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ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫) 日本の中世を歩く―遺跡を訪ね、史料を読む (岩波新書) 戦国時代は裏から読むとおもしろい!―「敗者」から見たもうひとつの戦国合戦史 (青春文庫) 高度成長―シリーズ日本近現代史〈8〉 (岩波新書) 失われたイエスの12使徒「八咫烏」の謎 占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉 (岩波新書) ヨーロッパものしり紀行 神話・キリスト教編 (新潮文庫) ソ連が満洲に侵攻した夏 (文春文庫) 大王から天皇へ 日本の歴史03 (講談社学術文庫) ヨーロッパものしり紀行―くらしとグルメ編 (新潮文庫)
ヨーロッパ文化と日本文化 (岩.. 日本の中世を歩く―遺跡を訪ね、.. 戦国時代は裏から読むとおもしろ.. 高度成長―シリーズ日本近現代史.. 失われたイエスの12使徒「八咫.. 占領と改革―シリーズ日本近現代.. ヨーロッパものしり紀行 神話・.. ソ連が満洲に侵攻した夏 (文春.. 大王から天皇へ 日本の歴史03.. ヨーロッパものしり紀行―くらし..

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ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)

・ルイス フロイス ・岡田 章雄
【岩波書店】
発売日: 1991-06
参考価格: 588 円(税込)
販売価格: 588 円(税込)
ヨーロッパ文化と日本文化 (岩波文庫)
ルイス フロイス
岡田 章雄
カスタマー平均評価:  4
宣教者の記録
日本の中世戦国期を知る上で欠かすことの出来ない書。 本書はテーマごとに14章でまとめられ、箇条書きされており、簡潔で読みやすい。 項目ごとの解説も過不足なく、煩わしくない。 14の章は、 ・男性・女性・児童・坊主・寺院・日本人の食事・日本人の武器 ・馬・病気、医師・書法・家屋・船・劇・その他 現代の日本と変わらぬものもあれば、現代から見れば寧ろエキゾチックな印象を抱くものもある。 次は感動した一項。 「われわれの間(ヨーロッパ)では普通鞭で打って息子を懲罰する。日本ではそういうことは滅多に行なわれない。」 …子を育てるに当って決して懲罰を加えず、言葉を以って戒め、六、七歳の小児に対しても七十歳の人に対するように、真面目に話して譴責する。
16世紀・・・
 宣教師である著者の視点より、日本とヨーロッパの文化的相違を記述している本です。

 多方面の物事について、ひたすら比較形式で簡便に書いてありますので、想像力がかきたてられ結構楽しめた1冊でした。
 
 戦国期のわが先祖達の生活様式に違和感も覚えれば、共感もあり、にやけてしまうこともしばしばでした。カッティングゲーテの「長崎伝習所の日々」も併せ読んだのですが(読み物としては圧倒的に楽しめる本です)鎖国をはさむ約200年でのわが国の変遷を微量ですが感じ取る事が出来ましたので本書と供にお勧めいたします。

 
記述が短くていい
 翻訳本にありがちな「それのそれによるそれのそれによって」みたいな文章がなくて非常に読みやすい。外人が見るとこんなのなのかー、へぇー、とすっきり頭に入って愉しい。でも翻訳してこんだけ小さいんだから、原本はもっと簡単なんだろうなぁ。
トリビアの宝庫
「織田信長や豊臣秀吉の時代、日本人は箸で食事をしていたが、ヨーロッパ人は手づかみでたべていた」

トリビア風に書けばこんな具合になるであろう16世紀後半の日本とヨーロッパの習俗が、ごく短い文章で対比される。その数なんと598。男性、女性、子供、宗教、食事、武器、馬、医療、建築などなど、記述は生活のありとあらゆる事柄に及ぶ。

考えてみれば、400年前だって、人は怒ったり、泣いたり、笑ったりしながら、食べて、寝て、働いて、遊んでいたのだ。今となんにも変わりはしない。織田信長や豊臣秀吉の派手な活劇の一方で、人は人の暮らしを営々と営んできたのである。まさにフロイスがその目でみたように。

学生時代に歴史の勉強をしていた頃は、こんなことは考えたこともなかった。歴史に残る派手なイベントや、歴史に残る派手な活躍をした人たちの名前を覚えることが、歴史の勉強だった。しかし、人の歴史というものは、ほんとうはこういうことではなかったのか。

むろん、過去の事実がそのまま「歴史」になるわけではなかろう。事実それ自体は客観的物理的現象で、それ以上でもそれ以下でもない。過去の事実に何がしかの意味づけをし、プラスにせよマイナスにせよ価値を与えるのが「歴史」の所作であろう。

しかし逆にいうならば、学校で教える「歴史」はあまりにも政治的な価値に力点を置き過ぎてきた。人の生活がどう変わってきたか、日本人はかつてどのようであり、今どのようであるか、そういった観点での意味づけが不十分ではなかったか。

本書の「トリビア」には、特別の意味づけはない。フロイスの観察した当時の日本人の習慣が、坦々と並べられているのみである。したがって、そのことに「意味」を見出すのは、本書を読む読者自身である、といってよい。たとえば女性に関する記述では、性におおらかであったことが伺える。娘が親に無断で何日も家を空けることも許されていたようだ。これをどう考えるか。いまの日本人のありようと比べてどうだろうか。これも「歴史」である。

