくなるのだ。いったいどこに隠してしまうのかと思う程に。 読み進めるごとに、事件の経緯以上に、書き込まれた家族群像の方に目を惹かれていく。 そうさせる程、宮部みゆきの描く人間像は、実にリアルで着飾る所がない。彼らは各々の観点から気儘(きまま)に語っている。 よく書いたな、と感心するほど、登場する人物背景も多種多様だ。心に伝わる生々しい感情が描かれる: 子供の社会、主婦の社会。老人を支配し続ける過去、悪妻とその周縁の人々、闇業者とそれに転がされた人々、嫁姑の微妙な関係、家族に見捨てられた女、家族を憎悪する男ーー。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 自分が思うにこの本、一家四人殺しというミステリ的部分は、話を600ページ引っ張るためだけにあるのだと思う。 むしろ、家族がお互いの考えを言いっ放しにしている、この状態をこそ比較して楽しむものなのではないかと思う。 全く関係のなかった多くの家庭も、見方を変えただけでいつ破綻し、いつ殺人が起こるかわからない。些細な契機(きっかけ)を与えるだけで、波紋は大きく拡がっていくーー。 この事に気づくと、すべての家族の物語が連鎖的なものとして立ち上がってくる。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 他の宮部作品に比べ、比較的読み進めるのに時間がかかる作品。じっくりとした文章で、言い換えれば十分な読み応えがある。 過去の作品「火車」に近い部分があるが、自分の口には「理由」の方が合う。 軽い本ではない。そこがお勧めできる所である。
家族という単位からはずれると
直木賞を取ったのが、『火車』でもなく『模倣犯』でもなくこの『理由』だったのが、わかるような、わからないような・・・着眼が素晴らしい、一人一人の心理や状況説明は丁寧、都会の中の寂しさはせまってくる・・・面白かったし、読み応えあった。 ただ、ちょっと真面目に説明しすぎたかな?ところどころ重たいな、というのはありました。 でもやっぱりさすがだな。地味な、まっとうな人間を軽んじないで描く。たまたまでも、むりやりにでも、家族という単位から外れて、まっとうからはずれてしまった人を、悲しみながら書く。そこに優しさをすごく感じるので、いつも読み終えた後いろんなものが残ります。 で、またそれを味わいたくて読むんですよね。

ぼんくら〈下〉 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
ぼんくら〈下〉 (講談社文庫)

・宮部 みゆき
【講談社】
発売日: 2004-04
参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
ぼんくら〈下〉 (講談社文庫)
宮部 みゆき
カスタマー平均評価:  4.5
なんだかさみしい
鉄瓶長屋から次々と店子が姿を消していく本当の理由は―― 下巻は、ほぼ解決編、といった感じでした。 上巻ではそれほど活躍の場がなかった弓之助などもたくさん登場し、それなりに面白いのですが…謎解きとしては、あまりに意外性がないかなあ、という気がします。 上巻でいい味を出していた人情話が、とってつけたようになってしまっているのも残念。 謎が解けたところでなにがよくなるわけでもなく…リアリティがある、とも言えるのかもしれませんが、上巻の雰囲気があたたかかっただけに、なんだかさみしい気がしました。
たのしかったー
時代ものはあまり手が伸びなかったのですが、宮部さんは好きだったので、いいかなーと軽い気持ちで読み始めたのですが、はまりました。というよりやられました。(^^ゞ それぞれのキャラクターが活字の中から映像で浮かんでしまうくらいで、実在しないけど会って見たくなるようないい味のでた人ばかりでした。 できれば、この人物でシリーズ化して欲しいなと少し思ってしまいした。
素晴らしい時代小説
作者の才能に脱帽です。 現代劇、SF、コメディー、どれもこれも面白い。 なのに時代劇が一番?と思ってしまう。それくらい面白い。 「霊験お初」シリーズを買いに書店に行き、「ぼんくら」というインパクトある題名に引っ張られていっしょに購入。 「お初」を読む前に一気に上下巻読んでしまった。 ただただ作者の才能に脱帽です。
面白かったー
昨日上巻を読んで面白かったので、今日下巻をいっき読みしてしまった。全ての謎がすっきりー!いやあ、弓之助かわいいし、頭がいいし、よかったな。宮部さんの作品は、出てくる登場人物がすごく克明に描かれてて楽しい。彼もまた別の作品で登場したりするのかな?
まさか!の展開に頁をめくる手が止まりません!
〈上〉からの続きから始まります。「長い影」は題名の通りかなりボリュームのあるお話ですが、恐らく次々に読み進めてしまうこと請け合いです。ミステリ部分の解答はやや意外な形で訪れますが、そこに行くまでの人物の動きが各自にものすごいエネルギーを持っているかのようです。思わすこちらの気分ものぼりつめつつお話に幕がおりるような気分を覚えました。いやあ、宮部みゆきはほんとに天才ですね!活字でここまで人を興奮させるなんて。

