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[ 文庫 ]
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スイング売買の心得 (PanRolling Library)
・リチャード・D・ワイコフ
【パンローリング】
発売日: 2008-12-12
参考価格: 680 円(税込)
販売価格: 680 円(税込)
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・リチャード・D・ワイコフ
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カスタマー平均評価: 5
相場の心得は100年経っても変わらない 大恐慌時代に相場を手がけたワイコフ氏の心得が今も生き生きと伝わってくる
銘柄選びに時間を費やすよりも最も基本とする内容をじっくりと心に留めていただきたい
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[ 新書 ]
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人材マネジメント入門 日経文庫B76
・守島 基博
【日本経済新聞社】
発売日: 2004-02-14
参考価格: 872 円(税込)
販売価格: 872 円(税込)
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・守島 基博
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カスタマー平均評価: 3.5
本当に入門です。。。 人事の概略をサラっと書いただけの本当の入門の本。どちらかというと経営者よりの視点で書かれている。今後は非正規雇用の社員のマネジメントが人事の課題になることが伺われる内容。
人事部にお勤めなら 人事部にお勤めの方が理論武装するのによいのではないでしょうか。人事の現場にいない人間にとってはこの書物に出てくる専門用語が実感できず難しいと感じてしまいました。ハードな人材マネジメント論という印象。他の分野に応用できるような深さ、柔らかさ、豊かさには欠けるような気がします。
読みにくい 読み手にとっては消化不良をおこしそうなカタカナ文字が多く抽象的な概念の単語か続く。文章も練れてないのか読みづらいところ散見。著者や内外の専門家の研究からの引用も多いが、会社の現場での経験に基づくものはあまりない。内容としては新聞やNHKの特集や既発行のこの手の新書に書いてある内容に比べて、新たな発見というのは少なかったように感じる。
人事の実務家におすすめ 入門ということになっているが、人事関連の仕事に従事している方におすすめしたい。本の筆者はアメリカの当該分野でも認められている学者であり、その領域のトレンドや背景も取り入れつつ、日本企業の今後の人事管理はどうあるべきかについて基本的な考え方を提示している。ほとんど実務的なことは書かれておらず、評価・賃金といった各領域において、こんな考え方を踏まえて業務を行う/仕組みを作るべし、という記述になっている。今まで人事業務に携わったことがある人が、考え方を確認するのに最適だと思う。
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[ 新書 ]
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社会起業家―社会責任ビジネスの新しい潮流 (岩波新書)
・斎藤 槙
【岩波書店】
発売日: 2004-07
参考価格: 819 円(税込)
販売価格: 819 円(税込)
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・斎藤 槙
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カスタマー平均評価: 4
利益循環 社会起業とは何かを提起し、新たな起業の方向性を示唆している。利益が出ないと参入もなく、市場としては発展しないのでは、と感じた。
内容に古さは感じない 社会起業家について興味を持っている方はもとより
資本主義について疑問を抱いている方や
価値観の変化を感じている方にも訴えてくる内容だと思います
第一章、第二章とほぼ同一テーマである
「NPOのビジネス化(企業化)とビジネス(企業)の社会化」
は今読んでも古さを感じず、
特に日本ではまだまだこれからのビジネススタイルなんだと思いました
社会起業家支援についても紹介されてあり、
社会起業家を目指していたり興味をもっていたりする方には実用的だとも思います
ただ、刊行が2004年ということもあり停まっているwebサイトもあります
そのため☆を1つ減らしました
ですが、キーワードは多数得られると思いますので
そこから検索して社会起業家の現在を知る手がかりになる一冊ではないでしょうか
貴方は、今の世界に満足していますか? 貴方は、今の世界に満足していますか?
なんか今の世界、社会はおかしい、なんとかこの世界を変えたい、と思っている人は多いと思います。そんな人にこの本は、参考になります。元気のいい先駆者が紹介されています。この本を読んで「まずは、自分の周りでできること、自分がやって楽しいこと」から世界を良くしていきましょう。僕も行動します。
ちょっと古い まじめに作っているね。でも世の中はこの本が出たときよりも、どんどんすすでいるようで、ちょっと読んでいても、情報も分析も、"終わった”感じがするのは私だけでしょうか。筆者には、本書を越える最新版を書いてほしい。書いているのかな?