日本人ってなんだろう、最近、よくそう思う。

このところ、イラク戦争への自衛隊派兵、北朝鮮の拉致問題、アテネオリンピックの金メダルラッシュや少し前ではサッカーのワールドカップでの活躍など「国としての日本」を意識する場面が増えてきたことがあるのかもしれない。

日本人は、ワールドカップやオリンピックといった場面では、瞬間発火的に団結し盛り上がるのに、終わるとすぐに醒めて日の丸には見向きもしなくなる。これでは運動会の玉入れと同じだ。日本人のナショナリズムは極めて幼い、と外国人に指摘されるゆえんである。

この原因が、全て歴史教育のせいだとはいわないが、しかし、日本とはなにか、日本人とは何か、もっといえば、自分とはいったい誰であるのか、その意味を知ることこそが歴史教育の真の目的であるはずなのに、それを正面から教えてこなかったのは事実である。

今の日本人は、自分が誰なのか、ほんとうにわからなくなっているのかもしれない。

とまれ、はじめは雑学でよいのである。雑学のなかに、そういうことを考えるきっかけがひとつでもあればよい。そのネタとして本書はまさに「トリビア」の宝庫である。
戦国時代の日本の風俗
戦国時代の日本の風俗を、ヨーロッパの風俗と比較して表している。とても興味深い書物です。外の目からみた、日本の姿が現れています。いままで日本の伝統だと思っているようなことが実は、この時代は全然逆であった、なんていう記述が結構あります。日本文化論としても重要な書です。価格も手ごろで、箇条書きで記されている為、読みやすく年齢を問わない書です。興味ある方は是非、是非。


日本の中世を歩く―遺跡を訪ね、史料を読む (岩波新書)

[ 新書 ]
日本の中世を歩く―遺跡を訪ね、史料を読む (岩波新書)

・五味 文彦
【岩波書店】
発売日: 2009-03
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
日本の中世を歩く―遺跡を訪ね、史料を読む (岩波新書)
五味 文彦
カスタマー平均評価:  4
ともかく難しい!日本の中世をきっちり描いてます
骨のある新書。 さすが岩波と言いたい気持ちです。 日本の中世を分かりやすく解説した歴史エッセイという触れ込みを信じましたが、 とんでもない。 本格的な歴史書です。 史跡の構造的な現地解説と史的背景の解説が重層的。 熊野古道、平等院、鶴岡八幡宮、浅草寺の観音様など、 面白い題材が沢山。 当時の天皇、武士などの権力、宗教、風俗などがみっしりと綴られています。 南北辺境の地の様子もカバーしています。 そこは新書的。面白いです。 地方地方に権力が成立し、 各地が交流しながら、 民衆の風俗も変遷していく、 そういう時期が中世だと。。。 日本の中世というのが、 何だかわかったような気分にさせてくれる1冊です。

戦国時代は裏から読むとおもしろい!―「敗者」から見たもうひとつの戦国合戦史 (青春文庫)

[ 文庫 ]
戦国時代は裏から読むとおもしろい!―「敗者」から見たもうひとつの戦国合戦史 (青春文庫)

・小和田 哲男
【青春出版社】
発売日: 2007-05
参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
戦国時代は裏から読むとおもしろい!―「敗者」から見たもうひとつの戦国合戦史 (青春文庫)
小和田 哲男
カスタマー平均評価:  3.5
織田信長に都合の好くないぶんは削除した? 『信長公記』
NHK大河ドラマ始め戦国時代ものというと、信長、秀吉、家康に貫かれ、せいぜいご当地代表として信玄、謙信、政宗、元就(不思議と北条早雲がとりあげられない)などB級武将どまり、ようやく近頃は、利家、一豊、謙続らCクラスの武将もTVドラマの主人公に登場するようになったけれど、敗者となると、時代を読み違えたバカ者扱いか、でなければ、主人公を引き立てるバイプレイヤーの役回りしか充てられて来なかったので、およそ注目されることもなく、歴史の彼方に埋没していたのが実情だった。 そうした戦国の敗者たちに、あらためて光を当てようと試みたのが本書。 あと一歩というところもまで行った武将、為すところなくズルズルと転落して行った武将、もともと野心など大して持たなかった武将、人様々だが、それでも歴史に名を残したくらいの武将ともなれば、視点を換えて視ると、みな、某か人を引きつける存在感を持っていたと解る。 いかにも小和田さんらしく、第2次大戦後この60年間のあいだに、新たに発見された資料など着実に踏まえて、稗史小説や歴史物語で形作られてきた私たちの通念が、どのように誤っていたか、それが現在では大きく変化してきていることを率直に語っている。 ただねぇ、ついでのことながら、「長篠の戦」における、織田・徳川連合軍の鉄砲隊と武田の騎馬隊の対決というあの図式、もう、あれも手仕舞いにしたほうが良くはないかと思うんだけど。「鳶の巣山砦」を陥されて退路を断たれた武田軍が、兵力において倍する織田・徳川軍の挟撃に合ったことのほうが、敗北要因としては本筋で、3千丁の鉄砲はともかく、三段撃ちも、騎兵集団の突撃も、およそ時代的合理性にマッチしていない。 やはり、本当の戦国の世を知らない後世の人間が拵えた想像の産物というのが妥当なところだと思うが、どうだろうか。
戦国時代の事件・合戦を違った視点から。
 よくある通説的な戦国史ではなく、敗者からみた合戦史など、少し違った視点で歴史を見た本。戦国時代の特定の事件、人物にスポットをあてているわけではなく、さまざまな事件、人物について各数ページ?10ページ程度で記述している。 内容は平易で、とりあげている事件、人物の多くはよく知られたものばかりなので、普通に戦国時代に関心のある人なら楽しんで読めると思う。
正史の脇固め
敗者から見た!となっているので、有名な大名(明智光秀や今川義元等)だけなのかと思ったら別所長治などにもスポットを当てており、戦国史通ならずとも、とても興味を掘り下げた内容だと思います。 勝者が作ってきた歴史だけでなく、滅んだ側の功績にもっと目を向けるとさらに歴史の面白さがわかる。と言うのが本書の狙いなのかなぁと。 斎藤道三の出自については「へ?」と驚きましたし、天野康景の気骨さにも感嘆しました。 戦国史がお好きな方には是非お勧めしたいです。

高度成長―シリーズ日本近現代史〈8〉 (岩波新書)

[ 新書 ]
高度成長―シリーズ日本近現代史〈8〉 (岩波新書)

・武田 晴人
【岩波書店】
発売日: 2008-04
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
高度成長―シリーズ日本近現代史〈8〉 (岩波新書)
武田 晴人
カスタマー平均評価:  3.5
編集委員と書いて寄生虫と読む
 表題は見ての通り『高度成長』、書いたのは経済学の教授、誰しもが日本の戦後経済史を 系統的に綴ったテキストを本書に期待することだろう。  ところが、本書は必ずしもそうした要望に沿うものではない。あくまで50‐70年代の日本を 記録した通史を志したものらしい。  ただし、その出来に関しては、残念ながら、そう褒められたものではない。というのも、 書全体を貫く強靭な背骨、包括的な物語がまるで見えてこないから。  些か逆説的ではあるが、いっそのこと、経済史をやりに行った方がよほどまともな 通史として成立していたのではなかろうか、とすら思えるほどである。  種々の出来事について何らかの要素を――それこそ例えば経済を――軸にして有機的に 連結させて、鮮やかな説明を与えてみせた、と評するにはあまりに遠いところにあるのが 本書。膨大な資料に翻弄されて、ひとつの大きな物語を紡ぎ出すことに完全に失敗している。 しかも、各々の事例に関する評価においても極めて片面的で、未来へのケーススタディとして 恰好なこの素材を生かしているとは到底認められない。  ではあるが、この失敗をすべて筆者の責任とするには気が引ける。というのも、あとがきに おいて明かされているように、プロパーである経済史をやりたかったとの武田氏の希望は 退けられて、専門外の通史が編集委員によって強要されたという経緯があるからである。  だったら他にもっとふさわしい書き手がいただろう、と思わずにはいられない。  無論、一度仕事として引き受けたからには、筆者が相応の咎を受けることはやむなきこと。  総じて言えば、戦後史研究に何らの貢献ももたらすことのない一冊。
高度成長の時代
敗戦による荒廃からおよそ40年。今や日本では経済成長率の回復は是が非でも成し遂げられなければならない課題として政治の議題に挙げられるようになった。本書が描くのは、そのような「経済成長の神話」、成長への妄執が日本人の心性に深く刻み込まれる「高度成長」の時代である。 政治史的にこの時代を論じる者は一般に、50年代は「政治の季節」、60年代は「経済の季節」としてきれいに分けて描き出そうとする傾向があるように思う。だが、本書は章題こそそのような傾向を踏襲しているものの、第一章「1955年と1960年ー政治の季節」において生産性向上運動や三池争議の敗北といったエピソードを通してこの「政治の季節」においてすでに後の60年代に顕著に現れてくる戦闘的な労働運動衰退の潮流と労使協調路線の萌芽が見出されていることを指摘している。「政治の季節」と「経済の季節」はやはりそうそう明確に分けることはやはりできないということなのであろう。この点、経済史の分野に属する研究者による通史ならではというべきであるように感じる。 第二章「投資競争と技術革新ー経済の季節」も興味深い。外貨不足という制約の中、日本政府はどのような経済計画を策定し、経済の自立と成長を模索していったのか。経済史に馴染みの無い者にもわかりやすく叙述されており、勉強になる。 ただ、一つ不満を挙げるならば高度成長と社会の関係についての議論が希薄な点である。もう少し大衆消費社会の成立が日本人のメンタリティにどのような影響をもたらしたのかといった論点についてもっと議論を深めて欲しかった。この点は紙幅の制約もあるのだろうが、参考文献一覧を見ても高度成長の社会史というテーマはやはりまだまだ研究の蓄積が少ないようにも感じられる。その点、今後の研究に期待したい。
経済成長という言葉が経済白書に最初に載るのは「もはや戦後ではない」と同じ1956年版
鳩山首相が勇退の代わりに結んだ日ソ共同宣言の発効と同じ日に日本は80番目の国連加盟国になったのですが、鳩山首相は右派などから随分、批判されました。しかし、こうした一連の動きの中でIMFやGATTへの参加も実現した、というあたりの指摘は新鮮(p.27)。GATTへの加入には、戦前の繊維製品のダンピング輸出で苦い経験を持つイギリスなどが反対し難航したというんですな。そこで助け船を出したのはアメリカ。アメリカは日本に対して関税引き下げを行う国に対しては、その国の希望する関税を下げる用意があると表明。55年にやっとのことで3年がかりで加盟国になったというんです。いやー、戦後はアメリカにお世話になりっぱなしですな、日本は。 《しかし、経済成長を目指した時代には、成長それ自体が目的だったわけではなかった。鳩山内閣の経済自立五ヵ年計画が五%成長を目標としたのは、未だに広範に残っていた雇傭の不安や潜在的な失業を解消していくことが必要だったからである。そうした目的を失ったとき、成長は自己目的化し、日本は成長の神話を追いかけ続けることになった》(p.240)という指摘もいい。これは《61年に国民皆保険・皆年金が達成されたのち、潜在的な医療需要が掘り起こされて》(p.170)医療費が増加していったということにも通底しているように感じます。

失われたイエスの12使徒「八咫烏」の謎

[ 新書 ]
失われたイエスの12使徒「八咫烏」の謎

・飛鳥 昭雄 ・三神 たける
【学習研究社】
発売日: 2001-11
参考価格: 998 円(税込)
販売価格: 998 円(税込)
失われたイエスの12使徒「八咫烏」の謎
飛鳥 昭雄
三神 たける
カスタマー平均評価:  3.5
前編的位置づけ
本作品は、続刊「失われたキリストの聖十字架「心御柱」の謎」への布石に 相当する。 続刊では八咫烏との熾烈なやりとりが非常に楽しめるわけだが、 その八咫烏が何者なのかを説明するためだけに一冊本を書いてしまった感じ。 正直なところ、続刊に比べるとどうしても盛り上がりにかける感は否めない。 本作品以前の「失われた?」日本史シリーズを未読の方には、 続刊を読む前に前提知識を得るために読むことをお勧めする。 ただし、内容を信じるかどうかは、あなた次第! こういった作品に目くじらたてて噛み付くのではなく、ある程度許容しながら 楽しむのも悪くないかなぁと最近感じるようになりました。
Up to you!
どんな書籍もそうであるように、この本も必要とする人に届くでしょう。書架でこの本が輝いて見えたなら、八咫烏が貴方を深遠の世界に案内することでしょう。
ちょっと複雑・・・
「日本人はどこから来たのか」という問いに答える本ではありますが、この作者のシリーズをずっと読んでないと、ちょっとついていけないかも知れません。ただ神道の根本は一神教で天照大神はイエスキリストだったと言う説は面白いです。歴史やオカルトが好きなら読むのをお勧めします。ただし真剣にはならないように・・・。

占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉 (岩波新書)

[ 新書 ]
占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉 (岩波新書)

・雨宮 昭一
【岩波書店】
発売日: 2008-01
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
占領と改革―シリーズ日本近現代史〈7〉 (岩波新書)
雨宮 昭一
カスタマー平均評価:  4
戦前・戦中と戦後の連続性
 「1945年8月15日をもって何もかもが変わってしまった」という一般的な観念に対するアンチテーゼの一冊。  ヒヤリングなどの緻密な調査からこのテーゼへに挑んでいる。戦前の日本にも複数の政治勢力があり、戦中の総力戦体制が戦後にも影響を及ぼした、また戦後改革の萌芽も戦前に見出されるとしている。いささか刺激的な主張である。  あまりに分かりやすすぎる図式的な理解に一石を投じ、より実証的な歴史理解を目指させるという点では大いに評価したい。しかしまだまだそれを裏付けるには多くの検討が必要であろう。  岩波書店のような「進歩的な」出版社からどんな形であれ、戦前・戦中と戦後の連続性を説く本が出たのに驚いた、と言っては「それは偏見だ」とか「不勉強だ」とそしられるだろうか。  
多様な可能性に満ちた時代
 1944年生まれの政治学研究者が2008年に刊行した本。従来、占領と改革の時代は、左右を問わず、「成功した改革」として描かれてきたが、著者はこうした無条件降伏モデルに疑義を呈する。まず第一に、当時の日本には、国防国家派、社会国民主義派、自由主義派、反動派という4つの政治潮流があり、前二者が総力戦体制を支えたが、後二者が反総力戦連合を形成し、降伏を受け入れうる政治主体となった。この対立は戦後にも引き継がれ、保守対革新という、後からつくられた軸とは異なる軸を形成していた。第二に、日本ではすでに総力戦体制によって社会が変革されており、戦後改革はその延長線上に行われた。加えて第三に、戦前からの動きや敗戦に伴う社会変化をも考慮すれば、占領が無くとも敗戦に対応して、自ら類似の改革がなされる可能性があった。第四に、天皇退位によって、日本が独自に敗戦責任をとる可能性もあり得たが、米国は他の連合国の反対を押し切り、占領に利用するため天皇制を維持する代わりに、日本国内の諸憲法案をも参考にしながら、社会民主主義的改革と戦争放棄を日本に受け入れさせ、国民も改憲阻止によって、後にそれを追認した。こうして日本は、戦争責任や協同主義などを冷戦体制の中で封印しながら、民需中心の高度成長を展開していく。50年代には、国家や資本から自立した多様なコミュニティーが存在し(互酬関係中心の社会)、革新勢力の基盤となったが、それらも高度成長の過程で解体されてゆく。こうして著者は、この時代の日本社会を多様な可能性に満ちた自律的な社会として描き、それらが封印されていく中で、55年体制が形成されたと見るのである。著者の想定する主体が概して指導者(95頁)であることや、自前の改革の可能性を強調する点が気になるが、多様な可能性に配慮して、単純な押し付け論と距離を保っている点は、注目に値する。
政界再編が窺われる現在、一読に値する
著者の主張は、「現在日本の骨格となっている一連の戦後改革は占領政策によるものとされているが、改革の原点は戦前の日本社会から継承したものの中にあったので、占領が無くても改革は行われた」となっているが、その主張は事後からのレトリック的考察に過ぎず、与することは出来ない。 成程、萌芽はあったのだが、徹底的に弾圧を受け瀕死の状態で育つことは恐らくあり得なかったと推断する。 敗戦後であっても、国会は軍部に懐柔された大政翼賛会に牛耳られたままの状態で、連合国総司令部(GHQ)の強引な「公職追放」実施無しには、それらに属する議員が当選多数を占めて、一切の改革はなし得なかったと思われるからだ。 しかし、著者の次の分析・予測は傾聴に値する。 戦後体制は、国際的には戦勝国によるポツダム体制・サンフランシスコ冷戦体制、政治的には1955年の自民2/3・社会党1/3体制、経済的には民需中心の日本的経営体制、法的には日本国憲法体制からなる体制である。 そして今、この体制が高度経済成長を経て揺らぎ、次の体制へ移行する処であろう。 このまま放置すれば、その方向に行く体制をパート1、選択する体制をパート2と考えると、パート1は国際的にはアメリカ中心堅持、経済的には新自由主義、法的には憲法改正、社会的には市場主義の体制となろう。 パート2は国際的には国家主権の相互制限、アジアにおける安全共同体、経済では非営利・非政府の協同主義と市場主義の混合体、社会的には個性化・多様化の基づく非営利・非政府領域と連帯の拡大となる。 パート2移行となれば、保守も革新も分解を始めるだろう。 現在与党の自公政権与党もパート1派が勢いを無くし、民主党を核とする野党もパート2を志向しつつ活動していることが窺われる情勢で、現実にも「ねじれ国会」となっている現時点に於いては、過去から将来を見据えると言う観点から一読に値する本と判断したい処です。
改革における外圧の必要
 一連の戦後改革はすべて占領政策によるものである、占領以前と以後で政策は180度の転換を 遂げた、とする旧来の歴史観に異議を申し立てるべく書かれた一冊。  著者の主張に一定の妥当性があろうことは認める。下部構造が上部構造を規定する、では ないが、戦前から既に婦人解放やらの改革の萌芽が存在したであろうことは理解できるし、 また人間の思考が一夜にして反転することの異常を思えば、知的な土台はある程度形成されて いた、とみるのがむしろ通常の感性とさえ言えるだろう。事実、戦前の日本にも吉田、幣原、 浜口といった人物は既にいたわけだ。  とはいえ、そもそも新書に厳密な裏づけを要求しうるのか、という問題があるにしても、 この書が歴史議論に寄与するほどの何かを達成したとはとても思えない。まず、天皇の問題、 軍部の問題についての論証が絶対的に不足している。この点を避けて政策の内的一貫性を 語ろうとしても、そこに説得力が生じて来ようはずもない。たとえ占領軍の存在がなくとも 改革の多くは実現されていたことをこの一冊によって証明したとは到底受け取れない。  読みながらふと頭を過ぎったことがある。それは日産をめぐるカルロス・ゴーン革命。  日産の旧経営陣に言わせれば、ゴーンの登場以前から、リストラを筆頭とした各種の改革の 必要性、必然性は理解していたというし、また、彼が実際に行った施策も、事前に彼らが予想 していたものを上回るものではなかった、とも聞く。  しかし、だからといって、そのことは古株連中によって改革が果たされたその可能性を 証するものではない。否むしろ、ゴーンの手法の蓋然性、妥当性を証明するに過ぎない。  アウトサイダーゆえにこそ、なしうることがある。  同様のことが、戦争前後の日本においても言える。  種々のセットアップは整っていた、そのことは必ずしも占領軍を抜きにした改革の可能性を 証するものではない。否むしろ、占領軍の政策の蓋然性、妥当性を証明するに過ぎない。  この本はむしろ、ひどく不完全ではあるが、改革における外圧の必要性を説いた一冊、と 私は読んでしまったが、いかがだろうか。
「占領がなくても戦後改革は行われた」って本当???
 従来の「戦後改革は占領政策によるもの(占領によって日本は民主的・平和的な国家に生まれ変わった)」とされてきた歴史観に対して、戦後改革の原点を1930年代後半から40年代前半の総力戦体制に求め、占領がなくても遅かれ早かれ戦後改革は行われた、という新たな歴史観を提唱し、考えさせられる本だと思う。しかし、「占領がなくても戦後改革は行われた」は史実ではなく、単なる仮定に過ぎないと思う。確かに総力戦体制によって日本社会の平等化・近代化が進行したことは理解できるが、だからといって「占領がなくても戦後改革は行われた」は言い過ぎだろう。著書も指摘しているが、戦勝国と敗戦国の総力戦体制と戦後改革の関連性をもっと多く比較してみることが必要だろう。

ヨーロッパものしり紀行 神話・キリスト教編 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
ヨーロッパものしり紀行 神話・キリスト教編 (新潮文庫)

・紅山 雪夫
【新潮社】
発売日: 2003-03
参考価格: 460 円(税込)
販売価格: 460 円(税込)
ヨーロッパものしり紀行 神話・キリスト教編 (新潮文庫)
紅山 雪夫
カスタマー平均評価:  4.5
面白いです。
神話やキリスト教について、とっても分かりやすく書かれていて初めてこの分野の文献に関わる人にも読みやすいと思います。
広汎な知識
 紅山氏の『ヨーロッパものしり紀行』の第一冊。『ヨーロッパが面白い』(トラベルジャーナル,1991年)をばらして文庫化したもの。  著者は海外旅行の同行講師を務めた人物で、驚くほど博識。ヨーロッパの暮らし、文化、歴史などに精通している。それをわかりやすくまとめてくれたのが本書。ギリシャ・ローマ神話とキリスト教について、様々な角度から切り込んでいる。どれもいちいち「なるほど」と思わされ、勉強になった。  単なる雑学本であるのみならず、読み物としてもなかなかの出来。
ポケットに一冊
 ギリシア・ローマ神話や旧・新約聖書のポイントとなることを
 手短にかつしっかり説明していると思いました。
 例えば、アマゾン川の由来がスペインの侵略と関係していることが面白かったです。
 西欧圏に旅行される方は必見の一冊です。
 特に祭日の項を熟読されることお勧めします。
良く分かるギリシャ神話とキリスト教!
ヨーロッパに旅行に行っても、ヨーロッパ人と友達になっても、見えない壁みたいなものを感じるときがある。
日本で生まれ育ち、表面上の宗教しか経験せずに育った私には、生活の中心にあるキリスト教というものがわからない。
別に信者になりたいわけじゃない。聖書を読む気力はないけど、キリスト教のことを少しでも知りたいと思って購入したこの本。

紅山先生の独特の読みやすく、楽しい文章、分かりやすい説明でモヤモヤとしていたキリスト教への疑問などが晴れ渡ったような気持ちでした。

前半のギリシア神話の記述も興味深いお話ばかり。
ギリシア本土、エーゲ海の島々に興味がある方は必読だと思います。

とっても楽しい内容で、ヨーロッパ文化を知りたいと思ったら、最初のとっかかりに是非、オススメです!


ソ連が満洲に侵攻した夏 (文春文庫)

[ 文庫 ]
ソ連が満洲に侵攻した夏 (文春文庫)

・半藤 一利
【文藝春秋】
発売日: 2002-08
参考価格: 570 円(税込)
販売価格: 570 円(税込)
ソ連が満洲に侵攻した夏 (文春文庫)
半藤 一利
カスタマー平均評価:  4.5
右翼の人はこの本を読むのは辛いであろう
歴史に例を見ない、世界一の悪で阿呆な大日本帝国軍。 それでも右翼にとっては、大日本帝国軍は強くてかっちょええ正義の軍隊であった筈だよな? 右翼はこう主張するだろう…。 「悪というのは、敵国からの視点であって、  日本人が大日本帝国軍を悪呼ばわりするのは変ではあ?りませんか?」 変ではありません。 昭和の大日本帝国軍は、天皇を守る軍隊であり、 日本国民を守る為の軍隊ではなかったのである。 アメリカが原爆を落とした為、戦後の利権獲得にあせったソ連が満州に侵攻しましたが、 大日本帝国軍は満州開拓団を見棄ててさっさと撤退するんだもんな。 世界史でメジャーな悪のナチスドイツでさえ、 敗色濃厚になった後は、デーニッツ首相はドイツ国民を自国に帰還させることを優先して、 事実200万人以上の民間人を救ったのです。 昭和の大日本帝国軍は100万人の満州移民団を見棄てて逃げ帰るとは、恥ですな。 戦略眼の無いアフォの大日本帝国軍の指揮官の無能振りは有名であるが、 本書は何故無能になったかも考察している。 無能な指揮官というのは、判断力が無いからである。 何故、判断力が無いのかというと、 無知の上に責任感が無いからである。 国際法を遵守して日露戦争を戦った明治の大日本帝国軍は、世界中から絶賛されたが、 鬼とかイエローモンキーと呼称される昭和の大日本帝国軍は、守るべき国際法に無知であったというのが真相らしい。 世界の常識を知らずに、日本は神の国と増長したのが、全ての失敗の本質だね。 日本が悪で阿呆だとしても、 日ソ不可侵条約を破って侵攻してきたソ連も悪いという説はもちろんあります。 世界一の悪は日本軍だが、世界二の悪はソ連軍でも0Kです。 ただし、ソ連軍は阿呆ではありません。 日本が降伏した8月15日以降も、ソ連軍は満州で虐殺を続けましたが、 虐殺してもOK、シベリア送りもOKという屁理屈を見事に捻くり出すので感動しますた(藁
なぜ、問題にしてこなかったのか?
 長崎に原爆の投下された日に、一方的に不戦条約を破って満州や北方4島に侵攻したソ連軍の振る舞いは、犯罪者集団に等しい。  更に、その後、日本人の多くに奴隷に等しい苦役を与えた。  百歩譲って太平洋戦争の責任が日本にあったとしても(私は認めないが)、ソ連軍が満州で行なったことは、戦争以前の犯罪である。  そのソ連が国際連合の常任理事国であり、その後、さまざまな東西紛争の一方の当事者であったことを、我々は忘れていないか?  日本における中国の「南京大虐殺」を議論するなら、同じ目線でソ連軍のした行動を論難しなければバランスが取れまい。  残念ながら、戦後の言論界は、マルクスレーニン主義の進歩的文化人に支配され、バイアスがかかっていたので、この悲惨な満州の出来事を扱うことも、批判することもなかった。  被害にあわれた方々の無念を思うと、戦後の進歩的文化人の罪は大きいと思う。
ソ連軍は、満州で日本の女性や子供に何をしたか?
毎年、8月9日に成ると、テレビのニュースは、長崎の原爆忌を伝える。即ち、この日(8月9日)が、1945年(昭和20年)に、長崎に原爆が投下された日である事は、伝えるのであるが、その同じ(1945年)8月9日が、ソ連の満州侵攻の日であった事を伝えるマスコミは、極めて少ない。これは、一体、何故なのだろうか?−−1945年8月9日、ソ連は、当時まだ有効だった日ソ中立条約を破って、満州に侵攻した。そして、侵攻した先々で、子供や老人を含む、多くの日本の民間人を、無差別に殺戮したのであった。又、子供を含む、多くの日本人女性を、やって来たソ連軍の兵士たちは、至る所で、強姦、輪姦したのであった。その際の悲惨な状況は、原爆とは形が違ったものの、この世の生き地獄と呼ばれるべき物であった。−−ソ連崩壊後も、日本のマスコミの多くは、何故か、このソ連軍の満州侵攻による悲劇を語りたがらない。若い人たちは、本書を含めた単行本を紐解いて、当時、日本の子供や女性が、ソ連軍によって、どれほどむごい目に遭わされたかを、知って欲しい。(西岡昌紀・内科医/ソ連軍が満州に侵攻した日から60年目の日に)
日本の無策ぶりとソ連の非道さ
本書からは、日本の無策ぶりとソ連の非道さ、両方が読み取れる。

まず日本だが、対日参戦をすでに決めていたソ連に対して終戦の仲介を工作したり、ポツダム宣言受諾が即ち降伏だと思い込んでいたことなどに見られる、国際情勢の見誤り、国際感覚の欠如、楽観主義、無責任主義など、国家滅亡の危機に際しての体たらくは呆れ返るばかりである。このときと同じような状況は、現在も進行しているのかもしれない。

ソ連が行った満州における日本資産の処理やシベリア抑留は、米国を含めた連合諸国でさえもそこまで予測していなかったことから、日本の無能無策のせいばかりとは言い切れない。この時のことからソ連(現ロシア)の本質が読み取れるばずである。ソ連の参戦によって被った被害は計り知れないが、せめてそれを教訓として、今後の対ロシア政策に生かして欲しいと願う次第である。
無能は罪である
 正直言って、痛まし過ぎて読み進めるのが辛いです。なぜ、どういう経緯で中立条約を破ってソ連が突如満州に侵攻して来たのか。その時満州で何があったのか。これらの真相が日ソ両側の資料により明らかにされる。

 当時の日本人首脳の愚かさは、戦争を始めたことよりも、その終わらせ方の方により多くの問題があると思った。日本は、ソ連が虎視眈々と対日参戦の準備をしているのも知らず、ソ連に媚びへつらい、和平仲介を依頼する。しかし散々焦らされたあげくその答えは宣戦布告だった。ソ連参戦必至といういくつもの情報がありながら、希望的観測によってそれを黙殺し、また時期を誤り、結果として奇襲を許した。

 精強を謳われた関東軍は、いくつもの醜態を晒し、汚辱にまみれた最期を迎える。いや、関東軍を責めるのは酷かもしれない。天皇の軍隊である日本軍には民間人保護は最初から念頭になかった。ただ防御に不利な新京を捨て、通化での迎撃を企図しての撤退だったのだが、民間人から見たら自分たちを見捨てて逃げたということになる。そして、関東軍の主力は殆ど一発の弾を放つことなく降伏した。将兵の多くはシベリア抑留の辛酸を舐める。そして開拓民たちは集団自決、逃げ遅れた民間人はソ連軍や匪賊と化した地元民により、略奪、暴行、殺人、強姦などの仕打ちを受ける。

 著者は、「戦争に正義などない」と陳腐な言葉を繰り返し、この途方もない悲劇の唯一の教訓だと言うが、そんなことよりも、日本帝国の昔から現代に至るまで治っていない、日本人の無責任体質、楽観主義、現実逃避という欠陥を早急になんとかすることこそが教訓だろう。


大王から天皇へ 日本の歴史03 (講談社学術文庫)

[ 文庫 ]
大王から天皇へ 日本の歴史03 (講談社学術文庫)