華宴 (幻冬舎アウトロー文庫)

[ 文庫 ]
華宴 (幻冬舎アウトロー文庫)

・藍川 京
【幻冬舎】
発売日: 1999-12
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
華宴 (幻冬舎アウトロー文庫)
藍川 京
カスタマー平均評価:  4.5
冗談でしょう?
変な風習を持った変な人々の変な性の儀式が繰り広げられていて、上品でもなく名作でもなく、冗談のような物語が展開しているただの変な官能小説です。 ただ、最後まで読み進められるほどの筆力はあり、この作品に対する作者の並々ならぬ情熱のようなものを感じることができる。ただし情熱と出来具合とでは話は別。 小説の世界以前に官能小説の世界なんて現実的に考えてはだめなんだけど、筆力に負けず冷静に読んでいるならこの小説からただよう変な物に気付かないものなのだろうか。ほかの、数ある官能小説にはない変な違和感を覚えてたまらない。いい意味ではなく。 その「変な違和感」の正体が何か分かるのは、一部の、高得点をつけている人たちだけなのかもしれない。 僕には理解できない世界だ。 ちなみに一言断っておけば、僕はこの人の作品とは合わないらしい。 (……だからか?)
和製エマニエル夫人
 一昔前に大流行した、『エマニエル夫人』とモチーフは同じ。フリー・セックスの哲学を身を以て体現していこうとする男に、開発され、真の愛情に目覚めていく女の物語。だが、徹底的に和の小道具に拘っていくことで、結局、『エマニエル夫人』とはまったく別の空間を作り上げていく。  見ようによっては調教SM小説なのだが、見ようによっては逆大奥の物語と言えないこともない。
復刻に感謝♪
はっきり言って、最初の数ページで感じちゃいます。 官能にも品格があることをこの作品は語ってくれます。 どちらかといえば女性的な内容なのに好評を得てるのが 不思議なような嬉しいような(^^) どぎつい内容が多い昨今、このような名作が埋もれているなら ぜひ、どんどん復刻してほしいです。
読んでみてください。
初めて藍川さんの作品を読みました。限りなく上品で美しく官能的で、妄想ワールドが広がります。私も主人公になりたい!思わずそう思えてしまうこの本は保存して何度も読みたいと思った作品です。官能小説は男性本位で書かれ、読んだ後に屈辱感を感じるものが、多いのですが、今後も藍川さんの作品をコレクションしたいです。
美の系譜
何よりも、藍川京のこの処女作が、『卒業 恥ずかしすぎる体験』というそれこそ恥ずかしすぎるようなタイトルで出版され、そして、残念ながら廃刊となり、・・・ それでも尚、おそらく非常にリベラル、かつ、感性の高い人々によって、「隠れた名作」と密やかに支持され続け、こうして復刻再刊されたこと、そのこと自体が素晴らしい。中井英夫風に表現すれば、「泉鏡花、谷崎潤一郎、三島由紀夫、川端康成・・・ と、続いてきた日本の美の王朝の系譜は忽然と消えた。」のかもしれませんが、もしかすると、それはここにまだこのような形で幽かに息づいているような気もしなくはありません。それは、所詮、多くの人々にとっては、官能小説という隠花植物めいたものに過ぎないのかもしれませんが、隠された花は、余計に、妖しく、美しい。とも云えます。少しでも多くの方がこの隠された花のその美しさに気付いてくれたらと思ったりします。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク