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リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫) 現象学は思考の原理である (ちくま新書) 人は誰もがリーダーである (PHP新書) 「かわいい」論 (ちくま新書) My Humorous Japan 安保条約の成立―吉田外交と天皇外交 (岩波新書) イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か (PHP新書) SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈上〉 (ハヤカワ文庫NF) 猫次郎が教える借金にケリをつける法―借りたカネで死ぬことなんかない! (サンマーク文庫) 首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)
リヴァイアサン〈2〉 (岩波文.. 現象学は思考の原理である (ち.. 人は誰もがリーダーである (P.. 「かわいい」論 (ちくま新書) My Humorous Jap.. 安保条約の成立―吉田外交と天皇.. イギリスの情報外交 インテリジ.. SAS戦闘員―最強の対テロ・特.. 猫次郎が教える借金にケリをつけ.. 首相支配-日本政治の変貌 (中..

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リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫)

[ 文庫 ]
リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫)

・T. ホッブズ
【岩波書店】
発売日: 1992-08
参考価格: 903 円(税込)
販売価格: 903 円(税込)
リヴァイアサン〈2〉 (岩波文庫)
T. ホッブズ
Thomas Hobbes
カスタマー平均評価:  5
ここまででホッブズの有名な議論は終わり
 (第1部からのつづき)  「あの悲惨な戦争状態(自然状態)から、かれら(人間)自身を解放することについての洞察」(p.27)から自然法が導き出されるわけだが、自然法に則った平和を実現するためには、「かれらすべての権力と強さとを、ひとりの人間に与え、または、多数意見によってすべての意志をひとつの意志とすることができるような、人びとのひとつの合議体に与えること」(p.33)が必要である。  つまり、すべての人が服従する絶大で強力な「主権」が打ち立てられなければ、自然法のルールが実行されえないというわけである。  そして、この共通権力(「リヴァイアサン」)によって「一人格に統一された群衆」(p.33)が、「コモンウェルス」つまり国家である。  第2部は、コモンウェルスがいかにして生まれ、いかにして運営され、いかにして解体されうるかについての詳論である。  主権者の権力が絶対的でなければならないということ、コモンウェルスは臣民の自然権を抑制して秩序立てるものとしての「市民法」を制定する必要があるということなどについての、妙にこまごまとした議論が続く。  とにかく「国家」について思いついたことをすべて書き込んでみた、といった調子で書かれているから、多くの内容が読者にとっては煩わしく思える。しかし、自然状態における「(自己保存の)自然権」の絶対性や、自然法を実現すべく打ち立てられたコモンウェルスにおける「主権」の絶対性などの、単純な原理原則からの徹底した演繹になっているから、理解するのは簡単だ。  ちなみに、第17?21章あたりに、一般に知られている意味で「ホッブズ」らしい社会契約の原理論がまとめて書かれてあるので、ほかの部分は読まなくても、ホッブズの政治思想の大意をつかみ損ねることはないと思う。  ところで、第2部のなかで第31章だけは、第3、4部のテーマを予告するかのようにして「神学」にあてられている。そもそもホッブズの政治思想を支える土台は「理性と聖書」(p.82)の二本立てになっていて、第30章までの論述にあたっても聖書はたびたび引用されて来た。いまや本格的に、その土台の半面つまりキリスト教神学による、ホッブズ的社会契約説の根拠付けへと移っていくわけだ。  第31章のなかで個人的に興味深いと思ったのは、ホッブズが「神」の本性について実体的なイメージを持つことを禁じ、徹底して「神」を抽象化し、形式化しているところである。「語りえぬものについては、我々は沈黙しなければならない」と言ったL.ウィトゲンシュタインの宗教観に似ていなくもない。  何はともあれ、現代の政治論争にまで影響力を残すものとしてのホッブズの政治理論は、第2部まででおおよそ片が付いていると言っていい。ちなみに、私が大学で受講した「西洋政治思想史」という特別講義でも、ホッブズについての課題図書は『リヴァイアサン』の第1・2部だった。  が、ホッブズの神学論争にまで関心を抱く読者は、たしか新品ではすでに手に入らないはずの第3・4部──私は古本で購入──へと進まなければならない。く……  (第3部へつづく)
国家とは何かを論じた古典。
国家とは何かを論じた古典。内容は概略以下のようになる。  先ず、人間は生存する権利(自然法の基本)を持っている。そして自然状態では互いの闘争で死滅する。生存を可能とする社会的方法は、自身の生存を保証出来る誰か(主権)に自分が生存する権利を委ねる代わりに、主権が作る法に従う契約を結ぶことである。国家(リヴァイアサン)とは、このような契約を結んだ多数の人間と主権とが作る社会的仕組みであると論じている。因みに国家の形態は、君主制、貴族制、民主制の三つに分類されているが、前述のことは共通に成り立つ。  読んでいる途中で次のことに気がついた。それは、(1)社会科学の古典を理解するには、当時の社会を知る必要があること、(2)古典の中に現代社会を理解するための要素が含まれていること、(3)古典の読み方は、現代が抱えている社会問題の回答を求めるのではなく、より確からしい原因と、より良さそうな方策を見つけるために、批判的に読むこと、(4)だから、何回も読むことになるということ。岩波文庫では全部で4冊になってますが、まとめて記しました。
政治学、社会学など人文科学を学ぶ人の必読書
世界史でお馴染みの名前、ホッブズは耳に懐かしい響きです。16〜17世紀の、イギリスの政治哲学の雄、ホッブズは、人類は「闘争状態」こそ、自然なありかたであると定義づけました。そして、国家とは,平和を維持するために絶対主権をもって君臨すべくつくりだされた装置であるという主張を行いました。聖書に由来する、巨大な翼を拡げる怪獣の名に、書名を求めた本書は、中世政治学の要とも言える書です。
政治学、社会学など人文科学を学ぶ人の必読書
世界史でお馴染みの名前、ホッブズは耳に懐かしい響きです。16〜17世紀の、イギリスの政治哲学の雄、ホッブズは、人類は「闘争状態」こそ、自然なありかたであると定義づけました。そして、国家とは,平和を維持するために絶対主権をもって君臨すべくつくりだされた装置であるという主張を行いました。聖書に由来する、巨大な翼を拡げる怪獣の名に、書名を求めた本書は、中世政治学の要とも言える書です。

現象学は思考の原理である (ちくま新書)

[ 新書 ]
現象学は思考の原理である (ちくま新書)