・熊谷 公男
【講談社】
発売日: 2008-12-10
参考価格: 1,260 円(税込)
販売価格: 1,260 円(税込)
大王から天皇へ 日本の歴史03 (講談社学術文庫)
熊谷 公男
カスタマー平均評価:  4
なかなか凌駕できない中央公論の「日本の歴史」第1巻
纏まった形での古代史で、井上光貞の中央公論版以来の期待感を持って読んだのだが、40年近く経っても、なかなか、大きな飛躍は望めないものだなあ、と歴史学のたいへんさを感じた。大筋として、大発見で、そんなにはなしが変わってしまっては居ないし、40年前に良く分からないことは、依然としてよく分からないのだ、ということが良く分かった。考古学的な発見は、かなり近年のものまでフォローされているが、なかなか「記紀」にある叙述の「真実」を明らかには出来ないものらしい。中国韓国への奇妙な「配慮」は大分遠のいて、普通に書いているほうだとはおもうが、それでも、どことなく記紀の記載より、好んでアンダーエスティメート気味に倭の力を記載する風潮は残っている。もちろん記紀の内容も夜郎自大的なところはあるだろうが、4世紀に海峡を渡って半島で、広開土王に敗れるまで新羅百済をやっつけた実績は、かなり重く見てよいと思うのだが。19世以降のネーション=ステーツ的な国家観など通用する筈がない当時にあって、その尺度で物を見て、任那のような存在がなかったと断言したり、半島への影響力を過小評価する傾向が感じられるのは残念な気がする。こんなことは自国愛とか保守とか差別とかそんなはなしとは関係がないわけで、もう少し過去の記述に即して考えても良いのではないか。そういう意味では井上光貞版はかなりフェアーだったし説得力があった。
古代国家の形成
 列島西部に成立してきたクニは次第にまとめられ、地域的王権を形成する。それがやがて朝鮮半や中国大陸の王朝と本格的に外交関係を迫られる。こうして対外関係をもつと同時に、それをてこにして列島内部に対しても自覚をもって主権国家として臨むようになる。  その「大王」がやがて「天皇」となり、その国が「日本」となる。そこに至る経緯を東アジア的文脈において、考古学的な成果、現代の文献批判から明らかにしていく。我々の由来について明快な視座を与えてくれる。

ヨーロッパものしり紀行―くらしとグルメ編 (新潮文庫)

[ 文庫 ]
ヨーロッパものしり紀行―くらしとグルメ編 (新潮文庫)

・紅山 雪夫
【新潮社】
発売日: 2003-04
参考価格: 420 円(税込)
販売価格: 420 円(税込)
ヨーロッパものしり紀行―くらしとグルメ編 (新潮文庫)
紅山 雪夫
カスタマー平均評価:  4
グルメの蘊蓄
 紅山氏の『ものしり紀行』シリーズの1冊。  本書は、『ヨーロッパが面白い』(上・下巻,トラベルジャーナル,1991年)を再構成・4分冊で文庫化したもの。  著者は海外旅行の同行講師を務めた人物で、驚くほど博識。ヨーロッパの暮らし、文化、歴史などに精通している。それをわかりやすくまとめてくれたのが本書。  「くらしとグルメ」編と銘打たれているように、オリーブ、チーズ、ワイン、水道、温泉、ジプシーなどが紹介されている。しかし、これがただの紹介ではない。歴史、民俗、社会構造などから説き起こし、どうしてこの地域でこういう食べ物がつくられているのか、この土地のこの風習は何に起源があるのか、といったことを、実に面白く語ってくれるのである。知識の深さ、ヨーロッパ文化への理解。並の人ではないと感じた。  ヨーロッパ旅行の前に読んでおくと、旅がはるかに面白くなるだろう。また、読み物としても非常に上質。
ちょっと面白い話
ビールがどのようにできたか、ワインの注文に失敗しない方法、コニャックの歴史やヨーロッパのレスランの定食の話。都市城塞、北欧の氷河地形の話などなど多岐にわたるちょっと面白い話が満載。旅行前に読んでおけばガイドブックにはない知識も興味も広がり、旅行を楽しくしてくれそうな実用的な物知り知識本です。もちろん旅行しなくても写真や図入りで楽しめます。博識なおじ様にちょっと案内してもらってる雰囲気の本です。
リンゴ・ジュースの素晴らしさを教える本
ヨーロッパのくらしとグルメに関する雑学本です。
スイスの美しい風景は、悪草抜きなど普段の手入れが欠かせない、
という文章のあとの説明がgoodです。

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以前にドイツ人が、別荘代わりに
チロルの農家を買いあさったことがあった。

彼らはときどき遊びにくるだけで、
まわりの牧草地の手入れをしないものだから、
たちまち牧草地が荒れて見苦しくなった。

おまけに悪草がはびこり放題になり、
広く周辺にも種が飛んで、大迷惑を及ぼした。

そのためオーストリア政府は、
外国人がこのように農家・農地を買い取ることを禁止するに至った。(p.17)
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次のリンゴ・ジュースの話は、ぜひ飲んでみたくなります。

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ドイツ、オーストリア、スイスのドイツ語圏では
よくリンゴ・ジュース(ドイツ語でアプフェルザフト)を飲む。

爽快な感じで、ノドをうるおすのによく、
また甘みも酸味もそれほど強くないため、
食事のときに飲んでも料理の味をあまりそこなわない。

日本人旅行者の女性がヨーロッパで最もよくとる飲み物は、
一位オレンジ・ジュース、二位コーラだが、
いったんリンゴ・ジュースの素晴らしさを覚えると、
リンゴ・ジュース党に鞍替えする人がたいへん多い。

リンゴ・ジュースは日本でも発売されているのだが、
その魅力に気づいている人はまだ少ないようだ。(pp.75)
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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク