ドイツ史をまとめにくいは、ある意味「ドイツ史≒ヨーロッパ史」的な性格があるからだと思います。神聖ローマ帝国は、確かにドイツ人の国家ですが、また「皇帝」は、カトリック教皇が権威を保証する「全ヨーロッパの皇帝」だった訳です。だから宗教改革、30年戦争などのカトリック、プロテスタントの全ヨーロッパ的な抗争もドイツを中心に起ります。近代になってもドイツはヨーロッパにおいて主人公(あるいは厄介者)としての役割を果たしました。ビスマルク体制、第一次世界対戦、ナチス・ドイツ、そしてドイツ統一です。全部全ヨーロッパを巻き込む歴史的な大現象です。「全ヨーロッパの皇帝」を頂いた、多数の領邦からなる連合国家としての道を歩み、「ヨーロッパの中心」としての性格を常に失わないドイツのあり方から来ます。
ドイツで大事件が起こると、必ず全ヨーロッパに波及します。
現在もヨーロッパ統合を一番積極的に推進しているのは、他ならぬドイツです。またロシア語以外では、ヨーロッパで最大の話者人口を有しているのはドイツ語です。英語もヨーロッパでは、イギリス以外は基本的に通じませんし、かってヨーロッパの共通語だったフランス語は貴族階級の没落とともに存在感を失いました。一方ドイツ語はドイツ、オーストリア等の国語ですし、東欧でも結構話者がいるし、バルト諸国でもかなり影響力があります。東へEUが拡大するにつれて、これらの地域でのドイツ語は、ますます存在感を増している状態です。とにかく「ドイツ史」はひとつの民族史としてくくれません。 interesting book, but.....一冊の新書に「ドイツ史」を盛り込むのは大変な作業だったかと拝察いたします。とはいえ、神聖ローマ帝国の誕生からはじめて、次第にオーストリア(エステルライヒ)、ベーメン以外の現ドイツ地域に話題が限定していくので、後半はプロイセン中心の歴史になっていて先ずは上手くまとまった体裁になっています。
しかしながら、『物語ドイツの歴史』というタイトルの割には、歴史物語的な面白さに欠ける本だと言わざるを得ません。やはり、ドイツ圏ないしドイツ民族のように文化史的にも民族的にも重要かつ変遷に富む対象を扱うのは、「物語アイスランドの歴史」や「物語カタルーニャの歴史」の様に容易には参りません。
ここは矢張り「物語バイエルンの歴史」、「物語プロイセンの歴史」、「物語オーストリアの歴史」、等々、地域別に分冊で執筆して頂きたかったと存知ます。
なかでも、大分空から鈴鹿空までの初めての場外飛行で郷土の上空を通過し、鈴鹿にはお母さんが出迎えてくれていた時など、本を読むのもやめてしばらくぼーっとしてしまった・・・
「ゼロファイター・ゴッド」と呼ばれた著者だからこそ描けた、これぞ真実の空戦記録である。 生き残った搭乗員昭和15年から昭和20年まで零戦で実戦経験を繰り返しながらその機体に一度も弾が当たったことのない奇跡の搭乗員、確か今もご健在。零戦(ゼロ戦)がデビュー戦を果たした空中戦で2機を撃墜している。
危うく硫黄島の特攻へ出撃する直前で命令が止まるなど、死線を越えて生き残った執念はすごい。
旧スペイン領、米西戦争でアメリカ領になる。一時日本が占領したが、戦後に独立した・・・。といった図式は頭にあったが、より細部を知りたいと思っていた。叙述はやや平板な感じがする。ただ、スペインによる統治の様子など、わかりやすく書かれている。
この本は、「三国志 人物縦横談」という題の本の文庫版です。値段もかなり安くなっているので、手に入れやすいと思います。
この本は他の本と比べてふりがなが割とあります。それでも、すべてではありません。
人物の名前についての説明が、かなり省かれています。1人の人物はこのような人物で何をしたかという説明が主です。(何年に生まれて何年に死んだかというのはありますが、どこの人で、どこで生まれて、名は何で、字(あざな)は何々という説明が省かれています。)ページによって、詳しいところはむちゃくちゃ詳しく説明しているところもあります。
とにかく、正史を忠実に再現して説明しています。作者の気持ちも説明の中に入れられています。おおざっぱに正史の三国志が知りたい方はこの本を取ることをおすすめします。この本で、人物のことがよくわかります。(どこからでも読むことができるようにという配慮からくどくなっているところが多々あります)
最後に申し上げると、横山三国志しか知らない蜀好きな人はこの本を読んで、唖然とする可能性もあります。それと、日本のことを例に出していますが、わからないところの方が多かったです。あしからずに。 てっとり早く史実の概略を知りたい人にお勧め正史三国志を読むのは、時間もお金もかかるので難しいと言う人にお勧めです。史実上の主要人物(曹操、劉備、孫権、諸葛亮、関羽等)についてこれ以上わかりやすく述べて、興味をひく本はないと思います。その他、全体的な基礎知識等も充実しております(何故、劉備玄徳と書いてはダメなのか、正史のこと、演義のこと等)。お勧めの一品です。 <高島節>三国志著者の語り口に引き込まれ、一気に読み終えました。なにぶん「本が好き、悪口言うのはもっと好き」の著者ですから歯に衣着せぬところも随所に見られます。でも難しい話は噛み砕き、その上面白く説明してくれるのでとにかく楽しめます。笑えるところ、感動するところなど目白押し。あまり有名でない群雄を取り上げていますので
「三国志演義」の信奉者にはちょっと不満かもしれません。
真珠湾攻撃やミッドウェー会戦ならまだしも、最初はスターリングラードの戦いなんてあまりイメージが湧かないと思っていたけど、本書はとても読み易いノンフィクションに仕上がってて、あまり戦史に詳しくない方が読んでも興味深い作品になっていると思います。
淡々とした語り口が逆に戦争の悲惨さを感じさせ、文章にたくさん引用されている前線の兵士たちの手紙や証言といった生の声がそれに一役買っています。
単なる戦史ものの枠を超え、戦争が本当に恐ろしいということ、人が犯してきた愚行の数々など、歴史を振り返る上で色々考えさせられる内容でした。