・竹田 青嗣
【筑摩書房】
発売日: 2004-01-10
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
現象学は思考の原理である (ちくま新書)
竹田 青嗣
カスタマー平均評価:  4
では言語哲学者たちの問題意識は単なる屁理屈になるのでしょか?
「現象学?何それ?」という人もおそらく読み進めることができる内容だと思う。 そもそも私自身も、現象学について初めて手に取ったのがこの本だ。 ヨーロッパ哲学史において真理とは、キリスト教のカトリック/プロテスタントに始まり、唯物論/観念論、 資本主義/社会主義など、「俺が絶対的に正しくて相手が間違っている!」と自分の主張の普遍性を信じて 疑わない者同士による信念対立の連続だった。筆者によると、それらの対立が繰り返されたとしても、結局 根本的には真理にはたどり着けない。しかし、だからといってポストモダニズムや相対主義に逃げ込み、 反=体制的な思想を標榜するというのも後ろ向きな姿勢であるし、既存の思想を乗り越える新しい力には なりがたい。 では、筆者が「思考の原理」と呼ぶ「現象学」はそれをどうか解決するか。 フッサール現象学のキーワード「還元」とは、そのような不可避的に多数存在する世界観や真理についての 信念を絶対視する前提を一端「停止」し、個々の世界観が成立させている、知らず知らずのうちに共有して いた条件を探求する方法なのである。絶対的な真理や普遍的な信念、というものを想定して探求するのでは なく、まず個々の差異を容認して、その中でもそれぞれが納得できる「共通ルール」を探すということである。 その意味でこの現象学的「還元」は、本書で筆者が論じているとおり現象学者ではないけれど哲学者ハー バマスの「コミュニケーション理性」(要するにみんなで話し合って、みんなにとっての真理を見つけようとする理性) の概念と似ている。 これだけみると、現象学という哲学は、「みんなケンカしないで、話し合おうよ!」という成績優秀な学級委員 のような学問に見えてくる。結局そういっている本人がいいとこ持って行くという雰囲気がどうも私に学生時代 の記憶をよみがえらせる(そもそもそんな現象学を思考の「原理」と呼ぶのはどうかとは思う。原理主義って 言葉、近頃はやばい雰囲気が漂っているし・・・)。 また筆者によると、現象学的に考えればウィトゲンシュタインが提起したことで始まる「言語の謎」も謎ではなくなる。 筆者は、「言語の謎」が生まれるのは言語を一般言語表象としてとらえているからだという。例えば「すべてのクレタ 島人は嘘つきである、と一人のクレタ島人が言った」という有名なパラドクス(クレタ島人がみな嘘つきなら話している 当のクレタ島人も嘘つきになるが、そうするとすべてのクレタ島人が嘘つきであるという彼の言明も嘘ということになる)。 これも既存の言語学者は一般的な記号として言語をとらえているから引きおこされる問題であり、現象学的に言えば 考える価値のない問題なのだそうだ。 なぜそうなるのか。現象学によれば、我々は言語によってコミュニケーションを取り交わす時言葉には、もともと 込められた意味(=一般意味)以外に、話し手自身がその言葉に込めた意味(=企投的意味)が乗っかっているの である。だから、もし「すべてのクレタ島人は嘘つきである、と一人のクレタ島人が言った」という状況があった としても、それを読むためには一般意味以外にも、前後の文脈や相手の表情によって伝えられている企投的意味も 読み込んでいるはずである。 これらのことをまとめると、現象学から見れば「言語の謎」は、極端な話「そんなの屁理屈だし、考える価値ない よ」と言われているようなもんである。でも本当にそんな結論を出していいんだろか・・・。 現象学について、私はこの本である程度は理解できた(つもりでいる)。 でも、だからといってこれから現象学だけを頼っていこう、とは思わないが。
『思考の原理』の“思考”には二つある!
本書は、『はじめての現象学』と同様、次の2つの流れを念頭に置けば理解は容易になります。 1)客観(自然物α)⇔(生理的)身体(知覚直観:存在)⇔主観(自然物の像α’) 2)客観(事柄β)⇔幻想的身体(本質直観:意味や価値)⇔主観(事柄の経験β’) 上記⇔が全て→ならば自然的な(i.e. 客観論的・実在論的な)見方、←ならば現象学的還元の見方です。なお、客観≡事物(の存在確信)を「超越」(確信の像)と呼び、主観≡経験(i.e. 還元された意識体験)を「内在」(確信の条件)と呼びます。この「内在」は、共通了解の成立領域Xと不成立領域Vi(i=1,2,3,…)に区分されます。ここで、領域Xとは基本的ルールが設定できる公共的な領域のこと、領域Viとはルール設定が不可能な個々人の領域(人生観、価値観、生活信条、宗教、趣味など)のことです。また、1)を論理だけで限定すれば「理念的な世界」となり、言語の場合は「一般意味」となります。同様に、2)を生活経験の価値生成で拡張すれば「相対的な世界」となり、言語の場合は「企投的意味」となります。 さて、釈尊の瞑想法と現象学の比較が有用です。釈尊は人間世界を凡夫世界と聖者世界(四沙門果の世界)に分け、凡夫が聖者に成るための瞑想法として四念処観(ヴィパッサナー瞑想)を独創しました。パーリ経典では、「身念処観(身体と呼吸体を瞑想)」→「受念処観(感情を瞑想)」→「心念処観(心を瞑想)」→「法念処観(四聖諦などの法を瞑想)」と進みます。哲学との比較では、「身念処観」では「存在論」から、「受念処観」では「価値判断」から、「心念処観」では「主体論」から自由になることのようです。現象学が重視する「意味」と「価値」は「受念処観」の瞑想対象であり、「貪・瞋・痴」(三毒煩悩)と深く関係します。「痴」があれば、真・善・美を好む「貪(むさぼり)」と、偽・悪・醜を嫌う「瞋(いかり)」が思考に伴います。従って、凡夫が共通了解に向けて努力しても、好悪(執着の感受性)の多様性が障碍となり、好悪(快・不快)の程度が一定の範囲になければ共通了解は困難になります。一方、「痴」が無ければ「貪」も「瞋」も消えるため、善・悪や美・醜や真・偽の判定から好悪が消え、「執着の無い感受性」(それこそが、究極の『ほんとう』)が確立します。つまり、聖者なら完全な共通了解に近づくことが容易になります。 このように釈尊によれば、『思考の原理』の“思考”を浄化することが先決のようです。
現象学的還元
「現象学」を理解するためには兎にも角にも「現象学的還元」、これである。この現象学的還元とは何かが分からなければ、現象学はサッパリだ。しかし逆に言えば現象学的還元さえ理解できれば、あとはどうにでもなる。というのも、フッサール現象学においては、この還元が基本中の基本であり、すなわち奥義だからである。大学の講義なんかでもとにかく時間を割かなくてはならない概念の一つである。 竹田青嗣の現象学理解とその応用云々は付録のようなものであって、本質的ではないので無視するとしても、現象学的還元についてはわかってもらおうという気持ちで説明してくれているので、かなり理解しやすくなっていると思う。 しかし、フッサールにおいて還元は「現象学的-心理学的還元」と「現象学的-超越論的還元」の二つがあるのだが、著者は超越論的還元については触れていない。現象するものを心理学的還元によって、心ないし意識へと還元し、さらにその心ないし意識を超越論的主観性へと還元するのが超越論的還元である。現象学のすごいところは、超越論的還元によって超越論的主観性へと至り、世界(現実)の構成について考える視座を得たということだと思うので、本書だと片手落ちの感は否めない。 でも、ものを考える「考え方」を実践してみてくれているので、勉強になると思う。
道具としての有用性
 ここで論じられている「現象学」なるものが、果たしてフッサールの思い描いた「現象学」を忠実に祖述しているかどうか、あるいは現在哲学学会で討議されている「現象学」のトピックスに合っているかどうか、といった批判は意味はあるものの、この本の読み方として穏当とは思えない。
 つまり、著者のヘーゲルやハイデガーの読みがまったくの誤読であったって構わないわけである。問題は、本書をはじめとする「竹田現象学」の一連の著作が、著者の主張しているように、意見の異なる人々の間の相互理解、という難しい課題に対して有用なのか、ということである。すると、これは一つの行動仮説であり、妥当かどうかは適用の結果を見て評価すれば十分なのではないか。
 わたくしには、上記の観点からみて著者の主張は妥当と思えるし、何よりも「テツガク」の本とは異なってふつうの言葉で書いてあり、ある一定以上の日本語読解能力があれば著者の主張が無理なく理解可能である、ということは評価されてよいだろう。実務家としては、「正統だけれども有用性がない」よりは、「異端であるが使える」ほうがよほど価値があるからである。
竹田現象学として読むべき本
哲学の初心者が現象学の入門書として読む場合が多いと思うが、著者の現象学の解釈は物凄く独特のものなので、ココに書かれていることが学術の世界で言われているところの現象学であると理解してしまうといろいろと弊害があるかもしれない。当たり前の事だが、現象学を理解したいのなら、この本のほかにも現象学の入門書を読んでみて、そして原書にあたってみてはどうだろうか。

この書で語られている現象学は、竹田青嗣氏によって脱構築され、新たに構築された、竹田現象学だと思われる。私自身、哲学を始めた初期の段階で竹田氏の解説する現象学を正しい解釈だと思い込んでしまった為に、その後多くの弊害に出会った。確かに氏のテクストは明晰で、生き生きしており、説得力に富むおもしろい文章だ。ただ、それだけに批判の精神も忘れがちになってしまう。

著者の現象学で特筆すべきなのは、実践性が高いということ、即ち、我々の日常生活や他の部門へ、氏の理論を適用し、応用しやすいというところだと思う。一般的な現象学の研究では、超越論的領野の問題や、現象学の抱える限界などが、理論的世界で抽象的に語られているが氏の理論は我々の生活に密着したところで語られている。

ただ、そういったオリジナリティーにあふれた竹田氏現象学理解も、「私たちしか現象学を正しく理解していない」等と言ってしまうと、それは傲慢なのではないか、ちょっと意固地になっているのではないかという反論を招き、オリジナリティーが間違った理解として読者に捉えかねられない。私自身も、そのような感想を抱いてしまった。


人は誰もがリーダーである (PHP新書)

[ 新書 ]
人は誰もがリーダーである (PHP新書)

・平尾 誠二
【PHP研究所】
発売日: 2006-11-16
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
人は誰もがリーダーである (PHP新書)
平尾 誠二
カスタマー平均評価:  4.5
弱みさえ強みにする組織づくり
著者自身がラグビーを通じて経験してきたこと、昨今の日本のスポーツ (サッカーワールドカップや個人競技)等から読み取れるコーチと選手 の関係から、「強い組織」へと生まれ変わるための組織作りを鋭く読み 解いている。 著者の言う、 自立した環境   ↓  強い成熟した個   ↓ 強い組織 というものは、決して目新しい考え方ではないかもしれない。 しかし、著者自身が試行錯誤を積み重ね、「弱み」をも「強み」と変えて 強い組織を作り上げてきた思考や方法論の説得力は他の追随を許さないと しか言いようがない。 環境がめまぐるしく変化し、オーケストラ型組織からジャズ型組織へと変貌 を求められるビジネス界においても非常に大きな意義があるはずである。
自分・他人の「得意」なことは何なのか?
○読み始めたきっかけ  部門マネージャーとして、スタッフの能力向上・モチベーションアップ ・業務管理についてどうすればいい成果が得られるか、日々考えています。 会社の業績はやはり「社員」が個々人の能力を発揮し、「部門」内で積極 的なコミュニケーションが必要だと考えます。  そんな中、リーダーシップ関係の書籍に興味があって読み始めました。 ○心に残る言葉 一転突破。全面展開。 →自己の弱みを強みにするのではなく、もともと比較優位にあることをもっ と伸ばし、そこを糸口に他の方面に進む。身体が小さいが、足が速ければ、 速力を武器にする。身体を大きくすることは考えない。戦術やチームのとり まとめがうまければ、選手ではなく、参謀としてチームを導く。  人にアドバイスをするときは、「ワンポイント」だけ。あれもこれもと欲張 らない。 ○どんな人に読んでもらいたいか。  元々ラグビーの日本代表の主将を務めていたので、当然、学者ではありま せん。よって、内容は全て自己の経験から学んだことばかりです。理論的な リーダー論ではなく、経験からのリーダー論を勉強したい人にお勧めです。
現場のリーダー向けの本と思います
リーダー・指導者など上に立つ者がいかに組織をまとめ上げ育てていくか。理想論ではなく、弱点のたくさんある普通の人間がどのようにして組織の中で自分を、他人を、部下を生かすことができるか。過去の体験談を踏まえながら説得力のある話が展開されます。特に、現場の最前線で仕事をしているチームリーダーやリーダーになろうとしている人にはお勧めと思われます。
いま求められるのはフットボール型の組織
有名なラグビー選手、監督であった著者が、まず組織力をベースボール型(攻めと守りがはっきりした中で力を発揮するスタイル)とフットボール型(攻めと守りが瞬時に入れ替わる激しい変化の中で力を発揮するスタイル)に分けて、今フットボール型が求められていると語り始めます。 フットボール型では個々のプレーヤーの現場での判断が求められ、そのためには自らの意思で目標や課題に取り組もうとする「内発的モチベーション」を強く持ち、自分で考え、判断し、行動できる「強い個」であることが必要と説いていきます。 では「強い個」を育てるためには何が必要か。著者は「弱い自分を知ること。弱みを強みへ転化することができて初めて人は『強い個』たりうる」と答えます。 著者も高校、大学、社会人、全日本と進むたびに不安と挫折を何度も経験し、それを乗り越えて成長したそうです。 その経験から不安と真摯に対峙しなければ、そこからの発展はないと断言。 「不安とは、訪れる未知なるものへの恐怖であり、それがどんなものか想像を巡らせることによりさらに増幅される。自分の置かれている状況を見つめ、自分と対話する中でどこまで落ちるか「底」が見えてきたときに初めて不安は払拭される。」 まず弱い自分・不安を受け入れて、それで良いか自分と対話して「新しい自己」を発見する。それを繰り返して「強い個」に発展すると。 次に「強い個」を持ったチームを率いるリーダーには何が必要か。その答えは「キャパシティ」。キャパシティは、異質なもの、対立するものを排除するのではなく、取り込んでいく力。清濁あわせて飲み込む度量、寛容性がリーダーには必要であり、そこから答えを導かなくてはならないと。 この他にも個々の力を引き出すためのコーチングなど、中間管理職の私には本当に読み甲斐のある新書でした。

「かわいい」論 (ちくま新書)

[ 新書 ]
「かわいい」論 (ちくま新書)

・四方田 犬彦
【筑摩書房】
発売日: 2006-01
参考価格: 714 円(税込)
販売価格: 714 円(税込)
「かわいい」論 (ちくま新書)
四方田 犬彦
カスタマー平均評価:  3.5
好奇心を煽るだけ煽っておいてのあまりの寸止めっぷりに、もっと調査するための費用を捻出したくなる。
日本を中心とした、「かわいい」という現象・美学をテーマにした文化史・社会心理論。 ここ数年、日本はもちろん海外でも一大文化・産業を成している「かわいい」現象を取り上げ、その意味・位置づけを一般向けの手軽な書籍としてまとめたのは評価できると思います。ただし、世の中の「かわいい」事象を捉える見方を新たに幾つか得るキッカケにはなるかもしれませんが、抽象的な観念論に走っているため、マーケティングなどにすぐ応用できるようなものではありません。新書とはいえ、個人的にはかなり欲求不満が残った本。 日本人の「かわいい」に繋がる美的センスの歴史的な流れや海外との感覚の違い、現在「かわいい」文化を主に担っている20歳前後の男女(大学生)の意識調査や雑誌メディアの分析など着眼点自体は興味深い。導き出したものも、大学生への「かわいい」意識を掘り下げるアンケート結果は割と面白かった。一方で、特に雑誌メディアの分析は酷いくらいに薄っぺらい。 著者自身がエピローグで述べている通り、著者の調査不足と消化不良、自身の持つ知見や直感に偏った解釈、論点の蛇行や逸脱などにより、分析や洞察がかなり浅くなり錯綜した部分も多いと感じます。本書全般を通じて、著者が論拠とした様々な文学・美術・映画史上の作品や哲学・心理学的な言説なども、著者の感性や自論に合うように選別されているようにしか感じられず、感覚的には同意できるところはあるものの、論理的な説得力や信頼性に欠けるところも多くありました。 恐らく、一般消費者への「かわいい」意識の調査や雑誌メディアなどの分析に関しては、広告代理店やトレンドやファッションに強いマーケティングリサーチ会社、コンサルティングなどの方が、もっと突っ込んだ面白い情報を出してきてくれるように思います。好奇心を煽るだけ煽っておいてのあまりの寸止めっぷりに、もっと調査するための費用を捻出したくなる1冊。
最近,外国人から聞きました."I want to study about Kawaii User Interface"
そんなこんなで「kawaii」を外国人にどう説明しようかと考えていたところ,この本に出会いました.色々な人たちが思っている「かわいい」とは? 「かわいい」の起源とは? などなど丁寧に解説されていると感じます.こんなambiguousなコトバゆえに,いろいろな使われ方を許容するのでしょうか.そういえば,お笑いの柳原加奈子のネタに思わず笑ってしまうのも,そんな「曖昧さ」が生み出す何かなのでしょうね.結局,「かわいいを定義することは無駄だ」と,その外国人には伝えておきましたが(苦笑
この年代の男性にしては「かわいい」感性をよく理解してはいるが
著者と同じく、女性の「かわいい」感性の面白さにはまり研究を進めているものとして、興味深く読んだ。特に第三章の大学生アンケートの分析は秀逸。ただし結局彼も藤原信也や宮台真司といったこれまでのかわいい論者と同様、「かわいい」=魔法のヴェール論に陥り、「かわいい」という感性を通さずに見た「透明な視線」を実体化してしまっている。なお、二葉亭四迷の小説の主人公が老人を可愛いと形容しているという引用(p.35)は単純な誤り。原文を読めば「可愛い」のは犬のポチであることがわかる。http://www.aozora.gr.jp/cards/000006/files/3310_8291.htmlレビュー者の立場は、「かわいいおばあちゃん」(『子ども・学校・社会』(稲垣編)所収)を参照のこと。
エピローグから書き起こすべきだった
 エピローグで著者は、アウシュヴィッツ収容所(現・国立博物館)内の洗濯所の壁に発見した「かわいい」仔猫の絵について、「いかなる『かわいい』映像もアウシュヴィッツの残虐行為と平行して存在しうる。いやむしろ、それが円滑に進行するように、加害者の側からその無垢にして純真な似姿を犠牲者にむけて差し出すことができる」と書く(p194)。そして次節「『かわいい』がベイルを脱ぐとき」では愛くるしい謎の小動物が水を浴びて獰猛な怪物に転じるという映画『グレムリン2』の設定を紹介し、「かわいい」は「まったくの偶然から、たやすくグロテスクで脅威的な怪物へと変身」すると要約する(p198)。  そこまで小ささ、未成熟、懐かしさ、媚態、親密さの指標等々と特徴付けられてきた「かわいい」を、著者はここで一挙に反転させ、背後に潜む加害性を示唆することで鮮やかな終幕を演出しようとしている。しかし…  収容所の壁に仔猫を描いたのは、本当に加害者たちだったのか? むしろ被収容者たちこそが「かわいい」を欲し、描き、加害者たちはそれを許容(または利用)したのではなかったか?  確かに「『かわいい』という観念の薄膜が、われわれを現実に直面することから隔ててきた」(p199)のは事実だろう。この薄膜によって抑圧・隠蔽されてきたものが近い将来にいっせいに地上に回帰して、「われわれの社会が本質的な破局に襲われる」と、著者は預言者のように書き付ける(p199)。それも本当かもしれない。しかしだからと言って、被収容者たちから「かわいい」を奪うことができようか?  私は著者が、この問題から本書を書き起こすべきだったと思う。
冴えが見らんないし、深みも足りんかった。でも
四方田の神話論的分析がひさしぶりに読めて楽しかった。でもかつて若かりし頃の冴えが見らんないし、深みも足りんかった。でも次々に新しい対象に挑戦してゆく四方田ならではの本なんで大間家に4点。

My Humorous Japan

[ 新書 ]
My Humorous Japan

・ブライアン W. ポール
【日本放送出版協会】
発売日: 1991-12
参考価格: 979 円(税込)
販売価格: 979 円(税込)
My Humorous Japan
ブライアン W. ポール
カスタマー平均評価:  5
すごくおもしろい
話がとてもおもしろくてイギリスと日本の文化の違いなど、とても興味深く楽しい本です。英語力も確実に上がると思います。
イギリス人の視点から日本を楽しむ
イギリス流のユーモアが好きでも英語が苦手な私は、 比較的やさしい英語で書かれていると言われるこの本を (私の場合は巻末の解説や辞書を片手にしながら) 楽しく読むことができました。期待通りの英国風の ユーモラスな視点から日本文化を見つめる著者の 英語表現のおかげで、無理なく自然に教養や国際感覚 がついていくように感じました。在日20年以上で、 NHKラジオ英会話にも連載されているだけあって、 日本人の英語力にも考慮して書いて下さっているよう にも感じました。これから続編のシリーズも読んで いきたいと思います。
多読してもよし、精読してもよし
他の方も書かれているように、文章が(日本人にとって)読みやすい。 ケイ・ヘザリの「American Pie」などと比べても、 語彙レベルは同程度なのだが、こちらのほうがわかりやすいのだ。 大部分が教科書で習ったような表現・文体で書かれている。 ブライアン・ポール氏自身が多くの教科書を執筆しているので、 おそらく、教科書のレベル・表現がよくわかっているのだろう。 多読にふさわしいのは確かだが、読み飛ばすのはもったいない。 シリーズ全6冊すべてを、何度も味わいたいものだ。 個人的には「My Humorous World〈Part 3〉」が最も好きである。
大満足!
内容の面白さ、美しい英語、文章の読みやすさ、どれをとっても最高! 何度も読み返しています。 このレベルのキレイな英語を沢山読むのが上達の近道なのでしょう。 もっと続編を沢山期待します!
初めての洋書にお勧めかな
Inctroduction を読んでおもしろかったので購入。
実際、中身もおもしろかったので一気読みしました。

平易な文体しか用いられていないので、解釈に悩むことは無いでしょう。
語彙を制限するのではなく、文法構造を(うまく)制限してあるようです。
読了語、巻末に簡単な解説が付いていることに気付きましたが、それらを
参照する必要もないかと思います。

一番笑ったのは、お婆ちゃんのささやきかな?


安保条約の成立―吉田外交と天皇外交 (岩波新書)

[ − ]
安保条約の成立―吉田外交と天皇外交 (岩波新書)

・豊下 楢彦
【岩波書店】
発売日: 1996-12
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
安保条約の成立―吉田外交と天皇外交 (岩波新書)
豊下 楢彦
カスタマー平均評価:  3.5
資料と
戦後体制研究、安保研究に関してはどうしても推測が 入り込みますが本書もそれに洩れません。岩波書店 以外では出版されなかったのではないでしょうか。 資料に関しても結局個々の研究者がこれこそが 一番の資料だ!と主張しあうだけでまともな研究が まだなされていないのが安保といえるでしょう。
安保条約誕生の実相
沖縄、海外派兵問題、基地費用負担、膨張する自衛隊の装備予算、日米安保体制は、我が国の自主外交を困難ならしめ、国民生活に深刻な負担を強いている。当初の、「米軍がいつでも、好きなだけ、日本の費用で基地を使用するが、日本防衛は義務づけられない」とする屈辱的片務性は、数度の改定交渉で改められては来たが、95.2のナイ・レポートを契機として日本は、今や自国防衛のみならず、極東安保からアジア太平洋安保まで,米国軍事政策の一環をになうことが求められている。(アメリカによる安保条約拡大解釈) そもそも講和条約交渉にあたった吉田茂と外務省には、50.6朝鮮戦争に際し、日本基地を必須とする米国に対し、基地使用を極力日本にとり有利な条件下提供するための外交カードと捉えていたにもかかわらず(米側もそう予測していた)、内外社会主義勢力台頭に怯えた昭和天皇グループが、マッカーサー・吉田の頭越しに、はやばやと米軍駐留の継続と無制限な基地使用を「要請」してしまった。かくてダレスは、まんまと無制限な日本の基地使用をしかも日本側からのお願いとして手にいれ、日本が米軍による防衛義務を求めるのであれば、双務上日本にも米国防衛の実がなければならぬとして、日本の再軍備をも求めることができたのである。 本著は執筆当時入手可能な内外文書を読み込み、新憲法、講和条約、安保条約が生まれていった背景を明らかにする。そこに浮かびあがってくるのは「象徴」たるべき昭和天皇グループが果たした驚くべき政治過程への介入である。本書で明らかにされたいくつかの論点は、戦後史の常識をくつがえすもので為政者にとっても都合の悪いものである。外交文書、「日記」「メモ」の開示が一向にすすまないのもそのためであるが、筆者は勇気と情熱を傾けて歴史の真実を掘り起こしている。昭和史研究の金字塔と言ってていい。著者の「昭和天皇・マッカーサー会見」ともに必読文献である。
自主外交を破綻させた昭和天皇
昭和天皇がマッカーサーに対し、米軍による日本の安全保障を求めたのは、
象徴として政治的行為を禁じられた新憲法施行後(1947・5・6)のことであるとして、これ以後、
吉田茂を蔑ろにして行った昭和天皇による憲法違反行為(二重外交)の顛末が紹介されている。

アメリカの至上課題は、日本に対する再軍備要求どころではなく、現状維持(日本の全土基地化)であった。
吉田茂の外交政策(防衛はアメリカに任せて、日本は経済復興に専念する)は、
アメリカに対する確固たる独立心に支えられた「あえてする」対米従属であり、
冷戦体制を控えた独立交渉における有力な外交カードこそ、基地提供の諾否であった。

著者の推測が興味深い・・・

●労働運動の高まりとともに、共産主義者による戦争責任追及を恐れた昭和天皇は、
 治安対策として米軍駐留を積極的に求め、基地提供を外交カードに使う吉田茂を内奏で詰問・叱責した・・・
●「臣茂」を称して天皇に対する深い崇敬の念を終生もちつづけた吉田茂は、
 天皇の御下命を無条件に受け入れ、アメリカに対し基地提供を自発的に申し出るはめになった・・・

外交資源の総力をあげて傾注すべき周辺諸国との信頼回復というリアリズムからの逃避・・・
日本側の要請に応えてアメリカが施す恩恵という形で基地提供するはめになった稚拙な日本外交・・・
日本の自主外交が頓挫した起源は、戦争責任を回避するため、米軍への基地提供を指示した昭和天皇の二重外交にあり、
「皮肉なことに、単独講和と安保条約というきわめてリアルな選択が、
逆に日本外交からリアリズムを奪いさる結果をもたらすことになった」という達見に、深く共感した次第である。

イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か (PHP新書)

[ 新書 ]
イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か (PHP新書)

・小谷 賢
【PHP研究所】
発売日: 2004-11-16
参考価格: 777 円(税込)
販売価格: 777 円(税込)
イギリスの情報外交 インテリジェンスとは何か (PHP新書)
小谷 賢
カスタマー平均評価:  4
日英開戦までが丹念に追える一冊
第二次世界大戦、日本とイギリス、及びアメリカが開戦するまでの過程を、イギリス側の資料から丁寧に読んでいくというのが、この本の主軸である。 仏印を巡る日英、そしてひきずりこまれた米の対応の違い、その対応の違いを生んだ情報の違いというのは面白い。 初期は情報的に優位に立ち、交渉でも強気だった日本が、徐々にその優位をつめられ、結果的に情報で負け、現代の我々の眼から見ると無謀としかいえない日米開戦に「至らざるを得ない」状況になった過程は、今後の情報戦略にしっかりと生かすべきであろう。 しかし、そのイギリス側でも、日本に対する情報が的確でないばかりに、無用な開戦をしてしまい、結果的に植民地を失ったと云えるだろう。 九月にスターマー特使が来日して三国同盟の交渉を行っていた時でさえ、英外務省では日独間で同盟が結ばれるとは信じられていなかったのである。 という一文は、なかなかに興味深い。 現在の学校教育、社会での常識的な知識では、ドイツとの同盟、三国同盟はそんなあやふやなものではなく、それがあるゆえ、日本、ドイツはより枢軸国として「悪」を押し付けられているように思えるからだ。 その枢軸国を結びつける「日独伊三国軍事同盟」が、連合国側の重要な大帝国イギリスに「結ばれるとは信じられていなかった」程度のものであった。それほどに、あの時点で、どういう勢力図が描かれるかまだあやふやなところがあったというのは、さらりと書かれているが結構重要なことではないかと思う。 また、日米開戦はイギリスの意向であった。真珠湾攻撃を知ったチャーチルは、手を叩いて喜んだ、などという言が伝わっているが、それにも納得してしまうような文もある。 参謀本部や大蔵省は、対日制裁はまずアメリカが行った後、アメリカよりも控えめに行うべきで、その結果日本の矛先がアメリカに向くことを望んでいた。 結果として、戦中戦後通して、イギリスのこの作戦は成功したのだろう。 現在の日本で、反米的な言説を耳にしても、反英ってのはあんまり流行らないのは、経済的結びつきが薄いのもあるだろうが、結局のところこういう大英帝国様のお家芸イメージ戦略、インテリジェンスの勝利ってことなのではないでしょうか。どうでしょうか。 まあそんなイギリスの戦時中の動き、そして日本が「何に」負けたのかが良く分かる一冊である。
インテリジェンスを重視せよ
 インテリジェンス活動と外交が密接に関連する例として、最近公開されるようになった60年以上前の情報を元に、1940?1941年頃のイギリスにおける対日インテリジェンス活動を詳細に記述してある。  007でおなじみのMI6というHUMINT(人間による情報収集を主とする)とGC&CSというSIGINT(信号解読を主とする)機関と政府が話の中心である。第2次世界大戦が欧州で始まってから、日本が対米英戦という愚挙を犯すまでに与えたイギリスのインテリジェンスと外交の影響を丹念に追っていく。  今後の日本は他の先進国なみに、現状の10倍規模でのインテリジェンス活動が必要と思われる。その時のモデルの1つは間違いなくイギリスだろう。
大戦後も含めたもう少し幅広い活動内容が知りたかった
2005年7月にロンドンで起こった同時多発テロに際して、MI5はわずか1週間で犯人を特定、さらに容疑者の家屋の家宅捜査をするなど、その迅速な対応に世界中が改めてイギリスの諜報組織の凄さを実感した。国力は衰えたと言っても、世界一流の組織が存在していることを改めて実証したように思う。

本書の感想について。結論から言うと初めの3章はフレームワークや情報ルート、情報処理の役割分担等が記載されなかなか興味深かったものの、4章以降は第二次世界大戦中の2年間に記述が集中しすぎてやや冗長的な印象を受けました。新書の場合論文と違って「浅く広く」にすべきかと思いました。

私はむしろ世界大戦後のコミュニズムとの戦いにおけるMI6の活躍(暗躍?)に関心があったので是非今後はそのようなテーマの本を書いて欲しいと思いました。共産主義との戦い、石油の利権確保、中近東の勢力図(政権転覆)、という切り口でMI6は歴史の教科書にはまず記載されていないような重要な役割を果たしているはずです。続編を期待します。
タイトルに騙されて買ったけど面白かった
Data、information、intelligence。これらの一般論と事例を期待して読んだけれど、それは第1章のみ。あとは1940から1941年の太平洋戦争勃発までの、英国から見た対日本の経過であった。
しかし昭和史にも興味があり、この時期の日本や米国に関する本も読んでいたので、面白く読めた。
タイトルは「英国の対日情報外交 1940-1941」といったものが妥当だろう。
はたしてとっつけるかどうか、前書きをよく読もう
まえがきをもっとよく読めば良かったのです。
MI6がどうとかCIAがどうとかKGBがどうとか、情報機関の分析本という内容ではありません。
第二次世界大戦時の約5年間、イギリスの情報機関が日本を始めアメリカ、ロシア、フランスの情報を分析し、いかに有利に戦争を進めたか、この話題に限定されています。極めて精緻な分析です。
そんなわけで、近代世界史にあまり興味のない私は、途中でしんどくなって読むのをやめてしまいました。
だから、まえがきをもっとよく読んでいれば良かったのです。
でもおそらく、大変価値のある本だろうと思います。


SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

[ 文庫 ]
SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

・アンディ マクナブ
【早川書房】
発売日: 2000-07
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
SAS戦闘員―最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)
アンディ マクナブ
Andy McNab
カスタマー平均評価:  4.5
マクナブはこの1冊からはじめよう
 現在ではフィクションも書いているマクナブですが、全てはノンフィクションのこの本からはじまっています。彼の作品はほとんどが SAS 在籍時の経験がベースになっているので、SAS への入隊の仕方、入隊テストの詳細、訓練、実戦配備までカヴァーされたノンフィクションであるこの本を読んでおくことをお薦めします。そして、「ブラヴォー・ツー・ゼロ」といった実戦配備のノンフィクションもの、さらにはフィクションへと読み進むのが良いと思います。  ノンフィクションものはきわどい内容も多いので、発禁の憂き目に遭いかけているようですが、部分削除などを経て出版にこぎつけたようです。しかし、世界には多くの特殊部隊が存在しますが、ノンフィクションで読めるのは大抵イギリス SAS かイスラエルモサドものです。フィクションでは多く登場するアメリカ海軍の SEAL をはじめとして、アメリカの特殊部隊のノンフィクションはまずお目にかかれません。やはり、アメリカは少しでも国益に反するものは厳しく統制しているものと思われます。いずれにせよ、SAS の内情を書いた本は多くありますが、現時点でこの本に勝るものはないでしょう。
本当に読みたかった本
とりあえず、クソ面白くて一気に上下巻読んでしまった。 本書は著者の幼少、陸軍入隊からSAS入隊、SASでの試練や事件などの途中までを綴ったノンフィクションである。 陸軍のころは銃を撃つ単純な喜びから、SAS隊員になり人の命を守るために銃を撃つという心変わりなども読んでいくうちにわかる。 今まで色々なミステリー小説を数十冊読んできたけど、やはりノンフィクションならではのリアルな体験は、非日常ながらも読む人に興奮を与えてくれる。 ブラヴォー・ツー・ゼロの後に書かれた本だが、時の流れ的にはこっちが先なのでまだの人はこちらから読むことをお勧めする。
元祖 「特殊部隊」
 「どうやったら入隊できるのか」「どんな隊員達がいるのか」「普段は何をしてすごしているのか」などなど、SASに対する素朴な疑問が解消された気がします。  著者が入隊のための選抜訓練(志望者はここでふるいにかけられる)に臨むくだりなど、決して些細なことでも妥協しない部隊の姿勢そのものがにじみ出ていて、改めてSASの底力というものをみせつけられた気分です。  そしてSAS、ほんとうにいろんなことをやっています、隊員達は本当にいろんなことができます、しかも相当高いレベルです、半端じゃない、凄い。  とはいっても、決してみんなパーフェクトなジェイムス・ボンドの集まりではないところがとても面白おかしく描かれています、各隊員の平素の人物像についてのくだりを読むと、けっこういろんな人がいて‥ま、でも、仕事になればまた別なんですけどね。  構成としては、著者の「少年時代から陸軍入隊、そしてSASに入隊を許され湾岸戦争に至るまで」の回想録で、ハリウッド映画ばりの冒険活劇では決してないのですが、このようなハイレベルな部隊に身を置いていた著者の言葉一つ一つに含蓄があり、説得力があります、また、SASの部隊そのものについての知識のみならず、イギリスにおける低所得者層の日常生活(筆者はスラム街のようなところで少年時代をすごした、いうなれば不良少年)や、80年代のイギリスの若者のライフスタイル、文化・風俗を覗き見ることができ、たいへん興味深いものです。      
ヤンキーコゾウども、読め!
筆者は家庭環境からか、グレて幼い頃から盗みなど犯罪行為を繰り返していた不良だった。 しかし、警察に逮捕されたことをきっかけにして、このままじゃダメだと思って軍隊に入る。 軍隊で努力して才能を発揮し始め、そして選抜試験を受けて特殊部隊に入った。 要約するとそういう感じです。 努力の大切さというものを教えられました。 この本によると、撃ちまくるというのは良くないことなんだって。 弾がすぐ無くなるし、当たらない。 SASの対テロ部隊の訓練は全て実弾で行われている。 自衛隊の対テロ部隊ようにレーザーが出るモデルガンで人形を打つというようなクダラネえ戦争ごっこなどしない。 ここらへんは一流だなぁと感じだ。
不向き
専門用語をもう少し、分かりやすくしていれば……というのは初心者だからなのだろうか、仮にそうしたなら上中下巻販売になったのは確実。 それほど覚えることが多い。SASのすごさというのはそこからでも伝わってくる。 ただイギリス人らしいジョークが非常に良いバランスを生んでいる。 面白おかしい日常から非現実とも思える戦闘の日々とのギャップが、より本書に引き込む魅力となっている。 上下巻を読んで情景が思い浮かばない。というのは正直な感想。おそらく、日本人は戦争というものをTVでしか見たことが無いから。というのは一因だと思う。 ただ純粋にミリタリーマニアだという方以外には難しいかと……

猫次郎が教える借金にケリをつける法―借りたカネで死ぬことなんかない! (サンマーク文庫)

[ 文庫 ]
猫次郎が教える借金にケリをつける法―借りたカネで死ぬことなんかない! (サンマーク文庫)

・吉田 猫次郎
【サンマーク出版】
発売日: 2005-09
参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
猫次郎が教える借金にケリをつける法―借りたカネで死ぬことなんかない! (サンマーク文庫)
吉田 猫次郎
カスタマー平均評価:  5
久しぶりに「これは良い!!」と思った本
具体的、詳細、それでいて判りやすい。
今現在借金に悩んでいない人も、事業主・経営者以外の人も、一読の価値は十分にある。

多重債務者の役に立ちたい、これだけは知識として蓄えて戦って欲しい!という著者の圧倒的な信念と、温かい思いやりや愛情が終始根底に感じられる。

実にお薦めの一冊です。


首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)

[ 新書 ]
首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)

・竹中 治堅
【中央公論新社】
発売日: 2006-05-24
参考価格: 882 円(税込)
販売価格: 882 円(税込)
首相支配-日本政治の変貌 (中公新書)
竹中 治堅
カスタマー平均評価:  5
小泉政権を分析する読みやすくためになる良書
 なぜ、あれほど強権発動できたのか、小泉政権の強さの秘密を分かりやすく、おもしろく書かれた、素人でも読める良書です。  著者のあとがきでも書かれているとおり、とにかく、読みやすく、小泉政権の本質的な分析がなされています。  小泉政権が長期政権となった理由として、選挙制度の変更による総理総裁の権限の強化、小泉首相による派閥操縦、対立軸の作成があげられています。  ぜひ、一読してほしい良書です。
細川がつき橋龍がこねし天下餅 すはりしままに食ふは小泉
「織田がつき羽柴がこねし天下餅 すはりしままに食ふは徳川」という狂歌があるが、その内容の歴史的事実に対する当否は別として、本書は、記憶に新しい小泉元総理がその総理の権力を見せ付けた小泉劇場の準備が、総理総裁の権力行使を可能とした選挙制度改正(小選挙区比例代表並立制)・中央省庁の再編(大蔵省改革、官邸機能の強化)の諸制度の改革の上で可能であったことを実証する書といえる。   安倍・福田政権は、この「首相支配」・総理の権力の使い手になる要件である、「次の選挙の顔」・世論の支持を欠けると与党内で看做され、個々の議員に「再選の障害・議員生命の危機」を感じさせたことが、政権崩壊・投げ出し要因と考えると本書の延長上で理解可能だ。  著者の竹中治堅の手法は、豊富な公開資料により政権内部とその周辺の動きを追いながら、制度改正の効果を測定する。  橋本政権によって準備された財政と金融の分離が、麻生政権によって逆コースを歩もうとしているかに見える。これが、総理の権力の弱体化への序章となるものか注目される。
願わくば2001年体制がきちんと機能しますように
私が20代を過ごした1990年代というのは、戦後日本の政治が最も混迷した時代だったのだろうと思います。 バブルの崩壊という未曾有の経済危機おいて、首相はめまぐるしく変わり、自民党は政権の座から滑り落ちたかと思えば社会党の党首を戴いて復活したり、雨後の筍のように新党が結成されては消えて行ったり―。 それに対してテレビを始めとするメディアはこぞって政治家の無能さを強調かつ嘲笑していましたが、若者の政治離れを嘆く声も、その当のメディア側から聞こえてくるーという有様でした。  そういった、どちらかと言えば不愉快な時代の政変について、ここまで詳細でわかりやすい分析を行った、私とまったく同世代の竹中氏には実に頭が下がる思いです。 こういう人がいるのですねえ。 氏はこの本の中で、日本の政治における首相の権限が強まった新たな“2001年体制”を、細川・橋本時代においてまかれた種が、小泉時代において花開いたものであると、分析しています。 55年体制下においては、首相の責任の所在と権力の所在が一致しなかったのが、2001年体制はそれが非常にすっきりわかりやすくなったーと。 その詳細は本書を読んでいただければわかりますが、その2001年体制、この本が世に出てから2年が経過した今、果たして本当にうまく機能しているのでしょうか。 非常に足腰の弱かった安倍政権、なんとなく55年体制の名残のような福田政権―。 それ以上に、私は本書を読んで、当の竹中氏自身、はたしてこの新しい体制にも、本当に諸手をあげて賛成しているのだろうかーという感じもしました。 “日本の民主主義の質も深化を遂げたのである”という一文があるだけで、それ以上期待を抱かせるような書き方をしていないのは慎重さのなせる業なのか、それともこれまでとまったく違った体制のあり方に漠然とした(私自身もそうなのですが)不安を感じているのではないか、ともとれます。 これは私のまったくの印象なのですがー。  いずれにせよ、今後この本は、この時代の日本政治史を考察する上でスタンダードな一冊になるのではないでしょうか。 私と同世代、次の世代に属する方にも断然お薦めです。 
日本政治変貌の原因
 戦後の歴代内閣の中では,小泉政権のリーダーシップが際だって強いものとなっています。このリーダーシップの強さの源泉を小泉純一郎のキャラクターに帰するイメージがありますが,この本ではそれを否定し(一定の影響は当然ありますが),日本政治の構造が変化したことがその原因であると明示してくれています。そして,その変化とは,1990年代の政治改革による自民党総裁の権限強化と,中央省庁再編による内閣総理大臣の権限強化であると述べられています。  詳細は本に譲りますが,上記二点の指摘は的確で,論理的にも納得性が非常に高いです。また,細川内閣誕生から郵政解散までの政治過程を振り返る形で論述を進めてくれているので,ここ15年の政治を振り返る機会にもなり,一石二鳥の著作だと思います。おすすめです。  個人的に印象に残った点は,橋本龍太郎元首相は日本政治に良い置きみやげを残してくれた政治家なんだと認識が新たになった点です。橋本龍太郎がいなければ,現在の小泉純一郎は生まれなかったし,また,この先日本が機動的な国家運営をなすことはかなわなかったのではないかと思います。
55年体制から01年の新体制 そして05年体制の確立過程がわかる一冊
 政治史というは、戦後から1955年までの55年体制から60年以降の自民党による一党支配の体制を語られるのが一般的です。  自民党と社会党の対立構図が、戦後の政治の中心だったことを考えると頷けるところです。  しかし90年代から現代に至る政治は、まだ客観的に捉えにくい点、歴史として記されることは困難なことです。  しかしこの書では、1993年に始まる反自民勢力による細川政権の誕生から自社さ連立政権を経て、派閥の弱体化から総裁・首相の権力集中よる自民党の新しい権力基盤の構図が記されています。  新進党の結成と解散、橋本内閣と行政改革、民主党の結成や加藤の乱など、舞台の裏側の政治を興味深く見ることができます。  55年体制から01年体制へ。そして、05年体制の確立までの政治動向がよく分かります。

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 更新日 2009年7月8日(水)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク