つまり暗黙知を共有するためには、相当のインセンティブとある種のボランティア精神が必要です。暗黙知を的確、公平に評価できなければインセンティブは不公平なものとなり、知識経営は簡単に崩壊します。現実の経営に関わる人間はもっとエゴイストなのではないでしょうか。 いつかは対峙したいコカコーラやGEに代表される「知識経営」を、有名な「SECIプロセス」と「知的資産」と「場」という3層で捉えた書籍。SECIは以下のような循環型のプロセスである。
・SECIプロセス(暗黙知(共同化)⇒形式知(表出化・結合化)⇒暗黙知(内面化))
革新的内容には違いないが、経営とはいかにあるべきかとか、ナレッジ・マネジメントはいかにあるべきかとか、いつも自問していないと、筆者の圧倒的な知識量に圧倒されているうちに本が終わってしまうと思う。いつか、もっと成長したらぜひ対峙したい一冊である。