日本の事例もフォローしている。構成もよい。入門書として最適。 社会起業家という人がどういった人たちなのか?
主に人に焦点をあてて書いている本。
僕が社会起業が好きでいろいろ読んでみようと思うのは、そこに個人の環境や事業や、達成したい社会に対する強いこだわりを見るからです。
そこには非常に人間的な感触や共感があって、読んでいると気持ちよくなれるのです。
先行するUSの事例だけでなく、日本での事例にも非常に具体的なレベルで触れているので、最後まで興味をもって読みきれました。
前半で、NPOと企業の関係性とその変化を説明してくれて、後半で具体例を見せてくれるという構成も、とても良かったです。
社会起業に興味を持つ人の、一冊目としてとても良い本だと思います。この本に出てくるところから、自分の興味対象を掘り下げていくと、いいのではないでしょうか?
そのうち、こうしたコンセプトや取り組みが、大学の授業などにも採用されることになる気がします。
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[ 新書 ]
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コピー用紙の裏は使うな!―コスト削減の真実 (朝日新書 37)
・村井 哲之
【朝日新聞社】
発売日: 2007-03-13
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
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・村井 哲之
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カスタマー平均評価: 4.5
医療業界から一言 医療業界は厳格な統制経済と、業界の社会的アピールの稚拙さによって、深刻な麻痺状態に陥っています。
これを称して「医療崩壊」と言っておりますが、医療従事者(医者)は得てして原因は「官僚」や「社会」や「マスコミ」にありと人のせいにしています。
しかし、医療側そのものに原因が無いわけがありません。
かつて医療が「バブリー」だった時代の感覚のままで医療を行っている医療者はまさか、今やいないはずですが・・・
それがそうでもないのです。
医療業界においてコスト削減は正に喫緊の課題。
にもかかわらず、本書にあるような「間違ったコスト削減」を叫ぶ医療経営者や事務長がいまだにウジャウジャといるのです。
マーケットが無制限に拡大する業種も今や無いとは思いますが、医療業界はもっと自らの足下を確認するべきでしょう。
この本をプレゼントしてあげたくなるような医療従事者はいまだに沢山います。
裏紙を使いたがるバカに対して、殺意すら覚える私には・・・。 印刷をかけたら、また、裏紙で出てきた。。。
特に急いでいる時に限って。。。(そして全部、再印刷。)
・・・そんな想いを抱いているビジネスマンは多いのではないだろうか?
裏紙を好むのは、右も左も分からない新人社員や、本を読まないお局様。
そんな輩に限って、気が付くとプリンターの中身を「使えない裏紙」にすり替えている。
手間と時間をかけてまで。
会社の備品(プリンター)を傷めつけながら。
「自分には重要な提出物が発生しない輩」だ。またも。
裏紙を利用する費用は、差し替える人件費等のフルコストで一枚あたり50円にもなり、
カラーコピーよりハイコストになるにもかかわらず、それを理解する能力も無い。
(総合的に環境にも悪く、節約にもならない。)
・・・いつも「この世から消えて欲しい」、とまで発作的に思っていた。
この本の登場によって、そんな殺意を抱くこともなくなった。
書店で見かけるたびに手を合わせて感謝したくなる一冊。
タイトル勝負 決して嘘が書いてあるわけではなく、人によっては&職場によっては
役に立つケースもあると思います。ただ「一定の条件が満たされないので
あれば一見効果的なことでも意味がない」という内容が多く、題名の裏紙の
件も別に条件次第ではごくフツウに使用して構わないと思えました。
この本の売り上げという点では「タイトル勝ち」ですが(自分も踊ら
された一人ですからね)、内容としては「タイトル負け」という印象
でしたので残念です。
切実でない人にはちょっと…… 著書にいうようにコピー用紙の裏を使わないほうがもろもろ考慮してコスト削減になる場合も確かにある。しかし、だれでも心の中で突っ込みをいれたと思うが、やはり裏を使ったほうがコスト削減になるケースもあるわけで(あまりに当然の話だが(;'Д`A ```)。だから「裏を使うな」などというのは一方的な決め付けといわざるを得ない。本書はこういう傾向が強くて私はそこでつまずいてしまった。
コスト削減の話題で一冊もたせるというのはそもそも無理があるような気もした。具体例が延々と続き、途中でヤんなった。でも他の方の評価がかなり高いから、コスト削減が切実な課題となっている方なら、何かを汲み取れるのかもしれない。
本当のコスト削減とはどういうことか? コピー用紙の裏を使ってコピーするとどちらが現在必要な文面かわからなくなる。
即ち時間コストの浪費と言う意味のタイトルです。
企業は利益を上げる為に売上げを上げるかコストを最適化するしかない。
そこで著者はコスト削減はコストをかけずに行なう手っ取り早い方法と
説きます。
コスト削減できた経費の一部を給与として従業員に分配する
→従業員のやる気が出る
→売上げが上がる というサイクルになっていくということ
コピー用紙の例のように一般の会社がコスト削減と思っていながら誤った方法を
用いてそれによって却って時間や経済コストがかかっている場合があり、
それらの誤った事例を挙げています。
そういう風に陥らないために著者はP→D→C→A方式を勧めています
それは
コスト削減の計画を立てる(plan)
削減計画を実行(do)
実行の結果をチェック(check)
検証結果を基に改善を行なう(act)
著者のうまいコスト削減方法の事例を本文中に挙げていますのは、
このサイクルから生まれた好結果の事例です。
主な内容はこの要旨程度で、本文の大半は良いコスト削減、悪いコスト削減の
事例を用いてページ数を稼いでいます。
よって重要なポイントを掴む為に飛ばし読み、拾い読みされるのが効率よく
時間のコスト削減を実行できると思います。
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[ 新書 ]
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ねじれ脳の行動経済学 (日経プレミアシリーズ 41)
・古川 雅一
【日本経済新聞出版社】
発売日: 2009-04-09
参考価格: 893 円(税込)
販売価格: 893 円(税込)
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・古川 雅一
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カスタマー平均評価: 4.5
スラスラ読める行動経済学の入門書 「あなたなら、次のうち、どちらを選ぶだろうか?」という問題に答えると、
同じ問題に答えた人々の傾向や、その裏に隠された「感情」、時には、
その答えがいかに不合理なものであるか、が解き明かされる。
日常の一般的なエピソードをもとに、行動経済学が学べるすぐれた
入門書である。いままで読んだ同類の本の中でも、わかりやすさ、
おもしろさという点で、トップクラスだ。
残念なのは、その問題の大半が、海外の調査・実験をもとに
日本風にアレンジされたものであることだ。行動経済学そのものが
ある種の「輸入品」だからやむを得ない部分もあるが、
ぜひ、日本の若き経済学者には、日本独自の実験・研究を
もとに、新しい発見を紹介してほしい。
これまで出た類書の中では一番よかった。 行動経済学と銘打った本を何冊か読んだけど、この本は中でも一番面白いと思う。
扱われているトピックは、会社での出来事から日常生活まで。
豊富な具体例でスラスラ読めるようになってるし、行動経済学の概念は一通り抑えているので、この手の話題に不慣れな人は本書から入ってみるのが一番いいのではないか。
おすすめ。
ねじれ脳の行動経済学 (日経プレミアシリーズ 41)
ねじれた脳の結び目がほどける 自分の思考回路がこんがらがっていると思うことがある。転職先を探す時、仕事内容を重視だったハズが、給与や福利厚生に目を奪われ、A社よりB社、B社よりC社と見ている内に、いつの間にか、A社の方がC社より良く思えたりする。整合性の無い判断をしている。買い物や投資の際、損には敏感で得には鈍感になる、トータルの出費や利益が考えられなくなる。
自分の行動は、どこか間違っている気がする。合理的でない気がする。うすうす意識はしているけれど、どこがどうおかしいのか、自分では具体的に分からない。
そういう人間の判断や行動について、この本は、行動経済学の視点から解説している。読み進めてゆく内に、自分の脳の「ねじれ」を具体的に意識することが出来、思考回路のこんがらがった結び目がするするほどけて行くのが分かる。
より合理的に行動出来るようにアドバイスもある、意識することで自分の行動を改善出来ると思う。
本文中の例、「次の2つの内、どちらの方が起こり得ると思うだろうか?1、アメリカとロシアの全面核戦争 2、アメリカもロシアも核兵器を用いて相手を攻撃する意図はなかったが、イラク、リビア、イスラエル、パキスタンといった第三国の状況が引き金となって起こる全面核戦争。」私も思わず2!!だと思ったが、「複数の事象が起こる確率は、それぞれの事象が起こる確率の積だから、2の方が低い確率になる。」という解説には思わず、うなって納得してしまった。人間は、詳細なシナリオに惑わされてしまう。
知的な満足感も得られるし、生活にも役に立つ、一読する価値がある1冊。
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[ 新書 ]
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経済物理学の発見 (光文社新書)
・高安 秀樹
【光文社】
発売日: 2004-09-18
参考価格: 798 円(税込)
販売価格: 798 円(税込)
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・高安 秀樹
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カスタマー平均評価: 4
学問の広がりに期待を抱かせる一冊 為替市場や株式市場の動きをカオスやフラクタルといったいわゆる複雑系の理論で説明しようとするものです.市場の動きは人間の経済活動の結果であり,その個々の取引は個人の思惑と意志によってなされるのですが,このような人間的な活動もマクロ的に見ると物理現象と同じ振る舞いをするというのは非常に興味深いものでした.
この理論に基づくと,市場の将来が確定的に予測できるとのこと.すばらしいではありませんか,これで大金持ち,と思ったらちょっと甘い.確定的に予測はできますが,カオス的なので,初期値のちょっとした差によって結果は大きく変わるというオチです.
経済が専門の方からすると物足りないかもしれませんが,物理学やエンジニアリングの成果が思いもよらないところに応用できるという好例で,理系人間にとっては,学問の広がりを感じる非常に刺激的な本でした.
ちょっと強引な気が。。 私はこの本は直接読んでいません。東洋経済でこの本のさわりだけ紹介されていたのでその感想です。(本の直接のレビューではありません。)
筆者は現実の経済に対して正規分布以外の点について、’べき理論’を展開し、フラクタクルだともいっているが、それが何だというのでしょう?現行の経済学に関する公式やモデルは、正規分布の範囲内を前提として成立しています。したがって、正規分布を超えて発生している事象には、もはや前提はあてはまりません。そのくらいのことは、ある程度のビジネスマンであればわかっていると思います。問題は、そうやって発生した事象についてどのように対処していくかです。
私も投資をしていますが、フィスコの岡崎さんの本の方が、荒削りではありますが、積極的な姿勢だと思います。
21世紀の経済学がここにある 既存の経済学、特にマクロ経済学のモデルが現実の経済の動きを記述するのに
適切でない、上手くいかないという点は多くの人が感じるところですし、
昔から伝わる経済学者に対する種々のジョークにも表れています。
「経済物理学」とは、本書にもあるように物理学的な手法と概念を用いて、
データに基づき実証的に現実の経済現象に立ち向かう新しい科学分野です。
銀行のスケールフリーネットワーク構造の発見、所得とベキ分布、為替価格とカオス、
くりこみ理論とインフレ方程式など、経済現象に対して自然科学の分野からの知見を
数多く紹介しています。
まえがきにあるように、経済物理学は必然的に「これまで経済学を支えてきた理論のかなりの部分が
実証的な根拠の無い空論である」ことを示します。
この為、従来の経済学の畑にいる学者からは敵視されることもあるでしょうが、
データと実証という科学の王道を前にして、経済物理学の有効性に疑問の余地はありません。
経済を学ぶ人だけでなく、数学・物理学を学ぶ人、
そして金融商品に対する投資を行っている全ての人に推薦できます。
特に、通貨取引を行う人は必読でしょう。
LTCMの失敗 漠然と理論については、正しかったが、強欲にかられて運用面で逸脱したとの印象だった。この本で、ブラック・ショールズのオプションの公式により、市場の変動を単純な確率モデルで近似して捉えられるのは、、95パーセントの小さな部分だけであり、一番大きな変動の部分をすっぽり無視してしまっていることを知り、この印象がくつがえった。
投資家にもお勧めしたい一冊 著者は他にも複雑系などのアプローチの本をかいておられるが、基本的には説明上手。物理学の経済に対する位置づけがその歴史的経過(そのエピソード自体が大変面白い!!)と共にわかりやすく、かつ非常に興味深く描かれている。
この学問は未だとても若いが、経済に対する意味は大変重要だと思われる。小さな揺らぎが大きくランダムに全体に影響する様は資家にとっても大変参考になるのではないか?(揺らぎの範囲が標準偏差を大きく逸脱する点は特に)
最近日常に対して金融の影響はすさまじいものがあり、全ての人はその影響を逃れられない。よって、全ての人にお勧め。本書は経済の本ではないが凡百の投資本よりかえって参考になるかも。
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[ 新書 ]
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人事・総務担当者のためのメンタルヘルス読本 (ISL Paperbacks)
・鈴木 安名
【労働科学研究所出版部】
発売日: 2006-11
参考価格: 851 円(税込)
販売価格: 851 円(税込)
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・鈴木 安名
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カスタマー平均評価: 5
手元に置いて損はない 本書は始めから、刺激的な文字が並びます
「診断書が出て1ヶ月以上休職する社員(職員)は、全体1?2%
圧倒的多数の管理職にとって、部下のメンタルヘルス休職は
年賀はがきのクジに当たるようなもの
しかし、人事・総務担当者にとって、当たる確率は高く、
時には仕事のストレスともなります」(P3)
「役員クラスは関心がないか、あったフリはしても
『君に任せた』というわけですが、
例によって予算はほとんどつかない
そりゃそうですよね、会社は利益を追求する場であって、
リハビリセンターではないから。」(P4)
でも、言いっ放しというわけではありません
事実、本文では、数々の例を引きながら
具体的な対処方法を提示しています
特に参考になったのが、
うつ病の可能性がある業務上の6つのサインを語呂合わせした以下のもの
「ケチな飲み屋のサイン」として暗記してほしいと、著者は訴えています(P41)
け:欠勤
ち:遅刻・早退
な:泣き言をいう
の:能率の低下
み:ミス
や:辞めたいと言い出す
人事・総務の担当者だけでなく、経営者や管理者にとっても
手元に置いて損はない本だと思います
薄いですが、コンパクトに良くまとまっています
当事者の方にも 本書はタイトル通り、人事・総務担当者向けの本です。
そうではありますが、職場の管理職の方や、実際に病に苦しんでいる当事者の方
にもおすすめできる一冊です。
不幸にして発病し、休職などの治療リハビリ期間を過ごした後に職場復帰なさる
場合に、焦りと不安が病者を苛み、復帰への足かせになることは往々にしてあり
ます。企業側も当事者の復帰を望むからこそ、療養に専念することを最優先とし
ているということを当事者の方が知ることで、余計な気苦労を少なくできるので
はと考えます。
当事者の苦しみをできるだけ軽く、そして職場や企業の損失をできるだけ少なく。
著者はあとがきで「メンタルヘルスに詳しい人は、必ずもてはやされる」と述べ
ています。
読んでよかった 実際には弱々しい人も会社員として多く存在しますし、ずる賢いだけで病気にならない人も多い。
お局などは病気にならないので、こうした単純な例からも解説してもらえるともっと良かったです。
本はとてもいいです。
メンタルヘルスの良書 企業によって重要な問題となっているメンタルヘルスに関する本です。
著者は産業医としての立場から、事前にどのような予防策を講じ、発生した際にはどのような対処をすべきかをケースごとに詳しく解説しています。
なかなかの良書だと思います。
企業の人事労務、総務担当者のメンタルヘルス入門書 筆者は心療内科医であり、企業の産業医でもあり、そして労働科学研究所の主任研究員でもあるため、メンタルヘルスを多角的な視点で捉えられる医師である。そんな医師が、メンタルヘルスを経営の視点からわかりやすく解説し、実際に、企業内で、どのような対策を立て、ケースにどう対処すべきかを具体的に示している。
医師が執筆するメンタルヘルスの本は他にもあるが、企業経営を十分理解して、なおかつ企業の一担当者にも理解できる形で書かれたこの本は貴重である。特に、メンタルヘルス施策に多くの人とお金をかけられない企業の担当者は必見である。
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[ 新書 ]
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ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書)
・池田 信夫
【PHP研究所】
発売日: 2008-08-19
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
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・池田 信夫
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カスタマー平均評価: 4
インターネットとハイエク ハイエクに興味があって、読んでみました。
後半のインターネットとハイエク等の(著者の)言説については、非常に面白く読めました。
ただ、ハイエクを紹介するというよりは著者の持論を展開するのにハイエクを引用しているという事になるのでしょうか。
ハイエクって誰? 最近ハイエクという名前をよく耳にしますが、自由主義経済を主張した経済学者と
いうことぐらいしか知らず、どういう人なのかよくわかりません。
そこで、とりあえずどんな人かを知ろうと思ってこの本を読んでみました。
読んでみて思ったのはやっぱりよくわからないということでした。
どうもその人となりというか、具体的なイメージが浮かんできません。
とりあえず一般的なハイエクのイメージとしては、
強力な市場主義者で反社会主義者であり、
ケインズと論争を繰り広げ、当時は敗北してしまったが、
後にイギリスのサッチャー首相が彼の本を重用したり、
ノーベル経済学賞を受賞したりとハイエクは時代の主流となり、
その後のグローバル資本主義への流れに先鞭をつけた人という感じです。
ハイエクの思想の根底には不確実性というものがあり、将来の市場の
動向は予想できないため、政府が余計な介入をして市場を混乱させる
ことはやめて、市場の調整機能に任せるべきだと主張しているようです。
完全な知識に基づく完全な市場などありえないと説き、計画経済を否定し、
全てをコントロールできるという官僚の思い上がりを徹底的に批判します。
各個人が断片的な知識を持って行動すると、あたかも社会が一つの計画に
従うような現象を「社会的な心」として市場のメカニズムを捉えるのは
アダム・スミスと同様の考えのようです。
ハイエクはこのような知識の分業という、今日のネットワーク社会を予見
したような考えを提示しており、現代における知的所有権の問題などに
対しても参考になる部分が多いようです。
私の印象としては、ハイエクの思想はアダム・スミスの思想の現代的展開
という感じに思えますが、どうなのでしょうか。
この本では多数の学者や思想家の名前が出てき、多種多様な概念にも触れて
いますが、知らない人にはちょっとついていけないのではないかと思います。
文体は平易ですが内容はそんなにすんなりとは理解できませんでした。
たぶんこの本はハイエクについての入門書というよりは、ある程度の知識の
ある人が全体の中でのハイエクの位置づけを認識するための手がかりとなる
ような類の本ではないかと思いました。
元々この本はハイエクの本を紹介する目的で書き始めたものがどんどん内容
が膨らんでいったということのようですが、ハイエクの実像を掴むには紹介
されているハイエクの著書を読むか、他のハイエク解説本などを読むなり
する必要があるように思います。
著者の言うように、ハイエクの現代的意味を考えるための一助となる本なの
ではないかと思います。
資本主義経済の行き詰まり 資本主義経済の行き詰まりが懸念される昨今ではあるが、1930年代にこのような世界観を持っていたことは預言者のようだ。資本主義による利鞘の奪い合いは限界に近づき、それを管理する制度や構造の疲弊も現れている。ハイエクの思想は、主成分として日本、欧州、米国の経済状況の打破に役立つであろう。しかし主成分は同じでもその処方は大きく異なる。日本に必要なのは官民あわせた構造改革だろう。米国には、適切な規制が必要だろう。欧州では欧州統合に参加した個々の国家の役割分担と再統合が必要だろう。本書で引用されていた「よい壁はよい隣人を作る」という古いことわざがハイエクの思想のエッセンスであると考える。
経済学についてはわかった 面白かったが、ハイエクについてはそんなに深く理解できなかった。
どちらかというと著者の主張の方が強かった。
ハイエクを中心においているが、“経済学”全般に対する著者の意見が主役である。
ずるい。 本書の冒頭“はじめに”(の最後の方)に「本書の読者が、ひとりでもハイエクの本を読んでみようという気になれば、本書の役割は達成される」とある。
初っぱなから文句を躱すための逃げ口上ですかい。
ちんぷんかんぷんと言うほど難解な本ではなかったけど、経済学の基礎知識(マルクスとケインズの理論の区別がつくなど)が無いと、よく理解できない本である。だったら“はじめに”で、「この本を読むにはそれ相応の経済学の知識が必要である」旨、書いておいて欲しかったよ。
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[ 文庫 ]
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仕事の報酬とは何か (PHP文庫)
・田坂 広志
【PHP研究所】
発売日: 2008-07-01
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
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・田坂 広志
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カスタマー平均評価: 4.5
田坂氏の著書にしては大変具体的 仕事の報酬とは何でしょう?「給料や収入」と答えるなら、この本的にはアウトです。
田坂氏の考える仕事の報酬とは、能力・仕事・成長です。ここで共感できない場合は、今後とも給料を求めて苦役としての仕事をすることになるかもしれません。
1.能力:仕事をすることにより腕を磨くことができます。そのためには、良き師匠を見つけ、「狭き門」より入りましょう。
2.仕事:良い仕事をしたな。Good Job!. これが最高の報酬です。仕事で顧客に提供するのは、商品やソリューションではありません。仲間との「共同作品」と考えましょう。
3.成長:能力を身につけ、仕事を残すと、人間を高めることができます。そして最終的にはマネージャ・経営者を引き受け、部下の人間集団の心と対峙するのです。
この3つの報酬を得て生涯を終えるとき、後ろを振り返りましょう。そこに見える何かが、決して失われることのない最高の報酬となると主張しています。涙が出そうです。
何が見えるのでしょうか。答えは本を読んでください。
心に響きます 「なぜ、そんなに一生懸命、働いてくれるのか?」
この問いに、社員は、どう答えてくれるのであろう。どきどきする。
自分は、社員に対して人生にとって大切な報酬を与えているだろうか?
目に見えない報酬を与えられているだろうか?
彼らの大切な時間、大切な人生を、会社に投資してくれているのであるから、この答えに是非こう答えてほしい。
「ええこの会社では、大切なものが得られますから!」と。
こんな言葉が返ってくるような経営をしたい、と心に響きました。
独特な「書籍講話」で語りかけてきます この本は詩が書かれているのかと思うほど、大きな活字で短いセンテンスを連ねて書かれています。著者はそれを「書籍講話」スタイルと呼んでいます。確かに読んでみると、著者から読者へ、ひと言ひと言丁寧に語りかけています。「仕事の報酬」は、「結果として与えられる報酬」である「収入」や「地位」ではなく、「自ら求めて得るべき報酬」であり、それは「目に見えない報酬」であると。それは、「能力」、「仕事」、「成長」であると。その「講話」に引き込まれ、一時間もかからず一気に読み終えました。何か思うことがあるときに、何か大切なことを忘れてしまったときに、読み直してみたい本です。
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[ 新書 ]
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若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来 (光文社新書)
・城 繁幸
【光文社】
発売日: 2006-09-15
参考価格: 735 円(税込)
販売価格: 735 円(税込)
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・城 繁幸
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カスタマー平均評価: 4
成果主義批判の次は、年功序列批判ですか 「内側から見た富士通「成果主義」の崩壊」で成果主義のさまざまな問題点を指摘し、ベストセラーとなった著者の本である。本書の趣旨は、「年功序列を維持すること」が未だに日本企業には残っており、賃金や役職ポストの抑制のしわ寄せが若者にきており、これに我慢ならないと気付いた多くの若者が会社を辞めていくとの主張である。
確かにある意味もっともな指摘である。特に最近の日本ほど若者や持たざる者に厳しく、高齢者や金持ちに優しい国はないのかもしれない。例えば、景気対策だと言って、高速道路のETC割引や高額家電商品のエコポイント制度、車の買替え割引、太陽電池の余剰電力高額買取などなど、これら製品を作ることのできる大企業やそれを買うことのできる金持ちにこれほど肩入れする理屈があるのだろうか。
ただ、格差問題や非正規雇用の問題、名ばかり管理職問題、全ての原因の本質を年功序列に求めるのは少し無理がある。首尾一貫して年功序列にからめて様々な問題を論じているが、それほど単純なのかという気はする。成果主義批判の次は、年功序列批判ですか、と少し醒めた目でみてしまう。
年功序列制度を知る。 年功序列制度についての勉強になったという意味で読んでよかった。就活生として、日本企業の内側を知る際の参考になった。年功序列制度はもはや15年も前に崩壊しており、続けることには無理があるという主張も説得力があり納得できる。著者の熱い思いもかなり伝わってきた。
この本はかなりマクロ的な視点で書かれている。しかし筆者はある大企業で人事をしていたようだし、人事の知り合いなどもいるようだったが筆者の述べていることは所詮全体の一部にすぎないのではないかとも思う。筆者の経験から書かれていると思われ、だからそれを一般化して考えるのはどうなんだろうか。
なんとなく代表的な日本企業はこんな感じなんだろうなと理解させてくれる一冊。
日本の高度経済成長を支えた雇用体系の根幹が知れます。 戦後、世界第二位の経済大国までのし上がれた要因である、年功序列と終身雇用。
それらがバブル崩壊と共に崩れ去った今、多くの会社が生き残りをかけ成果主義へと切り替えている。
しかし、今まで保ってきた制度を急に変えることは不可能。昔のように、横並びで富を分け合うのが無理となっては、どこかの世代に犠牲を強いらなければならない。
誰に犠牲になってもらうか決めるのは、会社のトップや国が決めること。
そこを牛耳っているのは、もちろん中高年。
彼らは若者の未来より自分達の既得権益のために様々な法律を作り、若者の未来を奪っていく。
若者が声をあげようものなら、無数の富に飢えた中高年にレールから引きずりおろされ、はいあがれなくなる現状。
将来への期待もなくなり、かといって自ら主体的に生きてく術を知らないこの国の若者にとって、これから生き抜いていくのは至難の技。
これからの日本を背負っていく人々はほんとに永劫発展の未来を創っていけるのか??
この本から歴史を学び、同じ過ちを繰り返さない必要があります。
<この本のあらすじ>
第一章:日系企業の成長の軌跡
第二章:バブル入社組の今
第三章:ルールを作る側の若者潰し
第四章:年功序列が今の日系企業にもたらす問題
第五章:年功序列崩壊が企業にもたらすメリット
(派遣社員問題など)
第六章:レールを降りて自らの足で歩み始めた人々を紹介
本全体として、年功序列が崩壊したことでもたらされたことを中心に書かれています。
そのためこれからの日本がどのような魅力を持った社会になるのか筆者なりの考えが明確に書かれていないため、未来の日本に対する魅力が伝わってきません。
この本を読んで
・日本が経済大国になるまで支えた日本人という集団の持つ特性
・年功序列がもたらす、メリット・デメリット
の2点がとてもわかりやすく書かれており、この2点に関してとてもオススメの本です☆
日本の会社社会に納得 年功序列が崩れた
成果主義が広まった
ときいて久しい。
が、大手企業で30代の役員が登場とか、20代で取締役とかは、聞いたことがない。相変わらず経済雑誌とかに出てくるのは、おじいさんばかり。
へんだなあという漠然とした違和感が、この本ではっきりしました
年功序列は、レールからはずれた半分以上の人にはあてはまらなくなった
しかし会社の本質は年功序列のまま
成果主義は広まったが、年功序列を本質的に残したままなので、実質は、ふりかけ程度にすぎない
ということでした
すばらしい分析でした
う?ん 最後まで読めませんでした タイトルに惹かれ読み始めましたが、完読できませんでした。
世の中のシステムに対して怒ることは納得できますが、
システムに従っている人までバカにするような発言があり、
読むに耐えられませんでした。
私が受け取った感じでは、ワイドショー的な過激な発言で
注目されているだけと思います。
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